とびきりの愛をこめて歌うよ 


あなたの誕生日をお祝いするのは、何年目になるのでしょう。


7と11が並ぶとふと頭にあなたの顔が浮かんだり、色を選ぶときには無意識のうちに緑色を選んでいたり、テレビをつけたときにたまたま流れていた釣り番組をうっかり30分見てしまったり…


なんだか、私の生活の一部にあなたはいつも存在していて、ふとした時に顔を出す。それをたまらなく愛おしく嬉しく思うのです。


年々両手では抱えきれないほどの「自分にしかない」とっておきの武器を携えて、自ら新しい道を切り拓いていくあまりに格好良くて凛々しい背中を見るたびに恋に落ちるし、それと相反するような無邪気さやイタズラを仕掛けて目尻を下げて笑うお茶目な笑顔を見るたびに愛おしいなぁと抱きしめたくなる。

好きなことを話している時についつい早口になる熱量や気になったことはとことん突き詰めるマメさや律儀さにいつも驚くし、すべてのものに真摯に向き合う姿や、ひとつひとつのものを大切に咀嚼する姿に憧れて。誰のことも置いてきぼりにしない双方向への配慮や愛を感じるたびに背筋が伸びる。あらゆる物事に好奇心を持ち深く掘り下げていく探究心や、ユーモア。どんどん広がっていく視野の広さに触れるたびおののく。ちょっぴり不器用なところやすこしだけ見せてくれるよわさも、私たちのことを誰よりも大切に思ってくれていることがわかるやわらかい表情も大好き。

そして、私はあなたが紡ぐ真っ暗闇の中に灯る琥珀色のあたたかな言葉にいつも救われているのです。土砂降りの中、差し出してくれる傘のように、冷たくて暗い部屋でかけてくれるあたたかな毛布のように、「あなたの世界が色づくように」ととびきりの願いを込めた言葉を贈ってもらっている気分になるのです。あなたが描く「生きていく」「生きる」という何よりの大きな愛をめいっぱい受け止めて、絶望に手を出さずに、希望を手放さずに私も生きていこうと思えるのです。大げさではなく、本当に。愛されているなぁとつくづく思います。


きっとあなたはいつまでも、様々なことを背負いながら歩き続けるのだと思います。私たちの分もとすべてを背負ってくれる。でも、あんまり無理しないでね。大丈夫、私たちだってあなたと歩いてきた数年間でどんどん強くなったから。一緒に背負えたら、抱きしめられたら、なんておこがましくもそんなことを思っています。

まぁ…そんなこと言わなくったって、あなたはまたどんどん格好良くなっていくのでしょう。強く逞しく「僕らの手を握っていて」と手を引っ張ってくれるのでしょう。もう、勝てる気がしません。完敗です。あなたの描いた夢が叶う瞬間にたくさん居合わせられますように、と思ってしまうわがままも許してね。私は、あなたが目尻を下げて嬉しそうに楽しそうに幸せそうに笑う姿がこれからもたくさん見たいので、そんなことを。

あなたが歩いていくこれからの道にやわらかくて煌めきで胸が満たされるようなあたたかい光が差し込みますように。あなたが描いた夢がたくさん叶いますように。
「宇宙一しあわせにします」と言ってくれたあなたが、宇宙一しあわせでいてほしいといつも願っています。33kgのマグロ、釣りましょう…!

 

加藤シゲアキさん、33歳のお誕生日おめでとうございます。生まれたこと、出逢えたこと、全部にありがとう~~~!大好きなあなたへ。めいっぱいの愛をこめて!君に幸あれ!