Little crownとHIGH!HIGH!HIGH!の二本立て。

sumikaのライブは楽しいぞ、といつも思う。語彙は少ないし、表現力は乏しいけれど感想を伝えたい。

いつものごとくめちゃくちゃ主観的なことしか書きません。ライブレポは素敵な人がたくさん書かれているから、そちらを…いや、えっと、レポとか忠実に見てきたことを言葉にするの苦手なので、スミマセン。(笑)

 

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7月26日(水)Little Crown#4@ZEPP TOKYO
曇天。びっくりするくらい曇天。雨はかろうじて止んでいたけれど。そういえば前にsumikaを見に来た時も雨が降っていたなぁと笑ってしまった。私は雨女だけれど、sumikaも雨バンドなのではないかと勝手に思っている。(開演前に雨が止むおまじないをかけていたsumikaが勝った)
昨年のツアーファイナルで発表されたリトルクラウン。最終日はZEPP TOKYOだと嬉しそうに声を張り上げるメンバーを見た瞬間東京に行くことを決めた。健太さんと荒井さんが10-FEETELLEGARDENを見に来たステージ、そこに彼らが立つ。

 

「バンドをやっている奴なら誰でも憧れるゼップトーキョーのステージに立っている。それがめちゃくちゃ嬉しい!」
結論から言えば、ただただ最高だった。キラッキラの笑顔でフロアを見つめる表情が素敵だった。

ステージにはキラキラ光る照明。壁一面に広がるカラフルなカーテン。4本の柱。お城の中に迷い込んできたかのようなそのステージを見て心が躍らない人はいないと思う。あの、ほらいわゆる魔法の国っていうやつ?

 

SEが鳴るとその音のカラフルさと照明のカラフルさが相まって一段と華やかになる。思わず踊りだしてしまいそうになる、あの1曲目が始まるまでのドキドキはいつだって色褪せない。そして、一瞬暗くなったかと思えば健太さんがぐるりと後ろを向いて指揮をするように息を吸い込んで始まったAnswer。全員が息を呑んだ瞬間に聴こえてきたハーモニーは「sumika」そのもので、私の大好きな声の集まりだった。

あぁ~~~~~~好きだ~~~~~~と心の声が漏れそうになるのをこらえてステージを見つめれば、ものすごく楽しそうに演奏をする4人と、サポートメンバーの皆さんがたっていて。それはそれはしあわせそうに愛おしそうに歌を歌うもんだから、音を奏でるもんだから、こちらまでニヤニヤしてしまうしやっぱりあ~~~~~好きだぁ~~~~と叫びたくなった。(結局)セットリストも好きだったなぁ。イナヅマ嬉しかった。

 

ここからは記憶がほとんどないので悔やまれるのだけれど、どの曲の照明も素敵だったことだけは鮮明に覚えている。

カルチャーショッカーの「ミラーボール蹴っ飛ばすぞ」の瞬間に回り始めるミラーボール。イナヅマの本物のイナヅマのような縦向きの白い光。

歌詞や音に合わせて抜群のタイミングでパッパッパッと変わっていく照明が見事で、あんまりにも美しいから「sumikaズと照明チームの阿吽の呼吸ほんとにすごい…」と跪きたい気分でした。本当に、1秒もずれずに照明が変わるの。ここで変わったら気持ち良いだろうなぁっていうところで美しく照明が切り替わるの。sumikaの照明の彩りは心をウキウキさせてくれるものが多くて、あんなにも虹色が似合う人たちそうそういないよなぁとつくづく思った。虹色が本当に似合う。どこまでも嬉しくて踊り続けてしまいそうなあのドキドキとワクワクがいっぱいのステージ。やっぱり魔法使いだなぁ。

 

全員をまんべんなく見つめていたのだけれど(荒井さんはカルチャーショッカーを嬉しそうに口ずさんでいたし、じゅんちゃんは相変わらず天使だった)荒井さんとじゅんちゃんと健太さんが見えなくなったので、最後はおがりんロックオン状態だったのだけれど、もう!それはそれは!おがりんって素敵!!!!!って改めて思いました。まず、お客さんに向け微笑みが穏やかで、でもくしゃーって目を細めて笑うの!自分のパートがないときは歌詞を口ずさんだり、歌詞に合った身振り手振りをしたり(これはじゅんちゃんも!)なんてかわいいんだ~~~~って。

そして、改めて「おがりんの声はなんて素敵なんだ、」と思いまして。いや今更かよって思うと思うんですが、おがりんの後ろまで伸びていくあの伸びやかな爽やかな歌声って唯一無二だなと思うのです。健太さんの声とまじりあったら最強。マイリッチサマーブルースのCメロの声大好き。健太さんはいつも通りみんなと目を合わせながら、人たらし全開でした。(※褒めてる)SummerVacationでギターを置いて、スタンドマイクだったのが新鮮でとてもよかった~~~。似合うよね、スタンドマイク。

アイデンティティが楽しかったし、歌詞が今の私にはグっと刺さるので今後のライブでどんどん育っていくのが楽しみ。

 

Littlecrownはいつもとちょっと違う特別なライブだと話してくださって、

「今日はzeppがソールドアウトでしょ?その分お金が入ってくるわけです。(バッサリ)みんながお金を払ってくれたから、みんなが高いチケット代を払ってここに来たいと思ってくれたから、僕たちはライブができるしこんな素敵なセットを作ることができる。本当はいつも全国各地に連れて行きたいと思うメンバーを、こうやって特別なステージで一緒に演奏ができる。」

いつも言ってくれる”音楽でいただいたものは音楽で返したい”(いわゆるサカナクション理論)が私はとても好きで。包み隠さずに「みんながお金を払ってくれたからこのライブができる。やりたいことができる。」って言ってくれるところが好きなところだなぁ、と思った。

 

お客さんのノリもめちゃくちゃよかったなぁ~~~。みんながsumikaのライブを心待ちにしていたのが伝わってくる熱量。イントロが鳴るたびにわぁっていう感嘆の声が聴こえてくるのはとってもいいなぁって思ったしみんな同じ気持ちなのだなぁと思った。

 

あと、一番嬉しかったのは4人ともめちゃくちゃいい顔をしていたこと。アンコールのMCで各々が感じたことを感じたままに話してくれたあの時間がとても好きだった。「荒井さんいつになく真剣だったの、あれ考えてたんっすねぇ」「おがりん、それ言おうと考えてたの~~~」と各々じっくり考えていたことを各方面からバラされて照れ笑いしていた可愛かった。

 

荒井さんが「憧れのZEPP TOKYO。いつもZEPPに来るときは、あのあたりで見てるんです」って後ろの方指さして(荒井さんゾーン)いて、あぁそっか思い入れがあるステージだもんなぁって改めてそれを噛みしめて。

「そのZEPP TOKYOに2日後、aikoしゃまが!ライブをしにくるのです!」と興奮気味に話していてめちゃくちゃ笑った。教祖様!みたいなレベルのハイテンションだった。文もまとまっていたし(※褒めてる)

「俺たちの間、スケジュール見た限りでは誰もライブしないから正真正銘俺たちのあとがaikoしゃまのライブです!楽屋に何か痕跡を残していこうかと思ったけれど、本気で怒られたので今日はステージにキスして帰ろうと思います。」

…恐るべし強火aiko担。(笑)でもその姿が愛おしくて。大好きな人と同じステージに立つことができるってどれほどに嬉しくてしあわせだぁぁぁって思えることなのか…私には想像もつかないけれど嬉しいんだろうなぁってこっちまでニヤニヤしてしまった。*1

 

じゅんちゃんは「あの憧れのゼップトーキョーのステージでアンコールをしていますよ~嬉しい~~~」って言っててめちゃくちゃ可愛くて天使が舞い降りてきた…って本気で思った。

 

おがりんはステージに立っている4本の柱について。

「あの4本の柱は住処を支えるための大切な要素じゃないですか…だからsumikaのステージを支える僕らのことをイメージして作ってくださったんだと思いま…え、違うんですか!?!?違いました、ただの城です。城をイメージしたそうです」って天然炸裂みたいなことになっていて面白かった。でも、みんなの住処を支えてくれる4本の柱はひとりひとりのメンバーのみなさんだと私も思うから。そういう考えが、フッと現れるのはめちゃくちゃ嬉しいしそれを惜しげもなく伝えてくれるのが愛だなと思った。

 

「このアルバムを作って親の気持ちがなんとなくわかった気がします。生んでくれてありがとう」って健太さんが言ったのにグっときて。要所要所から伝わってくるめいっぱいの愛が溢れ出してしまいそうで、受け取れきれなくて困っちゃうくらいでした。アルバムに入っている曲たちが子どものように思ったんだよね、命を削って、生んだ曲たちは大事な大事な子ども。そうやって自分も育ててもらったんだなぁって。*2健太さんのこういう捉え方、感じ方がとってもとっても好きだなって思った一瞬でした。MCもほとんど覚えていないのが悔しい。だれか補完してください。(笑)

 

「ここにいる知らない人たち同士が、ひとりできた人が。そういう垣根を越えて。映画を観終わったあとのようにあのシーン良かったよねと話しながら帰るような…そんな関係になれたらいいなと思う」

「入ってきたときは重たかったドアが、ここから帰るときは少しでも軽くなるように歌います」

あぁ、そうだったなぁ。いつだって忘れないように、忘れないように何度だって繰り返して大切なことを言葉にして伝えてくれるんだったなぁ。

sumikaの変わり続けるために変わらないあったかい部分が好きです。近所のお兄ちゃんみたいな馴染みやすさも、スーパーマンみたいな頼もしさも持ち合わせた最強な4人組。どんどんおっきくなっていく住処を私はいつか出ていく日が来るのかもしれないけれど、もう少しだけsumikaの音楽に頼らせてほしいなと思った日でした。我ながら重い。小さな王冠、って素敵なタイトルだなぁとしみじみ。

 

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8月1日(火)HIGH!HIGH!HIGH!@大阪城ホール

 ど平日の夏休み真っ盛り。学生リスナーに混じってアラサー集団乗り込んできました。(※こまちゃんはアラサーではないとツッコミが入りました。笑)会場の外から既に溢れ出すお祭り感。ガンガン、キラーチューンが鳴り響く会場に入場。


ラジオの先行でチケットを取るときに「椅子!椅子必要!立ちっぱなし無理!」と食い気味でスタンド席を選んだのでスタンド最前という超快適空間でライブを見ることができました。スタンド最前めちゃくちゃ快適、遮るものなんにもない。城ホールの音響も個人的に大好きなのでワクワクが止まらない…。そしていろいろ割愛しまして…。*3

sumika登場。いつものごとく本気のリハーサル。カルチャーショッカーでわ~い!ってのほほんワイパーしていたらまさかの「1秒間で魔法をかける」ってMAGIC。びっくりしすぎてパッとなるから~の瞬間に「え」って普通のテンションで言ってしまった。本編でやると思った~~。MAGICの「腹下しそう~♪」のところでおなかをおさえていたような気がする、とってもかわいかった。いつもしないやつ。

「1人できた人どれだけいますか~~~。お、結構たくさんいますね。こういうイベントは待ち時間とかつらいですよね。でも2分後僕らのステージが始まったら、ひとりぼっちにしませんので。」好き~~~イケボ~~(そろそろテンションが狂い始める)

 

そして、19時登場。SEが流れて、Answer。この組み合わせは無条件でテンションがぶちあがるので今後もフェスで続けてほしいなぁ~~おもちゃ箱ひっくりかえしたみたいなキラッキラのアッパーチューン。周りの人もみんな楽しそうでした。で、LoversやってのMCだったかな?

初めての大阪城ホール。憧れの大阪城ホール。本音を言えば、ワンマンライブで来たかった。…でも、大好きな802のイベントだから立ちたいと思ったんです。個人的に晴れてほしいなと思ったので、てるてる坊主のようなお守りみたいなこの曲を。雨天決行

まさかすぎて死ぬ。秒速で死ぬ。うて、ぐらいでキャーーーーってみんな叫ぶ。雨天決行はやっぱり大事な曲。一番はいつだって変わらないなぁ。間奏のところで健太さんがひとりひとりとアイコンタクトとるの好き。

「今まで出会った中で一番大好きなギタリストくろだじゅんのすけ」バージョンだったと思う。これもいつもグっとくるんだよなぁ~~~~

 

「長丁場のイベントだけど…まだ死んでないですね?でも勝手にふっかつさせちゃっていいですか?」言葉が曖昧)(生き返らせるだった?)のふっかつのじゅもん。会場の熱量がブワッてなるのが肌で感じられてすげえぇ、sumikaすげぇぇぇってなりました。みんなでヘイ!ヘイ!ってしたときの腕がそろっていて、それはそれは凄い景色でした。

そしてSummerVacation。この曲のイントロが鳴った時の歓声が凄くて意外だったしラジオの力を感じた。きっとラジオでよくかかってるんだよね?(よく知らないけど)(調べろ)802のイベントはラジオで良くかかっている曲で歓声があがるから、みんなラジオ好きなんだなぁってほっこりする。SummerVacationは夏の空の下聴いたら気持ちよいだろうなぁ~~

 

「ラジオ局だからFM802が好きなんじゃない。そりゃぁいろいろなラジオ局がいて、電波を垂れ流しているだけのラジオ局だってある。あ、言わないでね。ネットに書かないでよ。(ごめんなさい)」

FM802にいる”人”が素敵だから、好きなんです。FM802の建物や会社が素晴らしいんじゃなくて、その会社を作っているDJさんやスタッフさんや…人が素敵だから素晴らしいんです。」「大阪城ホールという場所が素晴らしいんじゃなくて、今日来てくれたお客さんが素晴らしいんです。」

 

いつも言ってくれる「人」の話。健太さんなりの愛がいっぱい伝わってきた。「人と人とのつながり」を誰よりも大切にしている人たちだから。イベントに対する愛情も、その気持ちを汲んだ言葉も染み込んでくる。

 

「この後きっとタクマさんが出てくるんだけれど、俺とトモはタクマさんのステージを見てバンドをやろうって、バンドを始めました。今日がそういうきっかけの日になればいいなって思います。今日があったから変わったって、人生を変えるようなそんな日になればいいなと思ってこの歌を歌います。5分間であなたの世界を変えたい。それを笑うような人とは、俺は仲良くできない」

 

「伝言歌」の前のMCがいつもより言葉を選ばない感じの言葉で、健太さんが自分の心の内を包み隠さずに言えるようになったのかなと思う反面少し心配に思うところもあって。どうか、健太さんやsumikaのみんなが悲しい思いやつらい思いをしないでいてほしいなと切に願っていました。

最近心許ない言葉を投げかける人もちょこちょこ見かけていたから、少し不安で。だからこそ「ちゃんと届いているよ」って本人たちに伝えたいなって思いました。「大丈夫、伝わっているよ」って。

 

私はsumikaの音楽に出会って救われたし、あの日があったから今があると思える日を一緒に過ごしてきた、そんな感覚があるから。だから、うん。それだけは伝わったらいいなぁって思っていつもよりもおっきな声で「つたえたい」の5文字を歌いました。

会場いっぱいに響き渡るつたえたいの声がめちゃくちゃ大きくて、それはそれは凄まじくて感動してしまった。あぁ、私はこの声を聴くためにここにきたのかなって思うくらいに。すごい景色とすごい熱量とすごい歓声。sumikaに届いていたらいいな、って心底思いました。そしていつかワンマンライブで、彼らにsumikaのファンでいっぱいになったフロアから「つたえたい ぜんぶあなたに ぜんぶつたえて このことばよ まよわないように」って歌いたいなって思いました。

この日の「伝言歌」はなんだか凄まじかったほんとに。そしてやっぱり「愛してます」がくすぐったいけれどすきだなぁって思いました。

 

sumikaのライブが好き。バッチバチに攻めて「1等賞」を獲りに来るあのライブが好き。いつだってにっこにこで笑って楽しそうで背中をポンと押してくれるsumikaの音楽が好き。だから、sumikaの4人にはずっとずっとしあわせでいてほしいし、つらいことや悲しいことはできるだけ起きないでほしいななんて思ってしまいます。彼らは「逆境は逆手にとって越えていく」格好いいひとたちだけれど、無理だけはしないでほしいしずっとずっとしあわせでいてほしい。それだけです。

 

「メンバー全員そろっているだけでも俺たちは何でも乗り越えていけます」「何より大事なのは人。みんながいてくれれば大体のことは大丈夫です」

昨日よりもプラスになっているくらいだ、と笑い飛ばしてくれる。私たちを心配させまいといつだって明るく笑って「大丈夫だよ」って言ってくれるsumikaが大好き。今日も、みんながしあわせで笑顔でいられますように。*4

 

 

 

 

 

 

 

*1:そして本当にキスして帰る荒井さん。可愛いかよ…

*2:どこぞの小渕健太郎かと思いました。不覚にも。小渕さんもよく自分たちの曲のことを子どもって言うよね。

*3:HIGH!HIGH!HIGH!ベストアクトが決められないくらい全アーティスト楽しかったのでまた書けたら感想書きたい

*4:機材を盗った奴には何回も箪笥の角に小指をぶつけて痛くなる呪いをかけました。ヨーグルトと牛乳飲んだらお腹が痛くなる呪いもかけてやる!!!!!……1日でも早く機材が返ってきますように。大事な大事な相棒だもんなぁ。