ひとりごとをわざわざブログに書いてみる

 

わたしは人のブログを読むのが好きで その愛の対象が何であれ結構楽しく読んじゃう派の人間です。
愛の対象が誰であれっていうのはたとえばその対象になっている人のことを私自身が知らずとも「なんだかこのひと好きだな」と思わせてしまうような魔力があるからっていうことです。

ファンの人の惜しみない愛情をチラチラと覗き見できるブログが好きで。
ひどい時は書いている人本人も、そのひとの書いている人(愛の対象)についても全く知らないこともあるのだけれど愛の深さに触れ、ほっこりしあわせになるのです。そして沼が増える。…こわい。大好きな誰かのことを話しているその姿、美しすぎる…無条件で好きになっちゃう…。

 

わたしは好きな人がたくさんいるし、いいなと思うセンサーも常に張り巡らせているつもりだからすぐにそのセンサーにはいろんなひとやものが引っかかる。
それは音楽だけではなく、言葉だったり、色だったり、形だったり、様々だけれどそれらはいろいろな角度から元気づけてくれたり、励ましてくれたり、ハッとさせてくれたり、時には頭をズコーンと叩かれたときみたいに衝撃を与えてくれたり…と様々な要素を持ち合わせている。
センサーにひっかかるものが様々すぎてすきなものが増えすぎて、収拾がつかないことには慣れた。笑


こんなにすきなものに囲まれてしあわせだなぁ、と思うし生きるための活力をいろいろな方面に置いておくことって大事だなぁと思う。…言い過ぎでしょうか。「あー、そういえばあのバンドのCDの発売日来月だな。」「あの雑誌の連載読みたいから頑張ろ!」微力ではあるけれど好きな人のおやつをひとつ増やすくらいには貢献できたらいいなと思うし、何かしらで返したいなとも思うこともある。いいよね、楽しいよね。

 

「浅い」と言われたらそれまでだけれど人にとって「すき」のものさしはどんなものだったとしても良いのではないか?と思う能天気な人間なので大して気にならないし、「それわたしあんまり好きじゃない」と言われても「わざわざ好きじゃないといわなくてもいいのに」とは思うけれどそれで落ち込むこともなくなったし「別に私が好きだからいいのでは?」と思えるようになった。おめでたい脳みそでよかった~~~おかげで楽しいです。オタクって楽しい~~!!!!!!


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「こうじゃなきゃ」「こうしなきゃ」の呪縛にがんじがらめになっていた私は、3月に仕事を辞めてから読んで字のごとく迷走していた。迷走という語釈に私の写真をのっけてもいいのではないかと思うくらいには迷走していた。


なにかをやっていない自分がとてもみすぼらしく思って、誰かに何かを思われることを怖がり、自分の属する「居場所」がないことに気づき、毎日家で考え事をしている自分にもうなんなんだよ~~~~~この生活~~~~!ってなった。焦りって怖いもので、なにかをしなくちゃっていう呪縛も、「普通は」という言葉の呪いも全部怖いものだなと。

でも、ある日突然どうでもよくなったのです。「自分が持っているちっぽけなプライドはまず捨てるべし」なんとなくそんなことを思って今は堂々とニートです。
(いや、働けよ。笑)


学生の時に「ゆこちゃんはこうしなくちゃいけないという気持ちが前に出すぎている時がある。それをいつかこどもに押し付けて、レールを敷いてしまうことだけは絶対にしちゃいけないよ。」と言われたことがあってなんとなく腑に落ちたのも最近で、良くも悪くも歳を重ねたのだなぁと思った。

社会人になって受けた理不尽な対応にも、言動にも未だに納得はできないけれど「どうしてそうなったか」はなんとなくわかるようになってきた。
SUPER BEAVERの27の中に出てくる歌詞のように。「許せることが増えた 譲れはしないけど」そういうもんなんだな、と思った。

 

誰かの何かを許せる人でいたいな、と思った。譲れはしなくとも。「こうじゃなきゃいけない」を押し付ける人にもなりたくないから「あなたはどうしたいと思ったの」と
聞ける人でいたいと思った。自分がされたことをまた誰かにするような人にはならないでおこう、と思った。

 

そう思うことができた今があるのはいろいろな大好きな人のライブに行ってその人たち全員が違う言葉だとしても「自分が信じた道こそが正解だ」というような、そして「あなたの居場所はここにあるから」というような言葉をステージから、音とともに投げてくれたから、それを受け取ることができたからなんだなと思う。
それだけで 私のこの空白の4か月間には意味があったなぁ、と思う。

支えてくれる様々な人、音楽、もの、が周りにいてくれることってやっぱりしあわせ!いつもありがとうございます!!!!!!

 

何が書きたかったのかというと、「ライブは最高です!!!!!!ライブは生ものです!!!!!一緒に行きましょう、ほら夏が来るよ!!!!」「ブログは最高だ!!!!!これからも誰かへの愛をいっぱい叫んでいこうな!!!!!!!」っていうことでした。長々とひとりごとをつらつら。

 

あなたのブログ、ノート、読ませてください。←

Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 「Thanksgiving 25」@京セラドーム

Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 「Thanksgiving 25」@京セラドーム に行ってきました。ゆりちゃんとさくらちゃんが誘ってくれて3人で!ゆりちゃんチケット取ってくれてありがとう~~~~。会館ツアーは全滅しまくっていたので「未完」ぶりのミスチル。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとう~~~~。

ネタバレ回避を全力で勧めてくれた数人のお友達にも大感謝です。まっさらな状態で行ってよかった~~!この先にはセトリを含んだネタバレがあります。
参加される予定の方は、絶対に見てはいけません…まっさらな状態で行った方が100倍楽しい。でも超、最高だったから感想書かせて!

 

 

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始まる前に「何から始まるかな」談義をみんなで繰り返していたのだけれどさくらちゃんに「ふたりが好きな曲だよ」と言われ膨らむ妄想。

ゆりちゃんと「CENTER OF UNIVERSEで始まったらめっちゃ格好いいよなぁ」「あのアコギから始まるのエモすぎるな~~~~」「え、やばくない」「やばいな」って言い合っていたら
本当にCENTER OF UNIVERSEから始まったから死んだ。語彙力がないから死んだとしか言いようがないけれど死んだ。

蘇生に続く思春期に沢山救ってもらった曲10選にランクインするほど大好きな曲。最初はミディアムテンポで静かに始まっていくのに、1番終わりで加速していくあの展開がめちゃくちゃ格好良くて最初に聴いた時に「Mr.childrenって何者…」っておののいたのを思い出す。


OPの映像もとても美しかったなぁ。昔のアートワークや写真がちりばめられた映像から、ファンファーレのようにホーン隊の音が鳴り響く。
そこに加わっていくアコーディオンやヴァイオリンの音。ヒカリノアトリエが始まるときのあの空気感にとても似ていて心地よかった~。可愛らしくて愛おしくて物語の始まりのような、OPからのCENTER OF UNIVERSEです。…今思い出してもうわぁぁぁぁぁって感情がたかぶってしまう。

徐々に音数が増えていく様が、世界が開けていくようなそういう雰囲気を醸し出していて「全てはそう 僕の捉え方次第だ」っていう歌詞の後に歌詞通り「一気に加速していく」っていう演出が憎い…憎いよ!
自分の捉え方次第で世界は変わると気付いた瞬間、見えていた世界が色づいて加速していくあの感覚を音楽で表現するなんて本当に凄い。


「あぁ、世界は薔薇色。すべては捉え方次第だ。」あぁ、私このひとの捉え方好きだなぁって思った。あとね!!!!間奏のギターのリフめちゃんこ格好良いし、早口になるところ大好き…歌詞のこと言い出したらキリがないなぁ。

「僕こそが中心です」「あぁ 世界は素晴らしい」

決して、自分中心のお気楽な「僕こそが中心」ではなく「君の人生では君がいる場所が真ん中でしょう」と言ってくれている気がして大好き。
「僕こそが中心です」でキラッキラのスポットライトを浴びて花道の先のセンターステージで手をまっすぐに掲げる桜井さん神々しすぎてとりあえず崇めました…格好よすぎやしませんか。

 

「京セラドームこそが世界中のどこよりも幸せな場所で、こここそが中心だな」などと思っていたらキラーチューン大渋滞。

箒星 シーソーゲーム~勇敢な恋の歌~ youthful days

え、まだ序盤ですよね…?めっちゃゴリゴリにハッピーなキラーチューン固まっておりますが…!イントロが鳴るたびに湧く私たち。「え、大丈夫???もうライブ終わる????」攻めた曲たちに頭がボーっとしてくる。

……きっ、記憶をなくしている場合ではない!と慌てて頭をブンブン振ってとりあえずジャンプ!ミスチルの曲って、イントロ5秒で心を鷲掴みにされちゃうんだよなぁと改めて思った。
youthful daysで念願の乾杯ができたのが嬉しかったなぁ~!高校時代に友達とDVD見ながら画面に向かって乾杯していたあの頃の私、乾杯できましたよ!「かんぱぁ~い!!!!」ってめちゃくちゃうれしそうに手を掲げてくださる桜井さんと嬉しそうに乾杯するファンの皆さんのあの空気感めちゃくちゃ好き。そしてやっぱりミスチルのファンの皆さん可愛らしいよねぇ。みんな乾杯してたもん。笑

 

どの曲だっけ…歌いだしが桜井さんのアカペラっぽい始まり方で「え、まじで。やばくない。」って会場みんな思ったと思う。やばいです。(語彙力の欠如)序盤からぴょんぴょこ跳ねまくり走りまくりの桜井さん。しきりに「おおさかぁ~!!!」「後ろも~~~~!」って煽ってはりました。エネルギッシュ…。


「こんばんは~~~Mr.childrenです!」

何回聞いても、何回ライブに行っても「Mr.childrenって存在するんだ…会いに来ちゃってるんだ」と震える瞬間。

「大阪~~~元気~~~?暑くない~~??」

「暑い~~~!!!!!(正直すぎる関西人達」
「暑いよね…昨日のお客さん暑すぎて、元気なかったんだよ。だから今日は朝の5時から冷房を入れています!朝の5時から冷房入れてこの温度よ??すごいよねぇ。ひろいねぇ!」

お客さんの熱気で本当に暑くて、4曲で頭がボーっとするくらいだったのですが前日はもっと暑かったようでチームMr.childrenの皆様の配慮に感動。

「Thanksgiving 25というツアーを回るということでね、多分みんな相当期待してきてくれていると思うんです。
みんなは何を聴きたいかな?そして僕たちは何を歌いたいかな?って沢山悩んだんだけれどね…でもその期待をさらに上回るような、そんな曲たちを用意してきていますので!今日は長いよ~~~~!笑  

ここからとっても長いから、喉乾いたら水飲んで、水飲みすぎたらトイレ行って…って調整しながら楽しんでください。

次の曲は、絶対に歌いたかった曲です。欠かせない歌。みんなに歌いたかった曲です」

 

からのGIFTね~~~~~~待って~~~~泣いちゃう~~~~

未完のときに桜井さんが「みんなにプレゼントを選ぶみたいに曲を選んだ」って言っていたのを思い出してGIFTの歌いだしの「僕は探していた最高のGIFTを 君が喜んだ姿をイメージしながら」でブワァァって涙が…。ずるい…ずるすぎる…。喜んでいます、とても喜んでいます~~~(黙れ)

「僕の両手がそれを渡すとき ふと 謎が解けるといいな 受け取ってくれるかな」「君に似合う色を探して 優しい名前を付けたなら ほら一番綺麗な色 今君に贈るよ」

曲に込められた想いを想像するだけで嬉しくて頬は緩むし、音楽から伝わってくる「愛」がとてつもなく大きくて。語尾の優しさがそれをさらに助長していて なんて優しいんだろう、なんてあたたかいんだろう、と心がふわっとあたたまる。Mr.childrenから贈られる愛が溢れ出しちゃいそうで零れないように抱きしめたくなった。
この曲を一番に歌いたい、って思ってくださったことがめちゃくちゃうれしいよね。君がくれたGIFTって私たちはもらってばっかりなのに…。

「今君に贈るよ 気に入るかな?受け取ってよ」「君とだから探せたよ 僕の方こそありがとう」

ファンにとってこんなに素敵な言葉を選んで歌ってくださること以上に嬉しいことないよね~~~~~大好き~~~~~ありがとう~~~~~ってもうこの5曲でライブが終わってしまうのではないかと思わせるくらいの熱量。4人の気持ちがグっと伝わってくる。心が震える。

 

「次の曲も、みんなに向けて。」みたいな感じで始まった 君が好き え、私今日死ぬのかな?みんなに向けて、の曲が「君が好き」ってずるいな~~~~セトリの選び方が粋だよ~~~!(心の声ダダ漏れ

この曲に流れるふわっとした風が好きで、聴くたびにほんわかする。
この曲に出てくる描写に頷きながら共感している自分が登場して、歳を重ねたのだなぁと嬉しくなったり、Cメロの優しさにふわふわしたり。
不思議な色を持った曲だなぁと思った。「くたびれた自販機で二つ 缶コーヒーを買って」っていう歌詞がむちゃくちゃ好き。情景が浮かぶ、優しい君が好き。「月も濁る大阪の夜だ」って替え歌してくださったのうれしかった~!

 

「まだ序盤なんだけれど、僕たちはみんなの心にもっともっと入っていきたいから(近づいていきたいから?)センターステージでやらせてもらってもいいですか?」
「ちょっとバタバタするかもしれないけれど…ちょっと待っててね」

ちょっと待っててねの言い方優しい…何分でも待ちます…。

準備の間JENさんがマイクを持ってメンバーに駆け寄る。(これめっちゃかわいかった!)

「みなさんメンバーの声聞きたいでしょ~????」
田原さんとなかけーさんにマイクを向けるJENさん。向けられたふたりは困惑しつつも 「こんにちは~~」(か、かわいい!!!!!)
なかけー!とか呼んだことないのにめっちゃおっきい声で叫んでしまった…だってかわいかったんだもん…笑顔がチラっと見えるとやっぱり嬉しい。

JENさんのことをこしょばして「はい、ありがと。」みたいなことを言ってバトンタッチ。スキンシップ…かわいい。(語彙力の欠如)

ここでメンバー紹介があったのかな?ホールツアーを回っていたメンバーに「光のアトリエで虹の絵を描く」っていうバンド名をつけた。
Mr.children&○○ではない、この8人としての名前。「このメンバーで奏でるのが楽しかったんですよね。すごく好きでね。」っていう声が嬉々としていて良かった。
ヒカリノアトリエはその後にできたのだそう。完全に曲が先だと思っていた…。こうやってぽつりぽつりと語られる言葉から知ることも多いなぁ、と。

「喉が渇いた時のペットボトル。口さみしい時に口に入れるガムや飴のような。辛かったり苦しかったりしたときに聴くとちょっとだけ希望が持てるような、そんなポケットサイズの希望の歌を。」

ヒカリノアトリエ  アコーディオンのどこか懐かしい音色に心が躍る。口笛ちょうだい!って言われたけれど案の定吹けず吹いているふりで参加。壮大なわけではないからこそ心に寄り添ってくれるようなそういう優しさが染み渡ってきていいな、って。ミルクティーみたいだよね、ヒカリノアトリエって。8人がとっても楽しそうにいとおしそうに音楽を奏でる姿が印象的で素敵だなぁ~って思いました。

このあたりでスピッツのロビンソン(1サビ)の弾き語りがサプライズであったのかな?

「昨日スピッツ大阪城ホールミスチルの歌うたってくれたんだって。…だから…いや、歌うけど…歌うけどね。アンケートとか後で見たら
スピッツの曲が一番良かったって書く人がいるから嫌なんだよねぇ」と笑いながら歌ってくださいました。割れんばかりの拍手に照れ笑い。うろ覚えの歌詞もご愛嬌。

「…はいっ、もう忘れて!!!ここからはMr.childrenです!!!!!」

40代とは思えない可愛さ。どんな歌も桜井さんが歌えば、Mr.childrenになる。途中から「はいよー」って感じで入ってくる皆さんの適応能力も半端ない。プロってすごい。

「続いての曲は、僕らにとって4枚目のシングル。この曲も大切な曲です。」 との曲説が始まる。
初めてのドラマの主題歌に抜擢された、分岐点ともいえる曲だったとのこと。

「僕たちね、売れたかったんです。だから頼まれてもないのに勝手に"この曲はドラマ用"とかって作ってみたり、CMって15秒やそこらしか流れないから"15秒で心をグッとつかむようなキャッチーな曲"とかって作ってみたりしてね。なんで売れたかったかというと、ずっと音楽をやっていたかったからです。だから、嬉しかったなぁ」

桜井さんの言葉で私の知らなかった時代のMr.childrenが目の前にふっと現れて。「あのときはこんな風だったんだ」って、まるで居酒屋でお酒を酌み交わしながら思い出話をしているような、そんな雰囲気の中で一緒にその思い出を振り返られるのがとても嬉しかった。
今では知らない人はいないくらいのバンドになった彼らの、昔の少し微笑ましいエピソードにもほっこりしながら歩んできた日々を想像すると25年って凄いなと思うのでした。

CROSSROAD 

幼いながらに「おとなっぽい歌だなぁ」と思っていたのだけれど、今のミスチルが歌うCROSSROADの艶っぽさというか色っぽさがまた深みを増しているなぁと思いながら聴きました。イントロの心地よいメロディラインと、Aメロの裏で聴こえるギターのリフがちょっぴり切なくて好き。耳馴染みの良い軽やかな感じ。

innocent world Tomorrow never knows 

続いていく。…もう意味が分からない。このあたりで「え、もう終わる?」っていうフィナーレ感が凄すぎてついていけなくてひたすら圧倒されていたからあんまり覚えていません…不覚…イノセントワールドは桜井さんのい~つのひも~この~むねに~っていうゆっくりとした歌いだしから始まった気がする…このあたりで銀テープがパーンって飛んで「演出が、すごい。綺麗。」と語彙を失う。名曲が次々に飛び出してきて、嬉しかったなぁ。イノセントワールドのなんともいえない多幸感いいよねぇ~

「任せていい?」言い方~~~~!任せていい?ってなに~~~?任せられました~~~~~そして歌い終わった後「最高っ!」「すごいっ!」ってめっちゃくちゃほめてくださる…甘やかされている…とても甘やかされているけれど嬉しい…

 

「壮大な曲が続いてちょっとおなかいっぱいでしょう?」「このあたりでお口直しに。」

車の中でかくれてキスをしよう  …お口直しが贅沢!!!

思わず太字にするくらいびっくりした…。アコギで演ってたかな?え、お口直しって!そんな!って思いながら聴きました。なんて贅沢なんだ…

描かれている情景がなんて美しいんだろうってうっとりした。好きなだけじゃどうにもならないそういうもどかしさも無常の愛も感じるそんな曲で、月明かりで照らされたプールや街灯で少しだけ明るくなったあの景色が目に浮かんできて凄いなぁって思った。
言葉の一つひとつから感情が見えて読み取り方や切り取り方ではまた違った捉え方ができるのが凄いなぁ、ってじんわり染み込んでくる。

月灯りが似合う大人っぽい歌だなぁと思いながら呼吸を整えてじっくり聴き入りました。シンプルな照明が綺麗だったなぁ。

そして映像。コミカルな映像が流れ(口では説明しづらいのだけれどゆずっこのふたりが"ゆずみたいやな!"と口をそろえていた。シュールな通販番組みたいな。)思春期、恋、のフレーズが流れる映像の後にJENさんが通販番組で出てきたカツラをかぶって登場。似合う…!

そして「きゅんきゅんしてるか~~!?」の煽りからのJENさんボーカルの思春期の夏~君との恋が今も牧場に~

すっごくすっごくピースフルな雰囲気の中めちゃくちゃ盛り上がった。楽しい。煽りが楽しい。「歌えるもんなら歌ってみやがれ~」って言ってた。もう1回ちゃんと聴きたい。

そしてそのまま 抱きしめたい  流れがシュール。でも不思議とすっとその世界に入り込んで行った。抱きしめたいでスタンドマイク持って引き寄せるあの仕草が好き。名曲しかないなぁ~(しみじみ)

そしてAny 最近ずっと聴いていたので嬉しかった~♡Anyでぴょんぴょこ飛び跳ねてサビで軽やかになって華やかになる音に酔いしれ、ブラス隊の音が贅沢~~って楽しんでいたら桜井さんのアコギが鳴って。名もなき詩を…。え~~~~そんな始まり方ある~~~~?「この名もなき詩を~」って歌って一拍おいて鳴り響く拍手と共にイントロの音が入ってくるのめっちゃよかった。この曲もワンフレーズ歌った気がするなぁ~。お客さんの一体感が凄い!名もなき詩のギターソロのリフめっちゃ好き。田原さんニコニコだった。

高校生の時にミスチルのことを大好きな友達と「愛はきっと奪うでも与えるでもなくてただそこにあるものってすごいよね。」っていう話をしたことを思い出した。「愛」っていう大きなくくりだけれど、ただそこにあるものっていう表現によってそこらじゅうに愛おしいものってたくさんあるのかもしれない、って思った。足元をごらんよ~からが好き。転調も!

 

「旅のことを歌っています」という曲ふりから始まった1999年、夏、沖縄

シンプルな音の構成と桜井さんの声。歌詞ひとつひとつを噛みしめながら聴く。"そして世界一のお酒を見つけました それは必死で働いた後のお酒です"でグっとくるようになったのは大人になった証拠かも。間奏の部分で桜井さんの心情を吐露するような語りかけてくれるようなそんな声が聴こえる。

「7月6日大阪。今日は来てくれてどうもありがとう。25周年、気付いたら25年経っていました。デビューした時はこんな日が来るなんて思っていませんでした。」

「1999年、ノストラダムスの大予言で世界は滅亡すると言われていました。その時の僕は都合の良いように捉えていて好きなことだけやって音楽を作ってそれで世界が終わったらラッキーだな、なんて思っていました。でも2001年になっても、2002年になっても世界は滅亡しなかった。デビュー10周年のインタビューでどうですか?と聞かれても、そのときは若くてまだ素直じゃなかったから。どうせ今聞いている人たちもいつかは離れて行ってしまうんだろう、なんて思っていてただ1日1日を必死に生きているだけです。レコード会社が盛り上げているだけだなんて答えていました。」

「そこからあっという間に月日が流れて25周年。あの時すぐに離れて行ってしまうと思っていた僕らの音楽を聴いてくれる人、こうしてライブに足を運んでくれる人がこんなにもたくさんいるということを本当に幸せに思います。」

「それと同時にいつまで楽しく歌えるかなという気持ちになることもあります。同年代の友人が亡くなっていくこともある。だからこそ、今こうやって音楽を奏でられる時間が何より愛おしくて大切だと感じます。」

「10周年のあのころとはまた違った意味で、1日1日を。1つのフレーズを大切に大切に歌っていきたい。過ごしていきたいです。今日はどうもありがとう。」

と話してくださった後の「愛する人たちと 愛してくれた人たちと 世界一の酒を飲み交わしたのです」という歌詞が胸にずしんと沈み込んでくる。あぁ、ここまで歌詞のひとつひとつから愛が伝わってきて今までの気持ちが伝わってきて、幸せな気持ちになることがあるのだと。

Mr.childrenの音楽の旅にこうやって一緒に参加できていることをうれしく思い今までの日々に想いを馳せる。この街で歌いたい、おかえりと会いにこれるしあわせ。「そしてこの歌を君に聴かせたい」その一説がこのライブのすべてを象徴しているような気がしてなんてすさまじい曲なんだろうと心が揺さぶられた。「最後の曲が終わり 音が鳴り止んだ時 あぁ僕はそこで何を思ったのだろう」でスポットライトだけが当たるあの演出もめちゃくちゃ素敵だった…。「今だからこそ歌いたい」が詰まったセットリストなんだな、と唸った。やっぱりすごいな、すさまじいな。

 

すごい、良い終わり方だなぁ…なんてふと思っていたら

「まだ終わりませんよ~~~~~」まだあるの?!?!

 

「まだ歌っていい~~~?」「いいよ~!(軽い返事をする関西人)」
「あっ、ありがとう♡」ありがとうっ、ってこちらこそなんですが…!いちいち返しが可愛いよ~~~わ~ん!

「僕らはまだまだいろんな引き出し持っていますからねぇ!
次の曲は、ちょっといやらしい、卑猥なね…ことを歌っている曲で。なんでこんな歌詞を書いたのかこんな曲を書いたのか
全く分からないのだけれど。きっと…こんな風にね、…こんな風に暑い日に歌うために書いたのではないかと。」

みたいなことを桜井さんがおっしゃっていたのだけれど私は嬉しすぎて殆どそのMCを聴かずに「えーーーーーー歌うのーーーー嬉しいーーーーー」と叫ぶ。

隣で二人は「桜井さんが卑猥なってあそこまで言ってるのにヤッターって騒いでるからゆこちゃんめっちゃ変態の人みたいになってるからやめて」と思っていたらしい…ごめん。笑   

卑猥な、っていうワードだけで「この曲やん!!!!!」ってひとりでわたわたするくらいに好きな曲。いや、別に変態なわけではなく。
この曲のエビバディックラップユアーハンズっ♪が好きなのです。(必死か)


こんな風にひどく蒸し暑い日  画面の映像も極彩色で彩られてパリピ感満載。レーザーみたいな光もぐるぐる舞ってドームが光の海に。
サビ前の上がっていくメロディラインが好き。あとベース格好良すぎて「なかけーさん!!!!!」って叫ぶ。(迷惑なやつに変身)
楽しかったなぁ…。こんな風に~が楽しすぎて、このあたりの記憶がないけれどこのあとランニングハイ歌ってた。

そのあとは。誰かが憑依したかのようにさっきまでのニコニコした雰囲気は一変してダークな感じになる。あのガラっと変わるのもたまらないよね。最後のやりとりはライブバージョン。「それぞれが~♪」ってsunnyさんが歌って桜井さんとの掛け合いがあるバージョンでそれがもんのすごくかっこよかった…。
暗いドームを光が彩ってめちゃくちゃ綺麗だったのと、ダークサイドのMr,children格好いいな、おい、っていう記憶。

そしたらニシエヒガシエ。ええええええニシエヒガシエまで歌っちゃうの~~~~~~!!!!!!!イントロでテンションがMAXまでぶちあがる曲第一位!
イントロの歪んだ田原さんのギターのリフ格好よすぎて悶えたうえに「田原様…」ってうずくまる。田原様とか呼んだことないけど格好良すぎて田原様…って拝んだ。レーザーが世界一似合う曲なのでは…。がんがんロックンロールをぶちかましてくれるミスチル、格好いい。サビ前のキメも格好いい。田原さんのギターのリフが全部格好いいな、っていう記憶が強い。

 

そして新曲。himawari。相反する歌だ、って言ってはったきがする。激しいけれど穏やか。みたいな。反対側にあるようなそういう感情を歌っているような
そんな歌だって言っていたような…。大好きな「少年」みたいな雰囲気の歌でした。歌詞はあんまり覚えていないけれど、バラードっていうよりは
Aメロの部分で葛藤しているような…そういうメロディー。CDで聴くの楽しみだなぁ。


足音~Be Strong~

ライブで映える曲だな、と思った。力強くて前向き。でも「後ろを向くな」と言われている気はしないから頼もしくて心強い。
わたしは舗装された道から一度外れたからこそ、だからこそ歌詞に力強さを感じるとともにこれでよかったんだと自分を肯定できた。
何度支えてもらったかなぁ。何度大丈夫って言ってもらったかなぁ。新しい靴を履いた時の世界が開けていくようなあの景色も、うまくいかないと不安になったときのあの景色も、この曲にはあって。さまざまなシーンで寄り添ってくれる。失敗「なんか」したっていい。って言ってくれる。
失敗「なんか」と言ってもらえる共感ほど、ほっとするものはなくてまだまだやれるんじゃないかと思わせてくれる。

「疲れて歩けないんなら立ち止まってしがみついていれば地球は回っていってきっといい方向へ僕らを運んでくれる」
「どんな人だって心折れそうな日はある もうだめだって思えてきても大丈夫 もっと強くなっていける」

靴ひもを結びなおして、またここから進んでいく。遠回りしたって、ちゃんと前を見据えて進んでいきたいってそう思わせてくれる。
彼らの音楽に私はいつだって救われる、いつだっていってこいって背中を押してもらう。これからもずっとついていきたいなぁって思った。

いい終わり方だなぁ、と少しさみしくなりながらも拍手をしていたらくるくると光りだす赤色の照明。まだ歌ってくれるの…?

 Dance Dance Dance まさかのーーーーー!!!田原様~曲!(笑)もう田原さんしか見ていなかった…めちゃくちゃクールに熱いギターを弾いてはるのどちゃくそかっこいいから…。なかけーさんのベースもゴリッゴリで渋い…。展開が全く読めなくて面白いし心踊りまくりです。まさにDance Dance Dance…この曲めっちゃ格好いいなぁ。相変わらず…。「…まだいける~?もっとちょうだい!」死ぬ。しあわせすぎて死ぬやつ。レーザーでギラッギラの中で「さぁ踊ろう 世界が終わるまで」あ~~~~~かっこいい!!!!!!!!!

everybody goes ~秩序のない現代にドロップキック~ 

だんだん不安になってくる。4人とも倒れないかな、と心配になるくらいてんこもり。でもそんな心配失礼なくらいどんどん熱量は増していく。てんこ盛りのセットリストに踊り狂う。
後ろの男の人たちテンションあがりすぎて「フッフー♪」パート熱唱してたのめっちゃかわいかった笑
イントロだけでぶちあがるし、途中のワイパーめっちゃ楽しい。最高。がんがん挙がる拳にテンションが上がる。照明が綺麗だったなぁ。
このあたりでJENさん、なかけーさん、田原さんが3人で目合わせて楽器鳴らしてたのめっちゃよかったなぁ。


ホーン隊の素敵な音色。「くーやーんだーってー」って聴こえて震える。
fanfare…まだうたってくれるの!???しかも大曲…。しょっぱなのギターのリフと絡んでいく楽器隊のリズムにぶちあがったあとの
桜井さんののびやかな歌声に拳が知らぬ間にあがる…。格好いいの塊…。途中桜井さんが歌詞とんだか、声がとんだか、でフワっていうかニヤッてしたのチャーミングだった。
ホーン隊とキーボードのやりとりがめちゃくちゃ美しくて、この曲を彩る要素全部が素敵だ~~~って泣きそうになった。

そして、「まだいける~?おいで~」ってエソラ この多幸感いっぱいのイントロ。2秒で泣いちゃう。しあわせすぎて泣いちゃうよ~。
みんなを包み込んでみんなをしあわせにしちゃう曲。すごい、エソラってすごい。カラフルな紙ふぶきの中歌う桜井さん。その姿が目に焼き付いて離れない。
なんて幸せな光景なの…。幸せってこういうことをいうんだ…って思うくらいみんなのはじける笑顔が素敵でこの曲の持つパワーを感じた。

「やがて音楽は鳴りやむと分かっていてそれでも僕らは今日を踊り続けてる」しあわせな時間はいつか終わってしまうのはみんなわかっていて。それでもその場でみんなで笑顔で踊り続ける。ひとつの歌を囲んで、それぞれに思いを馳せて。そういう色とりどりのしあわせが溢れていてまさに「魔法のフレーズ」なんだよね。
今夜のこの時間がどれほど素敵で、今後忘れがたい宝物になるんだろう…アー忘れたくないなぁ。ってそんなことをこの曲を聴くほどに思う。
雨さえも輝かせちゃうんだもん。最高か~!

「心さえ乾いていなければ どんな景色も宝石に変わる」
紙ふぶきといろとりどりの照明が本当に宝石みたいだったんだ~綺麗だったなぁ~。何回も、「もっといけるでしょ?」「もっともっとー!」「おいでー!」
って言ってくれたの~嬉しかった。おいでって言い方優しい…

なんかの曲で「任せたっ!」って任せられたのも嬉しかったな。任せてください~ってなった。笑

「ありがとうございました!Mr.childrenでしたー!」でいったん暗転。全員抜け殻になって頭を項垂れて「夢だったのか…」と思うくらいのボリューム感。


一度じゃ咀嚼できない多幸感。パフォーマンスひとつひとつの濃度が濃すぎてキャパシティオーバー。
こんなにしあわせなことあるのか…と思っていたら、すぐに overtureが。

そして大好きな蘇生!2ツアー続けて聴けるなんて嬉しすぎる。ぴょんぴょん飛び跳ねて、大好きなフレーズをしっかりと抱きしめる。


「昔の曲を中心にいろんな曲をやらせてもらいましたが、最後には昔でも未来でもない、ずっとずっと変わらないこの曲を歌います」

終わりなき旅
まだまだMr.childrenとの音楽の旅は続いていくのだ、と予感させてくれるような締め方。周りの方がエモくなって大声で歌うもんだから正直全くここのことを覚えていなくて笑 ちょっぴり惜しいけれど、みんないろんな思いをもってライブに参加しているだろうからそれは仕方ない…。
内心「桜井さんの声がききたい~~~」と思ってしまった…。色とりどりの照明も、映像もない。ただ、4人とバンドメンバーが音を鳴らすメインステージを地灯りのような白熱灯だけが照らす。その格好良さたるや…。

 

ライブハウスみたいだった。ドームなのに、その距離を感じさせない熱量。

艶やかで艶やかで美しくて色っぽくて。壊れそうに優しくて切なくて。絞り出すみたいに、声が枯れてきえてしまうくらいに、情熱的に、全身絵を使って奮い立たせるみたいに、力強くもあって優しくて。あぁ、どれだけ引き出しがあるんだろう。開けても開けても、まだまだ引き出しが見つかるような、そんな感覚でした。いろいろな側面が見えるたびにまた好きになる。あぁ、こんな歌声もこんな音色もあるんだって倒れそうになる。
このひとたちはどこまでいってしまうんだろう。どこまで格好よくなっていくんだろう。目が離せなくて、一瞬たりとも取りこぼしたくなかった。最後の最後が「終わりなき旅」ってかっこよすぎでしょう…まだまだ終わらない音楽の旅。つぎはどこにつれていってくれるんだろう?


「今日はどうもありがとう!!!!最高の夜になりました。明日からも頑張ってね」「それと…最後にこれだけ言わせて!みんな…最高!!!」

こちらこそありがとうございますだよ~~~っと泣きながら手を振り終演。最後の最後までものすごいエモーショナルでものすごい熱量のステージを見せつけられて身動き取れなかった…。見たことある、って思わせないあの新しさ。Mr,childrenはいつだって新しい。最新が一番格好いいってやっぱりすごい。

 

ベストならではのそうそうたるセットリストにおののきながらも、この名曲たちを色あせずにどんどん格好良くアレンジしていったり
進化していったりする姿がすさまじくて、この人たちはまだまだ後輩たちに自分たちの場所を譲る気はないな、と思ったりしました。それでいてほしい。ずっとそういうMr,childrenを見ていたい。

 

25周年おめでとうございます。そして、そのお祝いの場所に一緒にいられたこと一緒に振り返ることができたこと、未来を一緒に見据えて幸せな時間をすごせたこと、ほんとうに夢のような時間で…しあわせしかありませんでした。
言葉にすることができなくて不甲斐なくて、感じたことをちゃんと書き残しておきたいのに、私の中で咀嚼できていない部分もあってただただ圧倒されていた3時間半でした。

やっぱりまだまだ格好いい姿を見せてくれるんだな、って白旗。完全降伏です。まだまだ追いかけさせてください。そしていつまでたってもMr.childrenは私の青春でわたしのロックスターで、最高に格好いい人生の先輩です。

 


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あまりにもライブが楽しかったから思いのたけを綴ったら10000字超えてしまって、こんなにブログを書いたことがないから驚いています。笑
レポでもなんでもないただの日記みたいになってしまったけれどこれも思い出。
読んでくださった方がいらっしゃいましたら、ありがとう。笑
これからも、素敵な音楽の旅を共に。

 

緑色の彼に全面降伏した日のはなし

私はいわゆる「誰かの担当になったときのブログ」のような「王子様を見つけてしまった瞬間」の文章が好きだ。王子様に出会った瞬間のお姫様の表情が好きだ。表情は言葉から読み取ることができるものに限るけれど「好きな人に出会った」その一瞬までの出来事がドラマチックに紡がれていて、気持ちが増していく様子を感じ取るたびにドキドキしてなぜだか感情移入してときめいてしまう。あの煌めきが美しいな、といつも思う。

 私の王子様(……なんていえるようなキャラでは微塵もないのだけれど話の流れとしてはそうなるのでそういう表現にしてみました…)との出会いも書いておきましょうか。数年前に話は遡ります。この先有益な情報は何一つありません、しかしはじまりは一度なのでせっかくだからそんなはじまりの話を。出口のないNEVERLANDの入り口の話。

 

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「今度梅芸でシゲちゃんの舞台があるんやって。」「ふーん。どんな舞台?誰と共演するん?」「いや、一人舞台らしい。」「え?一人?ソロコンみたいな?…どんなんやろ」「気になるよな?行ってみーひん?シゲ応援しに行こ!応募しとくし。」

…………なんとなくめちゃくちゃ上から目線である。(ごめんなさいそういうつもりでは微塵もなかった。)

 

2008年、高校2年生の夏。大きな筆を持って文字を書くOP映像から始まった舞台。
自分で作ったであろうストーリーの中の役になりきり一人芝居をしていた彼が、そのあと落語の演目に挑戦していた。面白かったなと笑い転げた直後、一息つけば自分で編集したのか製作したのか…それすら考える余裕も前触れもなくめちゃくちゃ格好いいショートムービーが流れ始めるし、映像の美しさに圧倒されている間に ほんのりとあたたかな灯りに照らされたステージに立つ彼は詩を朗読していた。
ここで何が起こっているのか この後何が起こるのか。全く予想がつかなくて、気がついたときには全部 私の想像を超えていた。

 

17歳の私は3つしか歳が変わらないはずの目の前にいるアイドルに打ちのめされていた。

 

結局1曲も踊らなかったし歌わなかった。コンサートのような煌びやかさもくるくると色が虹色に変わる照明もアンプから聴こえる耳馴染みの良い音楽も団扇もコールアンドレスポンスも、そこにはなにひとつなかったのに確かに加藤さんはアイドルで でもひとりで舞台に立つ武士のようなその姿が凛としていて素敵だった。

 

かっこいいのか?かわいいのか?おもしろいのか?なんなんだ、こんなに一気にいろんな面を見せられたら混乱するじゃない。万華鏡のようにくるくる変化する「こんなのもあるよ」と差し出してくれる手を思わず掴んでしまった。なんなんだろう、すきのはじまりってこんなに突然なんだ、と頭を抱えた記憶がある。

 

梅田芸術劇場に連れて行ってくれた友達に感謝の気持ちでいっぱいになった私は公演終了後急いでパンフレットを買いに行った。

「あぁ、どうしよう好きな人が…できてしまった」「きっと私はこの人を追いかけたくなる」

 

もう9年も経つのにあの日の残像は今でも脳裏に焼き付いている。ふと梅田芸術劇場の前を通ると 前の先に座っていたお姉さんが「あのショートムービーだけでもなんとか映像化してほしいよね」と話していたことや、
さっきまで堂々としていたのにすこし照れくさそうに挨拶をする加藤さんの姿や「オレンジの花びら、じーんとしたよね。」と声をかけてくれた友達の声をぼんやりと思いだす。

 

月日は流れ 何年か経つと そろそろジャニーズは卒業かな?と自分の中で区切りをつけてラジオを毎週録音したり雑誌を買ったりするのは自然となくなっていったけれど、友達が1年に一度のコンサートに誘ってくれていたのでありがたいことに欠かさずコンサートに入ることもできていた。自分なりに曲を聴いて、テレビで音楽番組を見て、たまにコンサートに行って。ああ、こういうのも楽しいな。これくらいでいいか、と自分を納得させていた。

 

………でもね、加藤シゲアキさんはそんなことさせてくれなかったんですよ。笑

 

「お前、茶の間でいいのか。後悔しないんだな。俺たちはもっともっと進んでいくから。もっともっとすごい景色をみせるから。こんなところで立ち止まったりしないから。ここで離れたら絶対に後悔するぞ。でも………もう知らねえからな!!!バーカ!」

 

本人に言われたわけではもちろんない。直接言われたわけでもない。何かの雑誌で読んだわけでもない。むしろバカとか言わないと思う。すみません。私は彼らからはどうしても離れられず 加藤さんの言葉に(厳密に言うとそうではないけれど)自問自答を繰り返していた。…面倒な女である。サッサとどちらかにすればいいのに。答えは分かっているのに。

 

結論から言うとわたしは加藤さんに全面降伏しました。無理です、嫌いになんてなれません。

 

あんなにも自分を曝け出している人をわたしは見たことがなかった。何回だって失敗しても挑戦する姿も、自分にめちゃくちゃ厳しいところも他の人には優しいところも、努力を怠らないことも、驕らないところも。どん底を見たって諦めないところも、いつでも真っ直ぐなところも、ちょっと抜けていそうなところもちょこっと面倒くさいところも。マメなところも。周りをよく見ているところも。…それから愛おしそうにわたしたちのことを見てくれる横顔を、イヤモニを外して声を聴いてくれる笑顔を 私は知っている。数年前に恋に落ちたのも、ステージの上に立っている武士のような姿だった。真っ直ぐに前だけを見て涙を拭って血の滲むような努力をして命懸けでアイドルにこだわってアイドルを全うしてくれる姿に、恋に落ちたんだった…。あ、あと脳みそ。

 

こんなんやってみましたではその時に好きだと思ったものをやってみようと書くこと、と撮ること、あと挑戦してみたいことを中心に構成したと話されていた記憶がある。あの時から加藤さんはじぶんの「武器は何か」という問題に向き合い続けていたのかもしれない、とふと思う。閃光スクランブルの亜希子に加藤さんを重ねずにはいられなかったのもそういう「アイドルとしての葛藤」を見てきたからかな、なんて思った。

 

あの舞台で 私は加藤さんの脳内を覗き見させてもらった気がしてなぜだかドキドキと胸の高鳴りが止まらなかった。こんなことを考えていたのか、なるほどそういう考え方だったのか、ああこういう切り取り方をするんだな、素敵な言葉の紡ぎ方だな、と。私には加藤さんの全てを知り得ることなんてもちろん不可能で絶対に全てを「わかる」ことはできないのだけれど、それでも加藤さんの作り出すものや、紡ぐ言葉や、撮る写真などこちら側に投げてくれたクリエイティブな作品達はいつも私をときめかせてくれたし、これからもこの人の作るものを紡ぐ言葉をもっと見ていたいというシンプルな答えにたどり着いた。

 

そして NEVERLANDに行って「入口はあっても出口はないから」と言われた一言と、最後の最後まで力が0になるまですべての力を振りしぼって全身を使って歌うあの姿を見るともうだめだと観念した。あぁ、そうだったなぁ  9年前からもう私は加藤さんのいるその部屋のドアに鍵を差し込んでいたのだったなぁって。

 

「やりたいことが無限にある」ときっと口の端をあげてニヤリと言い放ったであろう加藤シゲアキの「やりたいこと」をすべて目に焼き付けたい。加藤さんがこちらに届けてくれようとするものすべてを受け止められるような大きなキャパシティと好きの気持ちで、応援していきたい。すき はたくさんあればあるほどたのしい。きっと、ね?

 

解けない魔法をかけ続けてくれる4人に、彼に全面降伏した日のお話おしまい。これからもっと加藤さんのすきなところを知ったり好きな気持ちが増えていくのがたのしみです。気持ち悪いことになってしまった。…まぁ、いいか。笑

タイムレスワールドツアー終演

 

いや、いつの話って言わないで。下書きに残っていたのでこのときの想いを成仏させるためにも、DVDのフラゲ日。発売日前日にこのブログを書き上げようと思います。

2016年のコブクロのツアーは「TIMELESS WORLD」 というツアーでした。
10年前に出たアルバム「NAMELESS WORLD」の続編とも言えるこのツアー。ツアータイトルを見たとき「どういうコンセプトとどういう曲のもって行き方をするんだろう」とワクワクしたのがつい昨日のことに思いますね・・・。
「桜と未来の間は今と未来を繋ぐものでつなぐのでは?」とか「Pierrot歌わへんかなぁ」「そしてまた恋をする歌わへんかなあ」とか。
いろいろ予想していたのに、やっぱり今回も予想をはるかに超えてきた。流石やなぁ、いつまで経っても適わへんなぁ、と関西弁になるくらいは圧巻でした。あっぱれ。
もうツイッターなんかで語り尽くしてきたのだけれど、やっぱりブログにも少しは残しておこうかなぁと思って書いています。
あぁ、楽しかったね。TIMELESS WORLDツアー!小渕さんもおっしゃっていたけれど、私にとっても大好きで大切なツアーの一つになりました。

 

〇セトリの半数がNAMELESS WORLDの曲

これは予想を遥かに超える曲数だったなぁ。あえてTWにいれた新曲たち(トワイライトなど)を歌わず、NWとの繋がりをより鮮明に映し出すためにNWの曲をたっぷり演奏してくれたことが嬉しかった。NWツアーで2曲目に歌われていた「六等星」が今回のツアーでも2曲目に演奏されていて、照明のあちらこちらに。初めのSEに。NAMELESS WORLDのオマージュやん!あれも!これも!とハッとさせられる演出が多くて参った。

 

〇試行錯誤の上にあるツアー

陽だまり・奇跡とセンターステージが続いたからこそお客さんの「物理的な距離感」が鈍っていることもあってエンドステージになってどんな演出をするのだろう・・・と思っていたのですが、ステージ上で炎がブワーーーーーって燃えてアッと驚かせたり、京セラではあの広さを逆手にとってレーザーをがんがん使う演出をしたり。「魅せる」演出が多かったのがとっても面白かったなぁ~~~。アリーナ・会館・ドームとそれぞれの良いところを活かし、120%自分たちの曲の良さを伝えるって難しいのにそれをうまいこと裏切られたな、と。(誰目線)

 

個人的には、Flag、同じ窓から見てた空をちいさなセンターステージで歌うところがなんともふたりらしいというか。「目が合う距離感でも伝えたい」「後ろの人、近くなったね!」「ストリートをしていた頃はこうやって360°ぐるりを囲んでもらって歌っていたんです。本物のストリートみたい」と笑うふたりが、「らしい」なぁって誇らしくなりました。
前の人も、後ろの人も。置いてけぼりにしないように。ふたりの想いが伝わってくるような、そんな気がして嬉しかったなぁ。
どの席に座っていても楽しめる、って実際は難しいのだろうけれど今回のツアーは座る席によっても感じ方が違って、また面白かった!一番後ろから見る、照明の美しさったら!

レーザーはアイドルのコンサートかと思ったけれど(笑)あれはあれで、めっちゃ綺麗だった。常に進化しているのですね。

〇めっちゃうたうまい

〇めっちゃMCおもろい

 

…だんだん適当になってきている、って言わないで。(笑)

個人的に「やぁぁぁっと聴けたーーーー!!!!!」と嬉しかったのはNOTEとラバサでした。SPLASH大好きマンも嬉しかった~~~サマレもいいけどSPLASHだいすき~~~~!!シュシュ~~!!

サイ(レ)ンもぶちあがったし、てぃあれすのどエロい小渕さんにもにやにやしまし…あ、考察的なブログにしたかったのにただただ欲望のままに叫んでいるだけになってきた…。元のテンションに戻りますね。

 

2015年の「奇跡」ツアーで、小渕さんが「空の上で抱きしめあえる」という言葉を紡いでくださったことが一番心に残っていて、”どんな空でも”を聴くなんとなくこの言葉を思い出すようになった。空の上で抱きしめあえるというのは曲を通していつだって僕たちは会うことができるという意味だと私は捉えていて、小渕さんがそういう風に曲を生み出しては私たちに届けようとしてくださっているのだ…と嬉しかった。

 

2016年のツアーでは「STAGEという歌を歌うためにこのツアーを回ってきている気がする」という言葉に嬉しくなった。毎回違う形で伝えてくれることばはいつだって力強くて頼もしかった。


「みんなと話をしたことはないけれど、でもみんながどんなことを思っているのかどんなことを不安に思っているのかなんとなくわかるんです。
みんなが僕らのステージ。みんながいてくれなければ僕たちのステージはありません。」

 

「みんなにとってのステージは人生そのもの。そのステージを作る柱のひとつひとつが僕らの歌でありたいしボルトやネジのひとつひとつになりたい。他の人や、他のものじゃ埋められない部分を埋めたいんです。」

 

「大事な子どもたちをこれからも魂込めてずっと歌い続けたい。
なかなか完璧に歌わせてくれない子もいるんですけれど、それでも全部大事。
柱は支えるもの。お客さんを支えるものがコブクロの歌であってほしいし、僕らにとってはみんながここにいてくれることが
何よりの支え。もっともっと遠くに響かせてくれ、と言わんばかりにここで待っていてくれてとびきり素敵なステージを作ってくれる」

 

「10年後はどんなところで歌っているだろう?ドーム?ライブハウス?路上?どこだっていい。お客さんがいてくれたら
どこへだって僕たちは歌いに行きます。未来を、これからをずっと応援してほしいなと思います。」

 

「初めはフラットだった。アスファルトが僕たちのステージ。ちょっと目線が高くなって、目が合わないなあなんて試行錯誤していた18年前。いつもステージを作っていてくれるのはみんなです。
4本の柱でこのステージは支えられています。だからこのSTAGEという曲は4つのコードしか使っていません。
同じ方向をみんなで向いて、歩いて行っている。そんな今の感謝の気持ちを込めて作った曲です。」

初めてアルバムを聴いたとき、SUNRISEで始まってSTAGEで終わる。そんなライブの様子が想像できた。
STAGEは間違いなくふたりが今まで歩んできた軌跡であり道のりでありこれから続いていくであろうそんな歌。そして何より、おこがましくも「私たちに向けて歌ってくれたラブソング」なんだなと初めて聴いた時に思った。

ライブでは「柱」という言葉に変えて私たちを大切だ、と言ってくれた。嬉しかったなぁ、何よりもうれしかった。

私たちの方がふたりの歌にたくさん救われているのに。支えてもらっているのに。そうやって言ってくれると勝手に相思相愛だなぁ、愛されているなぁと嬉しくなってしまう。
そして「歌う」と決めた人の言葉はずっしりと重たくて、その覚悟はとても大きくて、迷いも葛藤もそういうものは何もなくてただひたすらに「前に進む」大好きな人たちの姿が眩しくて、好きだなぁと思った。

ふたりと一緒にタイムマシンに乗って振り返った10年間。あの曲にもこの曲にも、思い出がいっぱい詰まっていて曲を聴くだけでそのときのことをふんわりと思い出す。ふたりに出会えたことも、こうやってライブに行くことができたこともとてもとても幸せで特別なことだな、と思います。

 

2017年のツアーは「心」というタイトルで回るそうです。

「心」それはふたりがずーっとずーっと歌いつづけてきた「核心」ともいえるキーワードなんじゃないかな、と思う。それぞれの「心」をいつも肯定してくれる二人だからこそ歌える歌。どんなセットリストでどんなふうな演出をして、全国を旅するツアーになるのだろう。
今からワクワクして、ドキドキして、楽しみで仕方ありません。

2人に会えるのも、全国各地で大好きな人たちに再会できるのも、旅をすることができるのも、楽しみだなぁ。
タイムレスワールドのDVD見終わったら、またゆっくりかけたらいいな。

 

成仏おしまい。

NEWS 「NEVERLAND」@広島グリーンアリーナ 

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NEWSの「NEVERLAND」tourに行ってきた。いつもの友達と。もう彼女たちと一緒にコンサートに行くのは何回目だろう?と数えてみたら、6ツアー目だった…。なんという感慨深さ。わたしはこの子たちとみるNEWSが好きだ。というかこの子達としか見たことないのだけれど、やっぱりどう考えても一緒に見るその景色がとても好きだ。それだけの理由で毎年NEWSのツアーに行っていた…はずだったのに参加し終わった後まんまとファンクラブに入会し、ジャニーズウェブを登録しなおしている自分がいる。これはいわゆる出戻りというやつではなかろうか…。

だって…あんなに喉がちぎれそうなくらい。声がでなくなってしまいそうなくらい。全身を使って思いを込めて力を振り絞って、全身全霊歌う姿を見て「応援するのやーめた」「ついていくのやーめた」って思う人いるのかな?!?!…半ば逆ギレのテンションで会場を出てきた私は「あーーーー好き!!!!!」と広島グリーンアリーナの入り口で叫びそうになっていたのでした。

 

そんなこんなでNEVERLANDを振り返ってみようと思う。ただ、まったく記憶がない曲もたくさんあるのでこれは個人的な感想、というレベルに留まります。語彙力もなけりゃ記憶力もない。

※以下ネタバレがあります。

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sumika[camp session]Live Journey 2017 -Ensemble-@Osaka

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sumika ビルボード公演(大阪)に行ってきました。

憧れのビルボード、ちょっと大人の贅沢ができる場所ビルボード。sumikaが夢をまたひとつ叶えてくれた\(^^)/♡

個人的に1年前に【camp session】形態のライブを見たことが「はじまり」だったので1周年のお祝いのような私にとって特別なライブになりました。そういう思い入れってありますよね。…ね!

健太さんが知らない曲があってもいいよ、って言ってくれたあの日。1年後私はすべての曲にイントロでわぁって喜べるようになっていて。違う楽しみ方ができるしあわせを噛みしめました。知らない曲のすきなところを見つけるというぜいたくな楽しみ方を教えてくれたキャンプセッション。わたしにとって特別で格別なのです。また聴けるなんて夢みたいだよ!

前の記事もよかったらどうぞ。

yyy6996.hatenablog.com

オリジナルカクテルなるものも登場して1部では荒井さんのオススメ、シャンディガフを。(めちゃくちゃピリっとしたジンジャー感)2部では泣いちゃいソーダというレモンスカッシュ風のソーダで乾杯。ネーミングセンスばっちり。全体を見渡せる席につくことができてDJさんのかけてくださる音楽を聴きながらドキドキしていたらsumika登場~~~

お洋服が…お洋服が恰好いいよ~~~~~。ALLSAINTSというブランドの衣装だそうで今回のイベントはALLSAINTSとのコラボで開催できたとの紹介がありました。片岡さんは人生初レザージャケット!ってはしゃいでおられました。個人的にじゅんちゃんのシャツが好きだったなぁ。ああいうの着たい。襟のところの空き具合がすき。

メンバー一同客席との距離感に戸惑う姿。片岡さんの右手にはフォークが。お茶目かー!(笑)「ごちそうがあったらいただこうとおもってフォーク持ってきちゃったよ」とのことで。お皿ごと差し出したかったね!

 

知らない誰か

「おんなじテーブルにいる人がもしかしたら全く面識のない人かもしれない。でもこのライブが終わって会場を出るころには「あの曲良かったよね」「あんな話していたよね」って話ができるのって素敵だなと。知らない誰かが知らない誰かではなくなるような…そういうライブにしたいなって思うのでこの曲を。」という紹介から。

キャンプセッション形態の懐かしさが滲む知らない誰かのサウンドが好き。知らない誰かと酒を飲み、ってまさにそのまんまなんだよね。曲の世界と今自分がいる世界がばっちり重なってなんだかふふっと笑ってしまった。いい曲だ~。

Amber アンバーきたぁぁぁ嬉しい~~~~最初のイントロの階段のぼっていくみたいなフレーズがすてきでアコースティック形態になるとさらにその部分が引き立って好き。荒井さんのスネアの音も、おがりんのピアノも健太さんの声と混じってさらに素敵な音色になるんだよなぁ~

リフレイン 家族と過ごす時間ってどんどん減ってきているのだよなぁということを最近よく考えていたのでグッときた。

2部では、健太さんが順番を間違えているのは自分なのにじゅんちゃんに「え?アコギだよ~~」って言ったあと始まったら不協和音が。(笑)おがりんが「片岡さん…順番が…」って声かけづらそ~うに声をかけてセットリストを見返す健太さんのやっちまった顔。健太さんいわく「冤罪」だそうです。荒井さんも「いや、いうかどうか迷ったんだよね。やっぱそうだよね」とのこと。言いづらいよね。(笑)

「一番やっちゃだめだよね~~忘れないように忘れないようにって言ってんのにね~ごめんじゅんちゃん!」とうまい具合に仕切りなおしておりました。最後の手拍子のところ、後ろで聴こえるピアノの音が心地よくてあったかくてぽかぽかしたなぁ~。みんな楽しそうに嬉しそうに演奏しているのがよかった。

このあたりでキャンプセッションの説明があった。

キャンプファイヤーのようにみんなで音楽という名の火を囲んで語り合う。会社でこんなことあってさ、こんなこと失敗してさって日常のことを語り合いながら…そんな距離感の中でライブがしたくてこういう形態をとっています。と。

去年は、TORCH。たいまつ、小さな灯りっていうツアーのタイトルで、今回はアンサンブル。みんなでうたうこと、みんなでおとをかさねること。そういう思いが詰まっている音楽の旅なんだなぁ、って。Live Journeyっていいよね。旅だもん。音楽の灯を繋いでいくようなそんなタイトル。いい音だなぁっていつも言ってくれる健太さんの言葉を思い出してあぁ、これもアンサンブルのひとつなんだなぁって。

このあたりでsumikaなんでもほいほいっていう質問コーナーがあったのかな(笑)「うわーかっこいいー!」って棒読みのメンバー。片岡さんいわく「メンバーがおだててくれるから(褒めてくれるからかな?)やってこれています」とのこと。質問内容は触れない方がいいかな?

彼女が可愛すぎてどうしたらいいかわからない、というお惚気からお酒のおすすめ、好きな女優さんなどなど幅広かったねぇ。4人ともこのコーナーが楽しいみたいで歌ほっぽりだして楽しんでくださっていました。

お酒の話の時にオリジナルカクテルの話になって「It's a magic!」を直訳して「それは魔法だ」って連呼するおがりんにツボりました…ずるい…

 

「こういうのほんとうはもっとやりたいんだよね」って。「こういう距離感で話したいんだよね」って。SNSを通してもできるんだけれどどうしても温度感が伝わらないでしょう?ちゃんと伝わっているのかなっていつも思うの。顔文字とかできるだけ使うようにしているけれどやっぱり無機質なものになっちゃうし。だからこういう顔を見ては話ができるのはうれしい、と言ってくれました。うん、嬉しいよね。こういうところが好きなんだよねぇ。

奥さんに作ってほしい料理で「生姜焼きっ生姜焼きっ!」て挙手していたおがりんが可愛かったし、「しあわせなときは曲なんてつくんなくていーの!別れたら作ったらいいよ!」っていう健太さんが面白かった。

荒井さんとじゅんちゃんは質問者の方を探す度におでこのところに手を当ててどこかな~?って探して見つけたらその方の方みてお手ふりしてるの…超かわいいではないか…。優しいなぁ、素敵だなぁ。

「あーーー、もっとやりてーーー3時間くらいやりてーーーラジオとかこういうのずっとやりてーーー」って言いながら次の曲へ。ゆるいな。

 

ソーダ ソーダのアコースティックバージョン大好き!去年しぬほど聴いたけれどやっぱり色あせずに好きな曲。夏が来たなぁって思うしあのしゅわしゅわした爽快な感じ!爽やかなのにどことなくせつないかんじ!すき。アコースティックのソーダはおがりんのピアノの音がよく聴こえてきて特別感が増すんだよなぁ。好き。荒井さんって特別にソーダ好きなのかな?いつも超絶笑顔だよね。ビルボードだから余計に嬉しそうで、全編口ずさみながら叩いている姿がしあわせそうでこちらまでしあわせになりました…。じゅんちゃんはまわりをめちゃくちゃ見渡していたし、おがりんも自分がうたわないときはお客さんの方みながらフレーズに合わせた動きしたり表情コロコロ変えたり可愛かったなぁ~。

最後の大サビ前のところで一度音が鳴りやんで。健太さんと荒井さんがアイコンタクトとりながら「いくよ?」「ん。」みたいな顔して音が始まるところがめちゃくちゃ好き。大サビのピアノの音が美しすぎてずっと聴いていたい。

うみべのまち はいすき~~~~~~~~このあたりから距離感になれてきた健太さんは「そろそろ目とかあわせていきますね」って語尾にハートつけていた…人たらしめ…。すきなうたです。うみべのまちで歌われているような街の風景が好きで。でてくるひとはみんなやさしくて、なんとなく近所の商店街のコロッケ屋さんによりたくなったり、この曲を聴くと話がしたくなるんだよなぁ。そんな穏やかさがある。

リグレット もちろんアダルトバージョンです。1部はドレファに収録されているツアーとおんなじバージョンのピアノソロからスタートしたのだけれど2部はすこしアレンジしたバージョンだったと思う。健太さんも「お。」みたいな顔してみてはって、めちゃくちゃ楽しそうに愛おしそうにピアノ弾いているおがりんが素敵だったなぁ。ビルボードの音響の良さもあいまって、雰囲気もばっちし合っていてね。あぁこういうのすきだぁって何回も思った。めちゃくちゃ贅沢だった…。色気半端ないっす…じゅんちゃんのさ、手がめちゃくちゃ色っぽくてどきどきしてしまいました…。どの曲も好きだったのだけれどリグレットの色っぽさと儚さが絶品で、また聴きたいなぁと。ずっと後ろで鳴っているギターのリフと、コーラスが美しすぎて一音たりとも零さず逃したくなかったもの。

途中のソロの階段みたいにあがっていくところ好きすぎる問題に陥って頭を抱えています。はぁ~しあわせだったなぁ…。照明もめちゃくちゃ綺麗だったの。

月とコウモリ あばばばばばなんて贅沢な…!月明かりみたいな優しい色の照明の中、健太さんの声とアコギの心地よい音が響く。ほんのり明るいくらいの灯りに照らされた心地よさと健太さんの声の心地よさは似ていて、夜道を歩いているときのあの静けさの中ふと聴こえてくるような歌だなぁって。僕の中に君はいるよ 君の中に僕はいないの?ってきゅん、とくるよね。贅沢だったなぁ。ライブで聴いてさらに好きになった曲ナンバーワン。

そしてもう一度「かえってきた!sumikaのなんでもほいほい」がありまして。(笑)たとえ誰かにごみだといわれても、大切にしたいものは大切にしたいという曲を。という紹介からのほこり

まさかの~~~~~~~~うれしいい~~~~~~ほこり聴いてみたかったの~~~~~~うわ~~~~~~~(心の声)

スネアの音がすき!!!!!!!!!ギターの音が好き!!!!!ってテンションがあがりながらも歌詞がすき!!!!と忙しいわたしの脳内スクショ。嬉しすぎてまったく覚えていないのがほんとうに悔やまれるのだけれど、何回聴いても良い曲だ。「誇り」であり「埃」なのでしょうか。ほかの人からは埃だといわれるようなものもじぶんにとってはいつまでも「誇り」でありたいよね。そんな信念じぶんにはあるかな、いつも考え直す。答えはでないけれどいつか。最後のクレッシェンドしていくところが好き。

言葉と心 心で思っていることをできる限り近い言葉で伝えたいと思うといつも言ってくれるその言葉が好きでわたしもそうでありたいといつも思うんだよね。「マイクいらないね」ってマイクなしで、歌ってくれた声があんまりにも熱を帯びていてあんなふうに歌う姿をいつまでもみていたいなとふと思いました。どんどん楽器の音が減っていって最後にはわたしたちの手拍子、声、そして健太さんの声。あぁ、そうかこれが旅の終着点なんだ。「アンサンブル」sumikaのアンサンブルでもありわたしたちとのアンサンブルでもある。ひとりひとりの想いが詰まった声が重なってまたちがう楽曲になる。聴く人がいてくれるからこその自分たちだといつも言ってくれるけれど、こんなにも大切にしてくれる人もまずいないからなぁ、なんてふと思って嬉しくなってしまった。

いっしょにうたえたこと、しあわせにおもいます。

大事な君と、とわたしたちのことをおもいうかべてくれたこと。やっぱりしあわせにおもいます。みんなのやわらかくて穏やかな表情も、一音一音に魂を込めていることが伝わってくる演奏も、すきだった。

 

そして雨天決行。まさかきけるとおもわなかったなぁ。「それだけだよ」ちからづよい健太さんの声はわたしのいちばんすきなまっすぐでつよくて、でもあったかい声だったなぁ。

いつだっていってらっしゃいと背中をおしてくれるんだなぁ。つよがったっていらないと言ったってきっとぜんぶ見透かしたうえでしらないふりをしてくれる。涙が流れたって馬鹿になんてせずにしらないふりをしてせなかをおしてくれる。がんばれなんて言われなくったって、がんばれるのはsumikaがsumikaでいつづけてくれるからなんだなと思った。変わらずに信念を貫いてまっすぐ歩みを止めず「やめないやめないんだよまだ」と歌う彼らの姿を見ていたら、自然と足は前に進む。そういうひとにであえたことがわたしにとってなによりの誇りだよなぁ。

 

質問コーナーでも「音楽が楽しくなくなるような選択はしない」と。いつだってブレずに信念を強く持っているのがつたわってきたし、自分が選んだ道だから途中で投げ出したりあきらめたりせずにがむしゃらにやってきたんだ、っていうのがつたわってきた。人生は決断ばっかりだけれど自分でえらんだんだから、がんばれるでしょうって。あぁ、グライダースライダーでつたえてくれていたことだよなぁって。だからすきなんだよ。歌から伝わる本気の想いが。

ずっとずっと立ちたかったビルボードに立っているという事実。それを共有できたしあわせ。これからもどんどん大きくなっていくのだろうけれどもっともっと最高の景色を見せてくれるのだなとワクワクした。

 

いつだってたくさんのパワーと勇気と、しあわせをくれるsumikaのライブが大好き!つぎはワンマン。たのしみだなぁ。贅沢な夜でした。一生忘れたくないなぁ~~~~~

SUPER BEAVERの「都会のラクダSP〜ラクダキャッスル〜」2

yyy6996.hatenablog.com

続き。(1に続きだらだら感想を述べているだけなのでご了承ください。MCは完全にニュアンス。創作していたらごめんなさい(笑))

アコースティックコーナーが終わり「はぁぁ…」と心地よい音に溶けそうになっているお客さんに「寒くない?大丈夫?」(やさしい)

「さむいー!」「じゃぁ立とう!ここが折り返し。ここからまだまだいきますよー」みたいなことを渋谷さんが言ったらお客さんから「エーー!」の声。「いや、はえーよ。最後の1曲です、エー!ならわかるけどさ!折り返させて!」ってテンポよく返していたのが面白かった。そうね。折り返さなきゃいつまでたっても追われません。(笑)

 

やなぎさんの「そんなんじゃないでしょ?」「まだまだやれんでしょ?足んねーよ」みたいな煽りが大好きなのですがあまり覚えていない。うう、脳内スクショ機能働いていない。無念…。でもめちゃくちゃ煽っていたのは覚えている。もっと手あげろーとかそんなんじゃないでしょーとか。

リーダーは髪の毛を振り乱していたけれどめちゃくちゃ格好良くてずっと見つめてしまった…。藤原さんのところに3人が集まってきて向き合って音かき鳴らしてるのめっっちゃくちゃ好きなんですが存在感のあるフロントマンの音を支える3人の力持ち感格好いい。俺らがここはぶっ飛ばすから行って来い感。あぁ~~~~~かっこいいなぁ~~~。

 

証明

問答無用で格好いい。言うことないよ。だって格好いいっていう言葉しか見つからないんだもん。(笑)リーダーがもっとこいよおおおって前列をあおっていた…とても勇ましい…。でも見つめられると恥ずかしいみたいでうんうん見えてんぞ、って頷きつつ後ろに下がっていくの愛おしかった。最後のサビのところでみんなで手拍子しながら大きな声で歌うところでいつもグッとくる。3000人の手拍子の音と声は圧巻で、4人ともとっても嬉しそうな顔だったのが嬉しかったなぁ。ビーバーのライブの素敵なところってこういうところなんだよな。一方通行じゃない双方向の愛情の交換みたいなやつ。コーラスワークも良い。

「ひとりで生まれてきてひとりで生きてきた。でも、”ひとりぼっち”ではないということをみんなに伝えに来た。」と。たとえひとりでライブハウスに行ったとしても、わたしひとりだ。と思わないんだよな。ビーバーのライブは。この曲がそのシンボルだなと思った。

 

「後ろの人も全員両手を見せてください!」からの青い春

キラーチューンが続く。ボルテージ上がりまくり。お客さんの熱もどんどん加熱していく感じでとっても心地よかった~!

「今度は僕らが笑わせたいんだよ」のところをぐるっと後ろを向いて自分たちを指さして「俺らが」ってやったあとお客さんの方指さすのめっちゃ好き。あくまで「あなた」はわたしたちなんだよね。彼らの楽曲の中の「あなた」は想像の中の女性でも、昔のだれかでもなく、不特定多数の「あなたたち」でもなく、「わたし」なんだよなぁ。いやあ、愛されてるなぁと思う。(笑)レディクレのとき「伝えたら笑うかな…どうかな?」って言ってたのも好きだった。

 

そしてあなた

私のライブのピークはここ。”あなた”に対する想いがここ数日で溢れ出しそうだったこともあり涙腺が崩壊。涙がつーってほっぺたのところまで流れてきて「漫画かよ!」ってつっこんでいました。こらえるつもりもなかったけれど、気付いたら泣いていたというレベルのやつ。あぁ、私って泣きたかったんだってその時に気付いた。

でも 忘れないでよ ほら あなたは今日もあなたのまま 

あれほど悩んだ夜だって 眩しいくらい

血を吐くくらい悩んだ夜のことを死ぬほど悔いてやっぱりこうしていればよかったって思うことが多くて。そんなときに話しかけるように歌ってくれるこの曲が支えになってくれるって気づいたの。「ほら」っていうのが優しくて。あなたは今日もあなたのままってどんな自分だって肯定してくれるんだなぁ。いつか見たヒカリは今のあなた

このライブで一番好きだなぁと改めて思った歌詞ランキング1位。

ビーバーのライブは歌詞やメロディのあぁいいながどんどん増えていく。リアルタイムで。歌詞が目の前に文字になって現れるように、鮮明になっていく。ことばがひとつひとつ染みわたってくる。そんな中で一番光を放っていたのがこの言葉かもしれないなぁ。過去の自分が「歓びの明日に」で闇の中見た一本の光が今の自分だなんて。なんて素敵なんだろう。自分のことを誉めようって思った。もっと信じてあげようって思った。

やなぎさんはインタビューでこんな風に言ってらっしゃった。

 

「あと、『SUPER BEAVER』に『ヒカリ』っていう曲があって、“届きそうで届かないけれども、それを改めて追いかけ続けたい。きっとそこに何かあるはずだ”と歌っていたあの曲に対するアンサーソングが、『あなた』みたいなところがあって。だから、歌詞の“光”をわざとカタカナにしてるんですよね。あのとき見ていたヒカリは今のあなた=自分っていうことでもあるし。ようやくそういうことが歌えるようになったなって。そこから全てが、このアルバムが始まった」

今しか歌えないし、今だから歌える歌がある SUPER BEAVERの“譲れないもの”とは――? 最新アルバム『361°』を巡る旅もいよいよ終着点へ 渋谷龍太(vo)&柳沢亮太(g)インタビュー&動画コメント - インタビュー&レポート | ぴあ関西版WEB 

そのヒカリとのつながりがあったのか~~~~~!だからカタカナなのか…いろいろと腑に落ちる。ライブに行くのって生の音を聴くことはもちろんなのだけれど自分の解釈だけではなく、作った人たちの解釈を感じ取ったりその演出を通してまた考えたり受け取ったりする醍醐味があるんだなと改めて思った。「あなた」は心に寄り添ってくれる大事な曲だな。「比べないで」「代わりのないただ一つ」「あなたを信じてほしい」恥ずかしがらず、信念は曲げず、真っ直ぐに、真摯に肯定してくれる。

好きという感情以外にあてはめられるものが見つからない。あぁ、好きだ。(何回も思った)そして渋谷さんはめちゃくちゃ会場を見てい

あなたで放心状態の私。

「あなたたちの前では嘘をつきたくない。ステージの上でも、ステージを降りてからも」って人として~~~~~~(心情:死んでしまう。)

渋谷さんの伸びやかな声。だんだん空が暗くなってくる。静かな空気を震わす声の持つ力。音楽の力。全員が固唾をのんでまっすぐ目を見開いて聴いている。あんまりにも素敵だったから、その場で立ち尽くしてなんにもできなかった。言葉の持つ力、音楽の持つ力、圧倒的な想いの強さ。ここまで伝わっていく波を目の当たりにすることなんてなかったから。

大サビに向かっていくところにこめられた感情がパーンって解放される瞬間、もうずっと心が震えて仕方なかった。

人として、音を鳴らすバンドマンとして、SUPER BEAVERとして、のあり方を証明する名刺みたいな歌だな。わたしもそういう人でありたい。

弱い自分と向き合い、目をそむけず、歩いていける人でありたい。

そして27。(心情:死んじゃう)

27のイントロめちゃくちゃ好きでここだけエンドレスに聴きたいくらい好き。27はアルバムを象徴する「大人が大人に歌う今」だなと思うしいろんな歌のエッセンスが隠れていて好きなんだなぁ~。「大人になりなさい」って言われてそもそも大人ってなんだよ、って思うたびに思い出す。すべてをはいはいと自分の譲れないものや大切なものを簡単に手放すのが大人なんじゃなくて譲れないものをそのままに相手のことも受け入れることなんだよな、と今ならわかる。「大人は楽しいよ」に繋がるんだよな。この曲とこの時代に出会えたことを幸せに思う。

そして「まだまだ、ここから」って→ からの361°

「何度も周ってここに立っている。」っていうのを聴いてまさか~って思ったら361°。ヒャ~って年甲斐もなく黄色い声で叫んでしまった(笑)2016年度テーマソング2つ目。

やなぎさんってめっちゃくちゃ苦労してきた人なのかな、共感という感情しかないぞ…とやなぎさんの歌詞が気になるきっかけになった曲。360°回って始まりの一歩目が361°っていう解釈も大好きで、スタートラインに立ったとしても、なにひとつわからなかったあの人は違うよ。その間にあった出来事はあなたを強くしてくれたでしょう。出会った人はあなたの味方になってくれたでしょう。だから、今のあなたが今までのあなたで一番最強だ、いってこいって言ってくれているみたいで、転んだことも失敗したことも後悔したことも、全部全部意味があって意味がないことなんてなくて。その経験があったからこそ気づけたことがあったんだよなと改めて背筋を伸ばせた。

どんな「がんばれ」よりも「負けるな」よりも心強い。

ここからまた始まっていくんだな、と思った。ここがゴールじゃないんだなって。一度周ってその間に一緒に歩いてきた人、待ってくれている人、出会った人、そういう人全部をひっくるめて抱えて一緒になって走り出して、「ここ大阪城野音にて」って。とてもすてきだと思ったしその一員になれたことを誇りに思う。まだまだ大きなステージで歌うんだ。夢なんかじゃない現実味を帯びた未来。一緒にその未来を見据えることができるのって嬉しいね。勝手に背負った気になっています。どんどん格好良くなっていくんだな。意思表示、しっかり受け取ったよ。

「そろそろ暗くなってきたね。どんな場所だとしても、どこで歌ったとしても、あなたとの合言葉は東京流星群」

東京流星群

会場のどよめきがすごかった。みんなが待ちわびていた感じがする。

もう日も落ちて本当に星が流れてきそうで、そんな情景にぴったりでうっとりした。野外のいいところってこういうところだね。空をふと見上げれば、隣の人も空を見上げていていいな、って思った。

みんなで東京流星群!って大きな声で歌って笑ってしあわせだなって思いました。大げさじゃなく本当に!

「壁、線引き、そんなもの全部ぶっ壊して。合言葉は東京流星群」

ギターのリフがめちゃんこかっこいいですね。好きです。あと、全部の音がタンッ、って止まるところと、みんなで歌うところのベースラインが好き。一体感がすごかった~~~~~~。空の上まで届きそうだった。

素晴らしい世界

素晴らしい世界の前の言葉好きだったのに忘れてしまったよ…イントロが鳴った瞬間「まさかのーーーーーーー」って飛び跳ねて全部吹っ飛んでしまった(笑)

 27リリースのライブでは聴けなかったからめちゃくちゃうれしかったの。
個人的に25歳最後の日に

心配しないで 大人は楽しいよ 大切が増えていくんだ

っていう大好きな大好きな言葉を聴けたのがもう倒れそうになるくらい嬉しかった。
大人になっていくのも、未来も、全部全部平気なふりしてやっぱり不安で。でも、この言葉にやっぱり救われるんだよな。
身勝手じゃないというか、「そんなこと言ったって口だけじゃん」みたいにならないから、有言実行というか体現してくれているというか。
存在そのものが証明してくれているというか。だから歌詞から、歌から、音から、ライブから全部全部伝わってくるんだよね。
やっぱりライブの熱量って凄い。生音だからすごいとかそういうのじゃない。音楽を人生だと言い切れる人たちのライブはやっぱり違う。目の前にいる人全員を引き込む力がある。


そして、みんなの声聞かせてください。からの秘密
秘密にもたくさんお世話になりましたね~~~~毎回いろんな曲に頼っているので本当に思い入れが各曲にありすぎる。(笑)
サビのパンパンっ、の手拍子はさすがワンマンばっちりそろっていた~~~。気持ちよかったなぁ。
メンバー紹介のところは4人を紹介し終えた後「この4人でSUPER BEAVERだ!忘れんなよ!!!!」って言っていてとてもとても格好良かった。あぁ、もう格好良かった以外に表現する言葉を誰か教えてください。忘れられるわけがない、あんなにばっちばちに見ている人みんなを打ちのめすような圧倒的な存在感。


愛する
美しい日で始まり、本編が愛するで終わる。私たちどれだけ愛されているのだ…と震える。
一緒に美しい日を増やしていきたい、と言ってもらえるだけではなく、未来を共有するだけではなく、あなたが愛する全てを愛するって歌ってもらえるってめちゃくちゃしあわせなことだよな~。なんて幸せ者なんだろうか…ご褒美貰いすぎなんですけれどもどうしたらいいんだろう、何も返せていないよ~!わたしこのあたりのことよく覚えていないもの。涙腺大崩壊。危ない。危なすぎる。泣きすぎである。
渋谷さんのボーカルの後ろの3人のコーラスがめちゃくちゃ好きでね…もうこれだけで私、ダメなんだよね…。言葉が見つからないから助けてほしい。

愛してくれた全てを愛して守りたいよ 

あなたのことと同じように愛して守りたいよ

あぁ、これが彼らからのラブレターであってラブソングなんだなって勝手に受け取ってうれしくなって飛び上がってしまう。大好きな人からもらう言葉で一番うれしい言葉だよ。これからもついてきてください、でもありがとう、でもなく「愛してくれた全てを愛して守りたいよ」相思相愛だと勝手に思い込んでいいですか(笑)いつでもわたしたちの大切、を守ってくれてありがとう。

そして大合唱でアンコール。どこからともなく秘密のラララ~が聴こえてくる。いつもこれなのかな?

「アンコールどうもありがとう。」そして告知があった!みんなにどうしても言いたいことがあって、っていう言いだし。「夏の終わりごろ…としか言えないのだけれど、アルバムが出ます!」会場歓喜

「そしてそれを伴ったツアーをします!大阪は…なんばhatch!」

この発表の後のどよめき凄かった。みんなが待ちわびていたのが伝わってくるヤッター!っていうやつ。うぉおおおおおっていう感じの。嬉しいよね、嬉しいよね。だってなんばhatchだよ?みたいなやつ。こうやってどんどん一緒にいろんな景色を見ていくんだなぁとしみじみ思った。

そしてやなぎさんが「いや~さっきの声に鳥肌立ったわ~嬉しい!」って言ってくれたのもうれしかったな~~~~~(え、俺の声??って渋谷さんがボケていた)

 

「全く違うところで過ごしてきて、全く違う人生を歩んできて。そういうひとたちがここにひとつの音楽を共にするために集まってきている。100パーセントを分かり合うのは無理だと思う。だけれど、ひとつの大切なもの大好きなものを真ん中に、一つのものを作り上げることはできる気がするから」「100パーセント自分の気持ちがそのままの形で伝わることなんて絶対にない。99.9パーセントは伝わったとしても後残りの0.1パーセントは伝わりきらずに残ってしまうことだってある。だからこそ、俺たちは歌いに来ている。0.1パーセントの部分を、あなたたちに伝えるために。」

ありがとう

言葉にしなくても曲で気持ちが全部伝わってくるっていうのも凄いな、と思った。「見つけてくれてありがとう」ここにいるすべての人たちが「こちらこそ」と思っただろうけれど、4人は何度も何度もここに立って歌えているのはここで待っていてくれるみんなのおかげだ、と言ってくれた。

当たり前だと思って、わかってくれると思って、気付いてくれると思って言わなかった後悔はいやだなといつもこの曲を聴くと思う。そして「ありがとう」っていう言葉の美しさも感じる。アンコールでこの曲を歌う、粋な計らい。セットリストの組み方も素敵だなぁ。

「いやなことを忘れたり、目を背けたりするためにここに来てほしいわけではなくて、目の前にある壁や困難なことを乗り越えるために来てほしい。」「俺たちが歌を歌って、あなたが何かを感じて。感じたことをまたこちらに投げてくれて、それを俺らがまた受け取る。そういう関係でいられることが、歌を通じてできることがなにより嬉しい。」

もし、不安なことがあればいつでもここにおいで。と言ってくれる優しさが嬉しかったしキャッチボールが前提にあってやっぱり「対峙」ということを意識してくれているのだな、と思った。ひとりひとりと、あなたとわたしと。そういう関係でいたいと言ってもらえることはファンとしてこれ以上に嬉しいことはないから。

ありがとう~というお客さんからの声に「こちらこそ」と答えていた渋谷さんだったけれど、ありがとう、がずっと響いていて声が鳴りやまなくて「あー、ちょっとウルっとした」って言っていた。いい関係だなあと思う。

そして「最後に、みんなで歌いたい曲があります。最後だからこそ、この曲をみんなで歌いたい。今日という美しい日の最後に。」

全部

あなたがいるという醍醐味を 生きがいとよぶのだろう
という曲を最後に持ってきてくれることも、やっぱり愛で包まれているなと思った。

楽しい時も、うれしい時も、悔しい時も。どんなときにも側にいてくれるビーバーの音楽。4人も、もしかしたらそんなふうに思ってくれているのかもしれない、たまにはお客さんの姿をあの景色を思い浮かべてくれているのかもしれない。そう思うと双方向の愛情がたっぷり詰まっている空間で
この曲を聴けることこそがなにより幸せで、これこそライブの醍醐味だなと思った。


30分のライブを初めてやったころのようなライブができました。もうね、気持ちがたかぶっちゃったよ。ってうれしかったなぁ~~~~~~!

リーダーは、ずっとお客さんの方見てニコニコしながらベース弾いてはってね。めちゃくちゃ男らしいベースの弾き方するけれど、目が合うとたちまち恥ずかしそうにするの。喋るとすごく真面目でね、やさしいんだろうなぁ、って思った。

藤原さんは、「そんなに力強くたたいて腕ちぎれちゃわない?」って心配になるくらいどの曲も全身全霊、魂込めてドラムをたたいてはった。愛する、のとき口ずさみながら叩いている姿がめちゃくちゃ素敵で。喋ったらかわいくて。いとおしかった。(笑)

やなぎさんは、女子だねあのひとは。(笑)やなぎさんと喋ってみたい。頭の中覗いてみたい。どんなふうに生きてきたんだろう?ギターのリフがばっちばちにかっこいいから制作風景も見てみたい。

そして渋谷さんは、いつだって全員と目を合わそうとしていて全身全霊、頭のてっぺんからつま先まで使って歌を歌っていた。正真正銘のフロントマン。24曲全力で歌っているのにかすれない声がすごい。

 

…なんだかこんなことを冷静に書くと恥ずかしくなってきてしまった。(笑)初めてのワンマン。勢いがすさまじくてこれでもかってくらいの熱量に負けそうになるくらいで。自分の弱さや意気地なしなところが恥ずかしくなってもっとかっこいい大人になりたいって負けたくない、ってそう思うような強さも格好良さも覚悟も見えた。

覚悟を決めて腹を据えて音楽の道を突き進むひとたちの顔はあんなにも輝いていて。愛に満ち溢れたあのひとたちはなんて素敵な人たちなんだろう、とドキドキして胸の高鳴りはいつになっても鳴り止まない。

SUPER BEAVERのライブはロックで熱くて楽しくて気持ちがいい。それ以上に愛のいっぱい詰まった優しい空間だな、と思った。

これからもっともっとおっきなステージで暴れまわる4人が見ていたい。
一緒にその後ろを歩かせてほしい。勝手ながらそんなことを思いました。

渋谷さんも「野外っていいでしょう?ライブハウスとはまた違って。こういう静かな中に、生活の音が聴こえてきていいよね」って言ってはったけれど、本当にまた違った良さがあるなと思った。

空の下で聴く大好きな音楽たちは素晴らしくて、忘れられない1日になりました。

あー、長くなった。(笑)ここまで読んでくださった方もありがとうございました。