どんな時も 僕はいつでも ここで唄を 歌ってるだけ

 

ATBツアー、愛媛、横浜、広島、武道館と参加してもう5公演目になるのだけれど ツアーの全貌を咀嚼できているかと聞かれると唸ってしまう。感想を聞かれても「めちゃくちゃよかった」と語彙力3くらいの言葉でしか紡げない。

コブクロのライブに行くたびトキメキは加速していくし、愛は募っていく。ポエムをしたためたくなるし、どうしても誰かと話したくなる。近くにいる人全員と握手をして「最高ですね!!!」と言って回りたくなるし、コブクロのライブに行ったことの無い人にチケットを配りたくなる。

双方向の愛をひしひしと感じるたび、すこしくすぐったくなるけれど愛おしくて仕方なくて抱きしめたくなる。いつだって疑心暗鬼な私が、一方通行じゃないって断言出来る。

だってあんなにもやさしくて穏やかな声で歌ってくれる歌たちが、笑顔で届けてくれることばたちが、いつだってまあるくてやさしい。

「僕らのお客さんは日本一!」「会えない時もみんなのことを思い浮かべてる」そんな風に言ってくれる、ふたりの言葉は間違いなく愛。めちゃくちゃ愛されていて、たまに照れる。でもわたしたちもふたりのこと大好きだから、ほら、双方向でしょう…?

どんなときもふたりの音楽が鳴っている場所はやさしくてあたたかい。それを証明するような旅。

 

思い返せば、ふたりと過ごしてきた時間が10年を越えた。たくさんの「はじめて」をコブクロのふたりと越えた気がする。「同じライブは2度とない」というよく聞く言葉のもつ意味をまざまざと証明して突き出されたのは ふたりのライブを見た時だったと思うし、セットリストが同じでも、その日その日によって歌たちがまるで魔法にかけられたように色を変えていく姿を体感したのもふたりのライブが初めてだった。ふたりの声が重なった時の心地よさに衝撃を受けてその場所から動けなくなったし、歌詞や言葉の意味関係なく、ただ歌声の素晴らしさで涙が溢れて止まらなかったのも、ふたりの声や音楽がわたしにもたらしてくれた「はじめて」だと思う。こうやって羅列していくと、本当にふたりには人生を変えてもらった気がする。ふたりに出会って、出会えた大切な仲間もいるし、大切な場所も増えた。思い出すだけで笑顔になるような宝物のような時間もたくさんある。

 

いつからだろう、ふたりの声を聴くとほっとして ぽろぽろ泣いてしまうようになったのは。いつからだろう、たくさんの"たね"をくれるふたりの言葉に背中を押してもらいはじめたのは。

もう思い出せないくらい前からずっとふたりの音楽がわたしのことを支え続けてくれて、わたしの人生の節目にはいつだってふたりの音楽があった。そんな音楽にこの先の人生で、いくつ出会えるだろう。そんなことをふと考えながら、ふたりの音楽を浴びた。

 

ああ、やられたー!好きだわ!大好きだー!歌い続けてくれてありがとう!って言いながら、これからもふたりの音楽とともに生きていくんだと思う。そんな幸せなことないなあって思うし、そんな音楽と、そんなひとたちに出会えたことを幸せに、誇りに思います。

 

ステージの上で煌めくふたりの声が、世界で一番大好きです。これからもずっとふたりで、寄り添い肩を並べ、夢に向かって 歌い続けるという未来を選択してくださったことが何よりうれしくて。「あー、歌いたいな」

黒田さんのこの言葉がすべてだなあって。

うれしいね、20周年。ふたりがうたいつづけてくれる20周年。うれしいね。

 

もっと、ツアーのことをあーだこーだ書くつもりただのポエマーおばさんの戯言になってしまった。次こそ、ツアーの感想を書きます。笑

おしまい。