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藍色の夢をみた日

「 君の声だけがどんな雨もよけてくれたんだ 」

ならば愛をこめて 手紙をしたためよう

 

もともと「しゃべりたがり屋」といえばいいのか、ライブに行けば感想を誰かに言いたくてブログを書いたりツイッターに呟いたり。はたまたカフェでお茶をしながら仲間と感想を言い合ったりと、「誰かに伝える」ことが好きなのに、私は「本人に」その感想をあまり伝えていないのでは、とふと思った。

コブクロのライブでは必ず”アンケート”が座席に置いてあり、「感想を自由に書いてください。僕たちも楽しみにしています!」と彼らからライブ中に発信があり、公演が終わるとホールの外に設置してある机で各々がその日の公演の思いや、曲に対する感想などを自由にしたためるという恒例行事が行われる。ボールペンを持参して、興奮しながらその日の想いを(その日までの募る思い、の場合もあるけれど)ひたすら綴る。もしかしたら、この声が届くのかもしれないと思いながら。(コブクロのふたりはアンケートに書いてあったことをよくMCで話してくれる。昔はアンケートで反応の良かった曲をCD化するときの参考にしていたそうだ)

 

しかし、アンケートがないバンドはどうだろう?コブクロにもライブの感想は書くけれどそういえば曲の感想を伝えたことはあるかな?あの番組のあのアクトがよかった、そんな話したことないな。ラジオにメールを送ることがあっても、ツイッターでたまにリプライを送ることがあっても、それは「本音」じゃない気がするときだってある。そうか、わたしは向き合って「伝えよう」としてきたつもりだったけれど、その声がちゃんと届く形では伝えていなかったのかも…?とふと思ったわけである。

エゴサーチというものが当たり前になって、熱心にファンの動向や感想を求めてくれる音楽家の方々にはこの感想は届いているかもしれないけれど、その力に頼っていてはいけないのでは?と思い始めたのである。

「こんなにもこの作品のことを好きな奴がここにいるよ」

「このバンドを好きな奴がここにいるよ」

エゴだと言われても構わないから、ちゃんと伝えたいな、と思ったのだ。…とんだ勘違い野郎であるが、それは許してもらうことにして。(笑)

そして、このブログにたどり着いた。

 

「ファンレターっていう方法があるね!!!!!!」(遅い)

 

sumikaのライブに行くにあたって生まれて初めてファンレターを書いた。とても恥ずかしかったのだけれど、彼らが「読んでいる」「力になっている」と言ってくれたことがとてもうれしくて(Twitterによく写真が載っているよね)それからは頻繁にさまざまな音楽家の人たちに、ことあるごとに手紙を書くようになった。

 

同じころ「こどもたちの様子」を書いたお便りを読んだ保護者の方から「こうやって子どもたちの成長を記録として残していただけるのはとてもうれしい。読み返すとうれしくなるし、幸せな気持ちになる」と言ってもらえた。そうか、残るんだ。と。

3年前に卒園した園児の保護者の方にも「あのお便りは宝物」だと言ってもらえた。それは保護者の方とのやり取りや、その時の状況。何気ないエピソードで溢れたものでその人にとってはその「何気ない日常」をつづったものが宝物になるのだ、とわたしは少し恥ずかしくてでも誇らしかった。あぁ、残してもらえるんだ、と。心の隅っこにでも置いてもらえるのだ、と。

 

Twitterやメール、電話というのはとても便利で、思い立てば30秒で今の自分の気持ちを相手に伝えることが出来る。しかしいつかは消えてしまう媒体ではあることも確かで、ゴシック体に整えられた文字からは伝わらないそのときの感情を「手触り」として「形に残る」もので伝えたいという気持ちも強くなってきた。だから私は「書く」んだなぁ、と思った。

だんだん論点がずれてきたけれど、とにかくどんな形にしろ相手には「伝える」ことって大切だな、と思っています。(まとめ方が雑)

相手に「言葉にしなくても伝わるでしょ?」も素敵なのかもしれないけれど、わたしはこれからも「もういいよ」って言われそうなくらい自分が想ったことや、すきだなと思ったことを伝えようと思う。これは、好きなバンドの人や俳優さんだけではないね。お友達にだって家族にだって。

その言葉が、すこしでも相手にとって「うれしい」や「よかった」のきっかけになったり「がんばろう」や「やるぞ」のきっかけになったらしあわせだし。おこがましくもそんなことを思うのです。

 

「感想を聞かせてね」「その言葉が力になっています」

本当かどうかなんてどっちでもいい。私が伝えたいから伝えるの!「ここにこんなにこの作品を、このバンドを好きなやつがいるぞーー!だいすきだよーーー!」と伝えたい。重たいかもしれないけれど、「届いているよ!」と高らかにあげたい。ちゃーんと、届いているから。たくさん勇気をもらっているから。背中を押してもらっているから。大切なときにいつもそばにいてくれるから。人生を彩ってくれているから。

 

だいすきなひとにだいすきだとちゃんと伝えなきゃ後悔するぞ!!!!!と思うので、私は今日も感謝の想いと愛をこめて、お手紙に気持ちを綴る。そんなことを桜の季節が終わってしまった今頃書いてみる。

志村さんの、この歌詞がとっても好きなんだよなぁ。