わたしは手紙がすきだ。
「手紙を送る 」ということは「言葉を贈る 」ということ。こころにぶわっと溢れる様々な感情を言葉にして自分の文字でぽつぽつと綴る。わたしはこのプレゼントを選んで贈るように、ことばをえらび、ことばをおくるという行動が好きなのだと思う。
そして、「手紙」にまつわる"要素"に惹かれるものが多いのもポイントのひとつ。便箋、封筒、シール、マスキングテープ、筆記用具…羅列しただけで、そのすがたかたちを頭に思い浮かべただけで頬が緩む。
すきなものをならべて、つかってすきなひとにことばをプレゼントする。という行動がどれほど特別でたのしくてしあわせかということを噛み締める今日この頃(大袈裟?) 外出自粛の日々、思い切ってたくさんすきなひとに手紙を書こうと意気込んでいるので わたしのお手紙論を綴ってみようと思う。
ここでおはなしする手紙というのはいわゆる「ファンレター」のことです。
すきのかたちが100通りあれば ファンレターの捉え方も100通りあると思うので、"わたしなりのファンレター"のかたち を書いてみようかなと。よかったらみんなのおはなしもきかせてほしいので話題提起のつもりで書くよ。
☽⋆゚︎︎◌*⋆゜ おしながき ☽⋆゚︎︎◌*⋆゜
○みためのこと
・レターセット?ポストカード?
・シールやマスキングテープの話
・宛名や切手はどうしてる?
○なかみのこと
・下書きはする?一発書き?
・書き出しはどうやって書こう…
・ずばり内容はなにをかいているのか
・便箋の枚数は?
○その他こころがけていること
○レターセット?ポストカード?
「すきなひとに書くお手紙どんなの使うよ?」お手紙を書く上でいちばん最初に訪れる「たのしい!」はこのレターセット選びだと思う。
わたしはレターセットとポストカードをその時の気分や、書きたい内容の量など時と場合によって使い分けています。「あ、いつも書いてくれている子だな〜」とすきなひとに覚えてもらうにためには同じ封筒、同じ便箋やポストカードを使うことが近道だと思うのですが わたしはこの"レターセット選び"が楽しくてお手紙を書いているところが少なからずあるのであまりこだわっていません。まあ、そのあたりは人それぞれだよね。
季節に合わせたレターセットを選ぶのもたのしいし、すきなひとに似合うなと思う絵柄に出会ったときはなんだか運命を感じてしまうし。思わず手に取ってしまうのはすきなひとのメンバーカラーだったときは笑ってしまう。なんというか、この「すきなひとを思い浮かべてぴったりくるものをえらぶ」時間がとても好きで、わたしはこの時間を愛おしく思うのです。
たとえばこんなかんじ〜!!!
おっと、シゲアキさんが登場してしまった。(いつでも顔が良いですね。大好きな古川紙工さん。
タイプライターズで浮世絵が好きとおっしゃっていたので選んだ。ロフトにあったよ。
メンバーカラーにしよ!と思った時はこのあたりかな〜〜!
「これかわいい〜!」「春になったら使おう!」「あの舞台の後にはこれ!」とかなんとかと言いながら素敵なレターセットに出会うたびに買ってしまうので家にはレターセットが溢れています。多分探せばもっとある。(きれいに並んでなくてきたなくてごめんね)(紙博は沼)
うん、たのしい。
ささっと書きたい時はマリメッコのポストカードセットから好きな柄を選ぶこともあります。
これおすすめよ〜Amazonで買えます。3000円位。
○シールやマスキングテープはつかう?
たぶんこれもね、「覚えてもらうには」封筒をとじる時も同じシールやマスキングテープで貼ることが近道だと思うのだけれど、わたしは毎回レターセットが違うので色合いやイメージに合うものを使うようにしています。
ロフトや雑貨屋さんに定期的に行き「持っていない素敵なシールがないかパトロール」を開催します。そしてたくさん買う。私よ、せめて箱に入る量でおさめような。
まあ紙モノは出会いだからね〜〜!ビビッときたらお財布と収納場所に相談して買おう!
○宛名や切手はどうしてる?
舞台を観劇した際にファンレターを出す場合はいわゆる「プレゼントボックス」があるのでそちらに入れます。その場合は封筒に「どなた宛てのものなのか」がわかるように。年齢性別関係なく全員封筒には○○様 って書きます。
郵送する場合は住所に間違いがないように気をつけて書いて送るよ。切手も本当はこだわりたいのだけれど、切手にこだわりはじめると際限がない気がするのでわたしは一般的な切手です。たまにシールタイプの可愛いのを使うかな〜
○下書きはする?一発書き?
大体どんなことを書こうかな〜と考えることはあるけれど下書きはしません。基本的にはなんとなく書きたいことを頭にうかべて→そのまま書きなぐるスタイルなので読み返すと「なんか繋がってなくないか?」「結局どういう意味なんだ?」となることはしばしば。まあ、綿密に練られた素敵な文章を書きたい時は下書きを書いてことばをさがしてぴたっとハマるものをみつける工程を楽しめばいいし(そしてiPhoneにはメモ帳という便利なものもある!)情熱のままに思うがままに自分の感情をさらけ出すように書くことがあってもよいのかな〜と思っています。…つまるところあんまり考えすぎるとなにも書けなくなってしまうので、私の場合はあんまり深く考えすぎずに書きます。笑
ちなみに筆記用具はゲルインクのボールペン0.5
○書き出しはどうやって書こう?
これ…………みんなどうしてる???毎回1番悩むのが書き出し。毎回おんなじでいいのだと思うのだけれど、良い定型文が思いつかないので結局のところ毎回困る。朝読むならおはようだけど昼ならこんにちは夜だったらこんばんはだしな はじめましてでもないし時候の挨拶はかたすぎ!?え〜〜〜どうしよっか〜〜〜〜〜!元気ですかって書きたいけど距離感近すぎかなあ…………………
…………………………
ま、いっか。と悩みすぎて1周回って最終的に適当になるのが世の常であります。
要望メールなら「こんにちは。いつも楽しく番組を拝聴しております」とかそんな感じだし、お手紙もそんな感じで良いのかな?と最近は思うようになってきたので、書き出しは挨拶から始めて、「いよいよツアーファイナルですね!」とか「毎日のリハーサルお疲れ様です!」とかそういうふうに書くのは自然で良いかなと思います…………。だんだんこの感じで書いていて良いのか不安になってきたけど進みます。
○内容はどんなこと書いてる?
基本的には観劇後なのだとしたら、その内容やパフォーマンスについての感想。雑誌やウェブでの連載を読んだ感想なら、その内容についてなど、自分が伝えたい!と思ったことについて詳しく愛を綴ります。
好きだなと思ったことや、話を聞いて嬉しかったこと、新しいお仕事が決まって嬉しいと思ったこと、CDを聴いた感想や、テレビでのパフォーマンスを観て好きだと思ったところ。面白いと思ったことや、感動したことなどなど…すきなひとたちがこちらに届けてくださったものを受け取りました!届いていますよ!しかもしかもわたしは特にこんなところが好きですよ!そしてなによりあなたのことがだいすきですよ!ということを伝えようと心掛けています。(ここまで一息)
わたしのファンレターは本当にそれだけです。
上手な文章が組み立てられるわけでもなければ文章力が抜群にある訳でもないけれど。でも、一生懸命ことばを尽くして気持ちを伝えたいなあと思うのでそれだけは毎回頭に置いてお手紙を書こうと意識しています。
しいていうならば、基本的にはですます調の敬語で書いています。自分の日常のことはほとんど書きませんが「こんな場面であなたの歌を思い出して励まされた」とか「つらいことがあっても乗り越えられたのはあのライブに行ったからです!ありがとうございます!」みたいなことは書くかな…。そうだな、そういえばそういうのはめちゃくちゃ書いている。
字は丁寧に書くぞ〜と意気込んでいるしもし万が一間違えたら破棄しちゃうこともある。そのあたりは本気です。とにかく丁寧に書いています。わたしの"文字"で伝える意味があると信じて。
○枚数は何枚くらい?
多分読む側からしたら2枚くらいがちょうどいいと思うし、なんならポストカード1枚にまとめた方がスッキリ読みやすいとは思う。
でもな!!!!!まとまらんのや!!!!!(フォントサイズ最大にしたいよここは)
というわけでわたしはスッキリまとめることを諦め、そのときに書きたいだけ書きます。2枚のときもあれば4枚のときもあるし、1枚のときもある。いつも暑苦しくてごめんなさいと思いつつ送ります。一晩寝かせて読み返すといつも死にたくなるけど結局そのまま送る。でもいいんだ、それがわたしの本当の気持ちなので…ラブレターってそういうもんじゃないですか?(開き直り)
…………恥ずかしさはありますがまあこれくらいならば載せても大丈夫だろう!というものを選んでみました。雰囲気はこんな感じです〜〜〜〜〜!ね、文章めちゃくちゃだけど、愛は伝わるでしょ。笑
○その他こころがけていること
手紙を書くことが義務にならないようにしています。「あ、書きたいな!」と思った時に書くっていうその気持ちを大切にしているので、仕事の繁忙期はなかなかお手紙が書けずにヤキモキすることもあるのだけれど、「義務感で書いたお手紙なんて、そんなの、想いが伝わらねえだろ!?!?と」心の中の熱い女Aの人格が問いただしてくるのでまあ、書ける時に書きたいだけ書こう。という気持ちでいます。
____________
という感じで、わたしのお手紙事情については!たたもうと思います!書くの楽しかった〜めちゃくちゃ長くなっちゃった、読んでくれた人ありがとうございました。みんなのお手紙事情もよかったらおしえてね。おすすめのペンとか!知りたい!
すきのかたちとおんなじだけすきのつたえかたもある!でも、個人的にはすきなひとが困った顔したり辛い想いをしたり悲しい想いをするような言葉や、傷つくような言葉を送るひとにはなりたくないと常日頃から思っています。どんなことがあろうとも。わたしは、できるだけもらったエネルギーをそっくりそのまま送り返すことができるような、太陽みたいなふんわりあたたかいにおいがするそんなことばを贈ることができる人でありたいと思います。
そして、だいすきだよ、応援しているからね、いつもあなたの存在に救われているよ、そしてなにより、本当にいつもありがとう。って心の底から思うことをおっきな声で叫んで届くようにお手紙を書きたいなと改めて思うのでした。
だいすきなひとたちへ。またお手紙書きますね。いつもいつも重すぎる愛を、受け取ってくれてありがとう。これからもよろしくね♡♡