タイムレスワールドツアー終演

 

いや、いつの話って言わないで。下書きに残っていたのでこのときの想いを成仏させるためにも、DVDのフラゲ日。発売日前日にこのブログを書き上げようと思います。

2016年のコブクロのツアーは「TIMELESS WORLD」 というツアーでした。
10年前に出たアルバム「NAMELESS WORLD」の続編とも言えるこのツアー。ツアータイトルを見たとき「どういうコンセプトとどういう曲のもって行き方をするんだろう」とワクワクしたのがつい昨日のことに思いますね・・・。
「桜と未来の間は今と未来を繋ぐものでつなぐのでは?」とか「Pierrot歌わへんかなぁ」「そしてまた恋をする歌わへんかなあ」とか。
いろいろ予想していたのに、やっぱり今回も予想をはるかに超えてきた。流石やなぁ、いつまで経っても適わへんなぁ、と関西弁になるくらいは圧巻でした。あっぱれ。
もうツイッターなんかで語り尽くしてきたのだけれど、やっぱりブログにも少しは残しておこうかなぁと思って書いています。
あぁ、楽しかったね。TIMELESS WORLDツアー!小渕さんもおっしゃっていたけれど、私にとっても大好きで大切なツアーの一つになりました。

 

〇セトリの半数がNAMELESS WORLDの曲

これは予想を遥かに超える曲数だったなぁ。あえてTWにいれた新曲たち(トワイライトなど)を歌わず、NWとの繋がりをより鮮明に映し出すためにNWの曲をたっぷり演奏してくれたことが嬉しかった。NWツアーで2曲目に歌われていた「六等星」が今回のツアーでも2曲目に演奏されていて、照明のあちらこちらに。初めのSEに。NAMELESS WORLDのオマージュやん!あれも!これも!とハッとさせられる演出が多くて参った。

 

〇試行錯誤の上にあるツアー

陽だまり・奇跡とセンターステージが続いたからこそお客さんの「物理的な距離感」が鈍っていることもあってエンドステージになってどんな演出をするのだろう・・・と思っていたのですが、ステージ上で炎がブワーーーーーって燃えてアッと驚かせたり、京セラではあの広さを逆手にとってレーザーをがんがん使う演出をしたり。「魅せる」演出が多かったのがとっても面白かったなぁ~~~。アリーナ・会館・ドームとそれぞれの良いところを活かし、120%自分たちの曲の良さを伝えるって難しいのにそれをうまいこと裏切られたな、と。(誰目線)

 

個人的には、Flag、同じ窓から見てた空をちいさなセンターステージで歌うところがなんともふたりらしいというか。「目が合う距離感でも伝えたい」「後ろの人、近くなったね!」「ストリートをしていた頃はこうやって360°ぐるりを囲んでもらって歌っていたんです。本物のストリートみたい」と笑うふたりが、「らしい」なぁって誇らしくなりました。
前の人も、後ろの人も。置いてけぼりにしないように。ふたりの想いが伝わってくるような、そんな気がして嬉しかったなぁ。
どの席に座っていても楽しめる、って実際は難しいのだろうけれど今回のツアーは座る席によっても感じ方が違って、また面白かった!一番後ろから見る、照明の美しさったら!

レーザーはアイドルのコンサートかと思ったけれど(笑)あれはあれで、めっちゃ綺麗だった。常に進化しているのですね。

〇めっちゃうたうまい

〇めっちゃMCおもろい

 

…だんだん適当になってきている、って言わないで。(笑)

個人的に「やぁぁぁっと聴けたーーーー!!!!!」と嬉しかったのはNOTEとラバサでした。SPLASH大好きマンも嬉しかった~~~サマレもいいけどSPLASHだいすき~~~~!!シュシュ~~!!

サイ(レ)ンもぶちあがったし、てぃあれすのどエロい小渕さんにもにやにやしまし…あ、考察的なブログにしたかったのにただただ欲望のままに叫んでいるだけになってきた…。元のテンションに戻りますね。

 

2015年の「奇跡」ツアーで、小渕さんが「空の上で抱きしめあえる」という言葉を紡いでくださったことが一番心に残っていて、”どんな空でも”を聴くなんとなくこの言葉を思い出すようになった。空の上で抱きしめあえるというのは曲を通していつだって僕たちは会うことができるという意味だと私は捉えていて、小渕さんがそういう風に曲を生み出しては私たちに届けようとしてくださっているのだ…と嬉しかった。

 

2016年のツアーでは「STAGEという歌を歌うためにこのツアーを回ってきている気がする」という言葉に嬉しくなった。毎回違う形で伝えてくれることばはいつだって力強くて頼もしかった。


「みんなと話をしたことはないけれど、でもみんながどんなことを思っているのかどんなことを不安に思っているのかなんとなくわかるんです。
みんなが僕らのステージ。みんながいてくれなければ僕たちのステージはありません。」

 

「みんなにとってのステージは人生そのもの。そのステージを作る柱のひとつひとつが僕らの歌でありたいしボルトやネジのひとつひとつになりたい。他の人や、他のものじゃ埋められない部分を埋めたいんです。」

 

「大事な子どもたちをこれからも魂込めてずっと歌い続けたい。
なかなか完璧に歌わせてくれない子もいるんですけれど、それでも全部大事。
柱は支えるもの。お客さんを支えるものがコブクロの歌であってほしいし、僕らにとってはみんながここにいてくれることが
何よりの支え。もっともっと遠くに響かせてくれ、と言わんばかりにここで待っていてくれてとびきり素敵なステージを作ってくれる」

 

「10年後はどんなところで歌っているだろう?ドーム?ライブハウス?路上?どこだっていい。お客さんがいてくれたら
どこへだって僕たちは歌いに行きます。未来を、これからをずっと応援してほしいなと思います。」

 

「初めはフラットだった。アスファルトが僕たちのステージ。ちょっと目線が高くなって、目が合わないなあなんて試行錯誤していた18年前。いつもステージを作っていてくれるのはみんなです。
4本の柱でこのステージは支えられています。だからこのSTAGEという曲は4つのコードしか使っていません。
同じ方向をみんなで向いて、歩いて行っている。そんな今の感謝の気持ちを込めて作った曲です。」

初めてアルバムを聴いたとき、SUNRISEで始まってSTAGEで終わる。そんなライブの様子が想像できた。
STAGEは間違いなくふたりが今まで歩んできた軌跡であり道のりでありこれから続いていくであろうそんな歌。そして何より、おこがましくも「私たちに向けて歌ってくれたラブソング」なんだなと初めて聴いた時に思った。

ライブでは「柱」という言葉に変えて私たちを大切だ、と言ってくれた。嬉しかったなぁ、何よりもうれしかった。

私たちの方がふたりの歌にたくさん救われているのに。支えてもらっているのに。そうやって言ってくれると勝手に相思相愛だなぁ、愛されているなぁと嬉しくなってしまう。
そして「歌う」と決めた人の言葉はずっしりと重たくて、その覚悟はとても大きくて、迷いも葛藤もそういうものは何もなくてただひたすらに「前に進む」大好きな人たちの姿が眩しくて、好きだなぁと思った。

ふたりと一緒にタイムマシンに乗って振り返った10年間。あの曲にもこの曲にも、思い出がいっぱい詰まっていて曲を聴くだけでそのときのことをふんわりと思い出す。ふたりに出会えたことも、こうやってライブに行くことができたこともとてもとても幸せで特別なことだな、と思います。

 

2017年のツアーは「心」というタイトルで回るそうです。

「心」それはふたりがずーっとずーっと歌いつづけてきた「核心」ともいえるキーワードなんじゃないかな、と思う。それぞれの「心」をいつも肯定してくれる二人だからこそ歌える歌。どんなセットリストでどんなふうな演出をして、全国を旅するツアーになるのだろう。
今からワクワクして、ドキドキして、楽しみで仕方ありません。

2人に会えるのも、全国各地で大好きな人たちに再会できるのも、旅をすることができるのも、楽しみだなぁ。
タイムレスワールドのDVD見終わったら、またゆっくりかけたらいいな。

 

成仏おしまい。