暗闇に差し込む光にかざした その手でいつしか夢をつかむ君に

11月14日(土)慶應義塾大学三田祭前夜祭 ~若き蕾よ、花開け~に行ってきました。

10年前の私は関東の学祭に社会人になってから行っているだなんて予想だにしていなかっただろう...10年前の自分よ、私は更に二人のおじさんのことを好きになっているぞ...財布の紐は緩くなっているぞ...

セトリはこちら~!

流星
今、咲き誇る花たちよ 
hana 

手紙  
赤い糸   

轍 -わだち-  

summer rain 
神風  

en:未来
YELL

すごいよね、このセトリ。ぶったまげた。敢えて「代表曲」と言われる桜も蕾もない、フェスで歌った世間的に知名度の高いミリオンも君翼もないセットリスト。でも、ちゃんと曲順も曲もかなーーーり練られているなぁ、とライブが終わったあと思わず唸った。ほとんどの曲の歌詞の中に「花」や「蕾」っていうワードが入っているところとか、流星から始めてがっつりお客さんの気持ちを掴んでから、光、手紙とマイナーだけれどメッセージ性の強い一番届けたかったであろう歌を歌いさらに心を掴んで、ギター1本二人の声、の路上スタイルでマイクオフでノックアウト。すごいなぁコブクロ!!!ってなったところでMCを挟んでどかーーーんと笑わせて「えぇこのおじさんたちこんなに面白いの!」っていうギャップで更に興味を持たせたまま、「こんなのもありますよ~~」ってエレキがっしがし弾いてお手ふり曲もアッパーチューンもかますっていう.........練りに練られて.........る!

 

どうせ代表曲で固めるんだろうなぁなんて思ってごめん。ふたりはやっぱり変わっていないんだなぁって嬉しくなったセットリストだったよ。

目の前にどんな人がいるんだろう、今日はどんなお客さんなんだろう、どんな歌を歌おう、どんな歌を聴いてもらおう、どんな歌を届けたいだろう。二人の気持ちが、言葉になんてしなくたってちゃんと伝わってきたのはこの本気のセットリストだったからだなぁ。この日のライブは夢に向かって歩き出す、まだ花開く前のつぼみのようなひとたちへのエールが詰まった、そんな素敵な時間でした。

 

関大は流星のイントロが聴こえた瞬間空気を読んでサーって座り始めたらしいのだけれど(それも素晴らしい)慶應はね、1番のサビが終わったあと「ウオオオオオオオ」っていう歓声と拍手が自然と起きてね、あぁこの感じすっごく新鮮だなぁ~ってひとりで嬉しくてちょっと泣いた。(笑)

どの曲も黒田さんが自分で言うくらい「めっちゃ調子いい!!!」っていう感じだったのだけれど、わたしはやっぱり「光」が嬉しかった~~~~~。

4曲目がめっちゃよかった、ってみんなが口々に言っていたからおお!ひさしぶりな曲歌うんだなぁくらいにしか思っていなかったんだけれど、こぶちさんの小さい声で1.2.3.4が聴こえた瞬間、イントロなしでアコギの歌。って絞られていくじゃない。「大きな」って歌ったその瞬間嗚咽。(早い)いや、まじで、ほんとに。

大好きな歌でたくさん助けてもらった歌だった。黒田さんの優しい歌声を信頼しているこぶちさんのAメロのアコギも、ハモリも大好きで仕方ない歌だった。

意思と石をかけているところに唸ったし「今じゃもう見て見ぬ振りができるのはどうして」「忘れてたと思ってた 本当の君の姿 君が待ってる」願いの詩もだけれど、今自分が一番思うことをぴったりのタイミングで届けてくれるふたりの歌がやっぱり優しくて。何よりもっと自分を信じてあげないと、魔法はとけるって言ってくれたこぶちさんの言葉がずっしり重たくて。今の君は自分自身が思っているほど悪くないけれど、きっと本当の自分は一番自分自身がわかっているはずだから、無理はしないで。でも信念を曲げたりしないで。って言われているような気がしたからわたしは救われた。

あぁ、見てくれているひとがいるのだなぁわかってくれるひとがいるのだなぁと。

強い力で肩を叩くわけでもなく、必死で呼び起こすわけでも、何かを押し付けるわけでもなく、ただ「こっちだよって手を叩いて 君が前を向けるように」(歌をここで歌っているから)っていう彼らの基本的な精神というか歌に込められたメッセージを読み取るたびにふたりの優しさと、今までの足跡を噛み締める。

進むべき道も進みたい道も誰も何も言ってくれないのだけれど、それを選び取る難しさも大きな勇気が必要なことも、彼らはちゃんとわかってくれているから。だからこそ

「悲しみの果てに目を閉じてしまっても こっちだよって手をたたいて 君が前を向けるように」なんだなぁ、と思ってまた彼らの歌を好きになるのでした。

「暗闇に差し込む光にかざした その手でいつしか夢をつかむ君に」っていうフレーズが、今目の前にいる学生さんや夢を追いかけているすべてのひとへのメッセージでふたりがいちばん届けたかった言葉なんじゃないかな、なんて感じたよ。最高だよ。粋だよ。

光は目隠しおにをモチーフにして書いたってお話していたのだけれど「どうしても目を塞いでしまう時にだって聴こえるのは音楽だと思ったから。そんな歌を作りたかったんです」ってなんていうか惚れてまうやろ(号泣)

 

光と風のマイクオフがほんっっっとうに素晴らしくてコブクロはここぞというときに200%くらいの力を出して「おれらまだまだ歌えるから」ってへらへらわらってくれるからずるいと思った。風のマイクオフは本当に圧巻だった。会場にいたすべてのひとが息をのんで、ふたりが歌う姿をただ見つめて音を吸収していたから。くろだの生の声を初めて来た方にも聞いて欲しかったんです、っていうMCをニコニコの笑顔でするこぶちさんが本当に大好きなこぶちさんで。あぁ、ふたりについてきてよかったと思った瞬間でした。本当に素晴らしかったなぁ。

MCもめちゃくちゃウケていて、本人たちも満足気な表情でこちらもほっとしました。(笑)
ブルートゥースの話は本当に面白かったので是非コブクロチャンネルでご確認ください。黒田さんって本当にいつまでも男子高校生みたいでふたりのわちゃわちゃ感が38歳のやりとりだなんて信じられない。(笑)以下、わたしのTwitter感想まとめ。ツイッターはリアルタイムな感想だから、ブログに書いている今より鮮度が良くて、いい意味で生々しいな・・・

とってもとってもとっても素晴らしいプレミアムなライブのその瞬間に偶然にも居合わせられたことがとてつもなく幸せでした。
2015年コブクロライブ収め、さいっっこうな形で幕を下ろしましたとさ。
君たち、ずるいよ。ここまで虜にしてくるか・・・!!!!!もう!!!!好きよ!大好きよ!!!!とまた2016年も張り切って彼らの作る轍を並走とは言わず後ろからくっついて行かせてもらおうと思います。(笑)来年はどの街から旅が始まるかな?今から楽しみ♡拙いレポでしたが(ほとんど光の感想)おしまい。

大阪マラソン、お疲れ様でした。

もう11月だということに衝撃を受けています・・・結局奇跡ツアーのレポもかけそうになく(笑)やたらと詳しく書いた奇跡ツアー@城ホール以外はニュアンスでの記憶にとどまりそう。だからその日のうちに書けよ、と過去の自分が何回も言っていただろう。

奇跡ツアーは本当に素敵なツアーだったなぁと思いました。盛り上がりコーナーが今までのツアーの中で一番好きだったかもしれない。あれにラバサがあれば最強なんだ。(ラバサ大好き芸人)個人的に42.195kmが大好きなのでまたいつか機会があれば歌ってほしいなぁ。「しんどいんはみんな一緒 そんなときはもうわろといたらええねん」に何回も助けてもらったし、歌詞に「キレイゴト」だけを重ねるんじゃなくて自分自身がその歌詞を体現してくれるところがやっぱり好きだ、と思いました。

 

こぶちくんが見えないところでたくさん努力する人だからこそ。くろだくんが見えないところでたくさん試行錯誤する人だからこそ。苦難を乗り越えて、諦めずにただまっすぐに音楽に向き合ってきたひとたちだからこそ。楽しそうに愛おしそうに歌をたいせつにして、わたしたちに届けようとしてくれるからこそ。

「あなたが今日まで歩いてた この道まちがいはないから 春には大きな君が花になれ」っていう歌詞が響くんだろうなぁ。やっぱりふたりの生きている姿と、音楽に対する愛情と敬意が溢れているところが大好きなんだと思いました。

大阪マラソン、お疲れ様でした。

 

 

 

 

次のコブクロライブは慶応大学学祭。行けなかった人の分も全力で楽しんで「アウェイ」の中でじぶんたちの120%を投げる攻めてる彼らを目に焼き付けてくる。あー、何うたんだろう。楽しみだなぁ。♡♡

くろださんのフィルムの写真味があって好きです。でも被写体に相方が毎回登場するのは愛おしいし、くろださんのファインダー越しのこぶちさんはなんだか相手に心を許しているからか(?)いつもより気が抜けていたりオフ感があったりしていいね。ふたりの関係性が、写真から伝わってくる。

次のツアーも楽しみだし、彼らがこれからつくる音楽も楽しみ。こうやってふたりの足跡を轍を一緒に作っていける、ってとても幸せなことだね。だいじにしたいな、この気持ち。

笑っちゃうほど つまんねぇよ

SAKANAMONのライブを観に行きました。@美園ユニバース

 

渋谷すばるくん主演の映画で舞台になった美園ユニバース。ずっと気になっていたのだ・・・そんな場所でフェスを開いてくれた東京カランコロンのセンスとスタッフの方々に本当に大きな拍手を!という気持ちです。めっっっっっちゃ雰囲気良い。めっっっっちゃ昭和の匂いぷんぷんする。ムード全開。凄まじいユニバース感。願わくばもう一度あの場所でSAKANAMONとカランコロンの2マンが観たい。それくらい大好きな場所になりました、一瞬で。

 

SAKANAMONのライブを初めて見たのは2013年1月。東京カランコロンとの2マン。神戸のVARITで行われたライブ(だったと記憶しているけれど事実かどうかは不明)2012年の夏、いちろーさんに「神戸でライブやって!!!!」って懇願したらあっさり年明けにはそれが叶ってしまったという奇跡のライブ。「さかなもん、かー。聞いたことあるけど曲しらんなー」と思いながらミュージックプランクトンだけ聴いてライブハウスに向かったことだけは覚えている。後ろの方で見たズッコケ3人組は、熱くてキラキラしていて、歌詞はというとちょっと小難しい単語の羅列で、世界観は爽やかとは言い難いひねくれ方でなんというかそのギャップにクラクラした。難しいことはよくわからなかったけれど、音の遊び方やメロディがあがったりさがったりするところもめちゃくちゃツボだった。とにかく聴くと心地よくて、離れられなくなったんだろうね。

そのあと、13年は4回、14年には1回ライブを見て、今回のライブで6回目。(もっとライブを見に行っていたつもりでいたけれどそうでもなかった)

 

多分音出しでミュージックプランクトンと脳内マネジメント事情をやってくれたんだ・・・。さかなもん、いちねんぶりの私にとっては・・・はぁぁぁ知ってるよ!!!これめっちゃすきなやつだよ!!!!!って気持ちがふつふつ再熱するラインナップだったのです。脳内~は2番のAシャープとC7~のくだりがめっちゃ好きなので次は本編で聞きたい。そして「君の主義と思想の横により添えますように」って歌詞がめっちゃ好き。4分もの時間、なんて。4分以上聴いていたい。

 

youtu.be

 

音出しの時点で明らかに森野さん側にいる数名しか盛り上がっていないのを見て森野さんが「リハだけど本番同様盛り上がっていただいて大丈夫です」みたいなことを言っていたのが可愛かったよ(笑)元生くんのまえがみセンターわけみたいになってたのちょっと面白かった。

で、登場。みんなお洋服着替えてでてきてた。森野さん側にいたんだけれど、Tシャツのうえにキラッと光るネックレスが素敵だったなぁ~~~。歌っているうちにネックレスがどんどん隠れていくんだけれどそれもまたいとをかし。(笑)

 

マジックアワー始まりやったかな?「愛してるよ~カランコロン~」って歌ってくれてめっちゃ嬉しかった!!!!字余りにも程があったけど、この愛が嬉しい!

このあと幼気な少女やったんかな??(順番自信ない)一番聴きたかったからイントロ鳴った瞬間アガったなぁ~~~~。しょっぱなのキムさんのドラミングめっっっっっちゃ格好良かった!!!!イントロからテンションぶち上がるしかないね、これは・・・。ひとりでぶちあがって踊り狂っていた(危ない人)だって森野さんがベース持ったまま「オラァァァ」ってめっちゃ煽っていたのだもの、・・・踊るしかないでしょう(美園ユニバースは柵がないので、3列目でもめっちゃ近い。顔がそこにあった)みんなでやいやいやい!って言ったの楽しかった~!!!!差し伸べてくれたのは~のところの音程がものすごくツボ。(マニアック)

 

で、自己紹介かな?いつも通りの自己紹介だったはず。一緒に行っていた友達が

元生くんが紹介されている時にハッと気づいたように「センター分けじゃなくなったらめっちゃ格好良い!!!」って言ってたの面白かったし「たしかに能年玲奈に似てる・・」って感心してたのが面白かったよ。お肉大好きサカナモンは伝わってなかったから、いちいち私が友達に通訳するというシュールなMC(笑)

カランコロンのフェスに皆勤賞なのは自分たちだけだ、という森野さん。カランコロンのことは家族だと思ってるって!嬉しいね~~~対バンツアーの時とかみんなで移動とかしてたもんねぇ、懐かしいよ。「カランコロンに愛をこめて、ここでカバーを」
「1回、ワンツーワンツー言うのやってみたかったんすよ」

まーじで??????ワンツーワンツー言っちゃう????まじ??????ヽ(;▽;)ノ森野さんのワンツーワンツー言うのやってみたかったんすよ、の言い方めちゃ格好良かったんだから(もれなく死にそう)そして最初のギュイ~ンって鳴る電子音。きたぁぁあぁtrue!true!true!(号泣)最近本人たちもtrueやらないときあるからね。嬉しいよ、ありがとう。誰がtrueにしようって言いだしたのかわかんないけど、ほんとセンス良いなっておもったし粋だな、と思った!

空想イマイマシーのところにも対バンの有名曲入れて元生くんが歌うところあるじゃないですか、それもおお~粋だなぁ~っていつも思うんだけれど、やっぱりこの人たちセンス良い~~って何回も思った。とりあえず曲の選び方がいいよね!!!!

trueはいちろーさんが「フォオーー」って叫ぶところまで完全コピーだったし、ときたま裏声使ったりして声色変えながら完全コピーしていたよ~楽しかった~~。歌い終わったあと「多分後でもっと格好いいやつ聞けるから楽しみにしてて」って言い捨てて次の曲の準備する森野さんの笑顔にやられた、ずるすぎ。

 

たぶんここで私の知らないアルバムの曲を2曲くらいやって(たぶんぱらぱらりが入ってるアルバムのやつだ)ぱらぱらり、も歌ってくれた!「修学旅行!」とか合いの手歌えなかったの悔しいから次回こそリベンジ。サビのメロディーラインが逸脱。めちゃ好き。

 

でつまんねぇよ!つまんねぇよ!のやつ!!!!これ、めっちゃ格好良かったなぁ。歌詞がまずめっちゃひねくれてる。(笑)社会不適合者、っていわんばかりの。「わかってるよわかってるよ もっと当たり前のことしなくちゃ」から始まるの。痺れた。

最近、自分がおかしいんじゃないかって思うくらいみんなと正反対で。いつも変わってるって言われ続けてきて、普通って何かなぁ、とか普遍性って言葉があんまり好きじゃなかったから使いたくなくてモヤモヤしていた気持ちを元生くんが代わりに歌にしてくれた。そしてライブ中清々しいほどに大きな声で、叫んでくれたし、叫ばせてくれた。あぁ、だからサカナモンが好きなんだなぁってこの曲を聴いて確信した。

 

自分が合わせなきゃいけないことにだって本当は気づいてる。だって大人だもん。でもそんな妥協しあう世界はつまんねえよ、って肯定してくれる味方がいてくれて嬉しかったし心強かったし、サカナモンは偏屈なヒーローだなって思った。(笑)

「嫌いな上司、嫌いな先輩、嫌いな後輩」(なぜか嫌いな奴のことを思い出せと煽る元生くん(笑))「そして、自分自身。つまんねぇよ!!!!って思いっきり鬼の形相で叫んでください!!!!」って笑ったわ、最高。勿論鬼の形相で叫びました。つまんねぇよ!!!って。自分自身、をその枠に入れてくるあたりがやっぱり元生くんなんだよねぇ、困ったもんだ。そういうところが好きなんだ。

 

いつの日か森野さんが言ってくれた「へっぽこヒーローですがどうぞこれからもよろしく」って言葉。ほんとに言い当て妙だよな。格好いいヒーローじゃないかもしれないけれど、3人でステージの上で大きな声で「つまんねぇよ!!!!」って叫んでるいつもどこか格好悪くて格好いいサカナモンが好きだなと思いました。空いていた期間を埋めるように、曲を聴くと歌詞が刺さるね。面白い。たぶん、今だったから、響いたんだよなぁと改めて思った。やっぱり3ピースバンドはいいなぁ、いちばんちいさい集合体なはずなのに、だからこその危機感というか誰かひとりが頑張っていても成り立たないというあの関係が好きです。

あと、ライブハウスで照明が当たる中で汗びちょびちょになりながら楽器弾いたり叩いたり歌ったりしている横顔を見て好きにならない人がいるならほんとわたしに連絡ほしい。あの横顔と立ち姿だけでご飯何杯も食べられる気がする。暑苦しいくらいがちょうどいいのよ。あーーーーバンドっていいなぁ

 

以上、自己満記録でした~~おしまい。

 

 

2015年上半期編、今私が最も聴いている3曲。

ほら、よくあるじゃないですか。大阪で食べたいランチ10選。みたいなまとめ。

シルバーウィークも終わりに差し掛かる23日の午後に書くくだらない私が何年か後のわたしのために書くブログ。2015年上半期編、今私が最も聴いている3曲。

 

1.幼気な少女 /  SAKANAMON

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カランコロンのフェスに行くことになって、サカナモンが出るならといろいろ聴きあさっているうちに出会った、この映像。「衝撃」だった。うわ、やられたと思った。イントロのギターのリフを聴いただけだったのに目が離せなくなった。

それはまるで私が初めて妄想DRIVERを聴いた時の衝撃に似ていて。ただのギターロックじゃない、只者じゃない変態感(褒めてる)をまた感じたのである。もう、ぐだぐだ言わないしつべこべ言わずに聴いて欲しい。格好良いから。でもすっごくすっごく緻密に作りこまれてるから。格好良いから(2回言うよ、大事だからね)

「善し悪し決める浮世の基軸は 乱暴で内蔵煮えくり返る」ってまさに、なの。これがサビでもなくBメロでもなく、Aメロなの。ちょー痺れるわ。ひねくれている時の私のふつふつしたいらいらした気持ちをぶっ飛ばしてくれるのは、元生くんの歌詞で。まぁ、なんにもできないつまんねぇ自分だけどたまにはこういうのもいいか、誰にも染まりたくないわやっぱり!!とかちょっと叫びたくなっちゃう。

元生くんがエネルギー爆発させるような熱量で歌っている曲がやっぱり好きで、喉で歌っているというか・・・男らしさが溢れてるというか・・・なんて表現したらいいんだろう。このガツンと響いてくる歌い方がたまらなく好き。なのに「さよならする日も近いね~」のところだけちょっと優しめに歌うの。うっわぁ、ってドキドキするよね(語彙力が足りない)Bメロで控えめに鳴るギターのフレーズ格好良いよ~~。唐突にリズムが変わるのもいいよねぇ。踊らずにはいられないもの。上がったり下がったりするフレーズが山ほどあってわたしはツボなのです。本当に、わたしのツボを上げ始めると1000文字を超えてしまうので割愛。しゅみはあわず~のところとか、すっげー好き。

「手を差し伸べてくれるのは 特殊な感性持つ貴方方だけ 十分幸せですがなにか」で飛び跳ねたくなる程嬉しくなって、やっぱり応援したいなと思ってしまったからこの人たちはずるいのである。ますます面白い音楽つくってんなーーーと痺れた1曲。やいやいやい!ってみんなで煽るのも楽しかったし、幼気な少女!のところで一番エネルギーが集まって放出する盛り上げ方は流石でした・・・。アリカナシカっていうミニアルバムに入ってるよ。(蟻のジャケットが気持ち悪くて買うのやめたあの頃の自分を殴りたい。昨日買ってきたよ、ようやく)

 

2.夏の虫インザファイヤー / SABOTEN PAN 

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いや、なんなんって思ったでしょ?なに、夏の虫インザファイヤーって何?って思ったでしょ(笑)大好きなSANBOTENとPANのコラボ曲第2弾。2バンドの仲間たちみんなで歌ってるスペシャルバージョンです~!聴いてたら思わず笑顔になっちゃう、なんにも考えずに聴ける楽しい曲!「積み重ねた無駄は無駄じゃない」とか「必要以上にひとりで戦うな」とか散りばめられた歌詞にほろっと泣きそうになったら、2番のあとに語りが入ってくるの。(笑)最高かー!!!あー、みんなライブが。サボパンが。バンドが、大好きなのが伝わってくるの。

マスコロで出演者みんなが出てきてこれ合唱したのが本当に楽しかった~!!!!!みんなが笑ってて、みんなで肩組んで「じょうねつ~」って叫ぶ、それだけ。でもあの空間は間違いなくハッピーが溢れていたし。サボパンの作り出す空間はいつだってぽかぽかあったかい!この曲にもそれが溢れてる!ちょっと元気がない日に、このひとたちほんまに本気でふざけてんなぁ~って笑いたい日にどうぞ。最後のフレーズがインタレスターからの引用っていうのにニンマリする。

 

 


雫に恋して / indigo la End

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タワレコの試聴機で、緑の少女のイントロを聴いて衝撃を受けたあの頃の自分を褒め称えたいと思った。絵音さんのことは前々から天才だと思っていたけれど、この曲を聴いてやっぱり天才だし才能にあふれていて音楽のことをとても愛している人だと思った。

2ヶ月前くらいにインディゴのライブのセトリを見たときに「夏夜のマジック」と「雫に恋して」が新曲として披露されていて「なんていう、うっとりさせるタイトルなの」って興奮したことを覚えています。小説の一節みたいな、曲のタイトルから想像していた何倍も切なくてひとりで泣いた。


美しい、でもなく、儚い、でもなく「せつない」がやっぱり似合う。やっぱりあのギターの音色がせつないを引き出してくるんだと思う。あえて前面に出てくるベースラインが雨音みたいに聞こえてきたり泣いているみたいなギターのフレーズと力強いドラムの音と合わさる絵音さんの声がやっぱりせつない。たまに出てくる話しかけるみたいにやさしいことばづかいのことばがやけにリアルで、余計にこころにしみこんでくる。「随分長いことそうしてたっけなぁ」とかね。

しまいめには「よそ行きの服を濡らして夜が明ける」っていう歌詞が出てきて聴いたとき、倒れるかと思った。歌詞を上げ始めると、これも、あれもってなるから割愛するけれど、本当にだれかのことを愛おしいって思っている気持ちが溢れてしょうがないときってただただ涙が溢れるんだなあってこの曲聴いて思ったよ。

「雨が悩んで私を避けてくわ 雫はポツリと落ちてもわかるように」 ・・・ずるいわ、絵音さん。PVでは終始にやつかせてただきました。(笑)

 

なげぇわ。(笑)とりあえず思ったこと書いておきたかったのでかいてみました。いやぁ~~良い音楽はやっぱりまだまだそこらじゅうに響き渡っているのだなぁ。

 

KOBUKURO LIVE TOUR15 「奇跡」@大阪城ホール2日目

 

今の目標は、9公演全部のレポをブログに上げること。(無謀すぎる)
とりあえず城ホール2日目からさかのぼっていきます。(笑)私の自分の記録として。
MCで話してらっしゃったこととか、思ったこととかツイッターに書き残したこととか、ちゃんと記事にしておきたくて。

昔の私は「行けなかった方々にレポを届けたい」一心でブログを書いていました。今ほどツイッターが盛んではなかったから、ブログに書き残してそれを読んでもらって。
「そんなこと言ってたんだね」「私も行った気になって嬉しかったよ」と、その言葉が嬉しかったことをよーく覚えている。
それだけじゃなくて、のちのち読み返すと、その頃の二人の言葉や自分の言葉が、「今の」自分を救い出してくれることがあって・・・。そのために書いておきたい。
ノートに書けばいいんだけどね、ちなみにノートにも書いています。(笑)


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Summer rain 浜辺のフェアリ~♪の音程がもうよくわかんないことになるくらいこぶちくんが盛り上がってた。(笑)

轍  城ホール2日目の轍がだいっっっっすきで。(いつも好き)イントロのアレンジしたフレーズがめちゃんこ好きなんです。ベースラインが今までで一番よく聞こえてうわぁぁぁぁん、ってなっていたら1番のそんなに遠い目をして~からアレンジアレンジの嵐のくろださん。(笑)あー、もう盛り上がってんな!!って確信しました。

みんなに歌ってって託してくれるところの声の揃い方も、やっぱりいちばんだったし!最後のギターのストロークのところを黒田さんがめちゃくちゃ盛り上げていたのね。そのときのこぶちさんのキラキラ笑顔。(笑)「あれ、これで本編終了????」っていうほどの盛り上がり、汗だくのまま最初のMCへ。

 

いい音だねぇ~の言い方がほんっっっっとうに嬉しそうな言い方でこっちまで嬉しくなったし、「呼吸し合ってライブを作っていきましょう」って言葉が嬉しかったなぁ。この日のMCでは「20年、30年、40年と生きてきた人生の中で今日が一番新しい日」みたいなニュアンスで、話をしてくださったり私たちとの距離や、その温度を共有したい!みたいなことをたくさん話してくださった(と思う)

映画の中で描かれるヒーロー。世界の中でただひとり、戦うのがヒーローじゃない。たったひとり生き残るのがヒーローじゃない。人生の中、いろいろな場面の中小さな小さな確率を信じて諦めずに戦い続ける人が「ヒーロー」なんです。だから、みんなひとりひとりがヒーローなんです。(みたいなニュアンス)の話をしてくれたこぶちさん。

奇跡っていうのはそういう歌だと。何回「未来を切り開いて 戦う自分に花束を」って歌詞に救われたかな?こういう言葉を通して「みんなが頑張ってるの知ってるから」って伝えてくれようとするこぶちさんの優しさと、それを全部受け止めてくれる強さにいつも甘えてしまうなぁ。奇跡ツアーの軸の中にはいろんなふたりの「ヒーロー像」っていうのも含まれていたのかもしれないねぇ~。なんて。

 

Twilightのとき「やたら派手な色のこのTシャツ~」で胸のところをトントンするときめっちゃドヤ顔で笑ったのに、「2つ揃いを~」のところで手をピースにしてたのが格好良くてなんなんだ・・ってときめいた。(笑)
この日は、どの曲もハモリになったときの声がよく聴こえてきたから、「やっぱりふたりの声の重なりが良い!!!!」ってなったのを覚えてる。

 

DOOR 初めて「開くべきドアなんて~」のところが正面のブロックだったんだけれど、あの「開くべき~」からのクレッシェンドとこぶちくんのフェイク(合いの手っていうの?かけあい?)の混ざり合い方と、黒田さんの声の持つ熱量がブワァって爆発してこっちに飛んできた。胸のところをトントン、ってして歌うの。顔をしかめてぐちゃぐちゃにしながらギターかき鳴らして歌うの。頭のてっぺんからつま先まで使って歌うの。あぁ~、このひとたちは全力で歌を届けてくれようとしてるんだなぁと思うと本当に嬉しくって嬉しくって。本当に、「自分自身が選び取っていく未来」っていうことをどの曲からも感じた。
思い出すだけで身震いするほどの、あの雰囲気とあの熱量。忘れられないなぁ・・。

 

 

 

ーMCー

褒めているようにみせかけてけなしてるんやろうけれど、咄嗟に素晴らしいていう言葉をチョイスするあたりがほんと照れ隠しがへたくそすぎる。「ほら、今から奇跡もう一回歌うんやろ?」って満面の笑みで手を差し出すこぶちさんに「え!!!怖い!!!怖いって!」って怯えていた黒田さん(笑)

 

京セラで「木村さんとエレベーター乗ったことある人おらんやろ~ええやろ~♪」って言ったことをSMAPファンの人にラジオに投稿されてしまい、ご本人からその話について触れられるという事件が起こり黒田さんがひとりで猛烈なテンションで話していたのがかわいくってかわいくって(笑)

「もうさ、あの花道の先端から登場してもらおう!ちょっと待てよって言ってもらおう!」
「あと、あれも!・・俺じゃダメか?ひゃ~~見てたぁ~めっちゃ見てたぁ~~~俺の青春時代~」みたいなことをハイテンションでずーーっと話し続ける黒田さん。(笑)

「木村さんもめっちゃ俺のことみてるぅ~~♪♪これからはMステのときのリハーサルの時もちゃんと髭剃っていこっ!♪」って乙女みたいなこと言ってたの可愛すぎたんだけれど、こぶちさんに「お前、機嫌よう喋ってるけどな。ちょっと待てよ。じゃなくてちょ、待てよやからな!なんやねん、ちょっと待てよって。それえなりかずきさんやろがい」って言われてしまう黒田さん。

そのあとのえなりかずきさんの真似するこぶちさんのお顔愛おしすぎて笑い死にするかと思った・・・。

 

今回のツアー、座ってください。言うの忘れること多かったよねぇ。(笑)そのたびに遠慮がちに「どうぞ座ってください」って声かけるくろださんのさりげないフォローにいつもきゅん、としてた。

 

大好きな42.195km!いつものごとく周りの人誰も飛び跳ねていなかった(笑)まわりのひとお構いなしに、拳突き上げて「どんだけながいねぇ~ん」ってひとりで踊り狂ってぴょんぴょん飛び跳ねていたら小渕さんが目の前にやってきて一緒に飛び跳ねてくれて(泣)2番のどんだけながいねぇ~ん!でマイクをこちらに向けてくれるというまさかの事件が起きてぴええぇぇぇぇって泣いた(笑)

「うんうん、きみだよ。」って指差してくれるのもなにそれやさしいってなったけれど「一緒に盛り上がろう!!!」って煽ってくれたりぴょんぴょんしてくれるのほんとうに格好良い~~~って浮かれた。小渕さんがそうやって、全力で楽しんでるのを見て笑顔になってくれて、うんうんって頷いてくれるのが本当に嬉しくって、あぁ、私が大好きって思ってること。ライブ楽しいよ、って思ってること伝わったかなぁ?って思った。今回ばかりは浮かれさせて欲しい。もう~~~好き。(結局)

 

大阪でのこぶちさんはあざとくてhanaの赤色のタオルを「買ってくれた人ー!」って言って「あー♡買ってくれたの??ありがとう~」って言いながら、昔のタオルを持っている人を見つけたら「わー、懐かしいタオル持ってくれてる♡見えるよ~ありがとう~」って言ってたの。なにそれ!!!!ずるいわ!!!

 

 

ふたりが言ってくれる「みんなの近くに行きたい」っていう言葉が、ふたりのライブに込めてくれた想いなんだなと思う。
物理的な距離だけじゃない。こうやって「会える」呼吸や手拍子や歓声や拍手で、私たちはふたりと「繋がれて」ふたりと時間を共有できる。
よくこぶちさんが言ってくれる「歌で抱きしめあえる」っていうのはそういうことなんだろうな、といつも思って嬉しくなるの。
抱きしめあえる、っていいね。抱きしめる、んでもなく抱きしめ「あえる」っていうのが、なんともこぶちさんらしくて。

たった3時間。でも、その3時間のあいだは僕たちとみんなでその楽しい時間を過ごしたい。その言葉が嬉しいし、「日頃のストレスを持ってきたか!それを今ぶっぱなすぞ!!!!」って言ってくれる言葉が嬉しい。あぁ、いっぱいいっぱい愛をありがとう、って思う。

大阪城ホールが、私のファイナルで良かった。とってもとっても素敵な時間だった。忘れたくないなぁ~。

 

 

善し悪し決める浮世の基軸は乱暴で

 

私には好きな人がたくさんいる。憧れている人がたくさんいる。自己肯定感と自尊心が地下レベル(友達談)なことが功を奏して(?)人のことをすぐ好きになる。しかし、その好きが持続することは実に難しいことで、好きのモチベーションが永遠に続くことなんてないと思っていた。(熱しやすく冷めやすいという例のアレ)

 

でも、不思議なことに「うた」はちがう。

それを聴けば、ふっとその「うた」を聴いていたあの頃にタイムスリップできるのだ。タイムスリップした瞬間、感情がゴオオオオと音を出してうごめいて、ドキドキする。また「すき」が燃え出しちゃったりして。結局のところ、そんなに簡単に一度好きになったひとや、ものや、ばしょを嫌いになんてなれないっていうことなんだろうね。

 

「すき」が育つといろいろなものがみえてきて疲れてしまうこともあるけれど、でも、その「すき」に勝るものなんてなにもなくてまさに「好きの気持ちに何が勝てるの」なんだとおもう。誰になんて言われようとも「すき」を隠したり、「すき」を疑ったりしたくないな。わたしが信じた「すき」がまちがいだなんて言われる筋合いはない。だって、間違いなくわたしはあなたを「すき」になったから今こうやってうたをきいている。今こうやってなみだをながしている。今こうやって、わらっている。これがどんなに幸せなことなのか、数年前の私にはわかるよしもないだろうけれど、いまのわたしがむかしのじぶんのすき、にそのときのアンテナに。救われている。

 

出会えてよかったと思う人がたくさんいるから。

出会えてよかったと思う音楽がたくさんあるから。

今生きているこの世界だって、捨てたもんじゃないのだ。うん、もうちょっと頑張ってみるわ。

 

「手を差し伸べてくれるのは 特殊な感性持つ貴方方だけ

 十分幸せですがなにか」

 

病んでないよ。(笑)

 

奇跡ツアー @大阪城ホール1日目

 


今日は、私のツアーファイナル。
名古屋から始まった旅も、大阪で終点です。
とりあえず、昨日の城ホールを終えて書き残しておきたいことがあったのでそれを記事にします。
※ネタバレあります、お気を付けください。

 

 

 

 


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昨日はスタンド後方の席で、周りが見渡せる席でした。
奇跡の照明のあまりの美しさに手拍子をするのを忘れてしまうくらい、立ちすくんでしまいました。あんなに綺麗だったっけ?
くるくる色がどんどん変わって、アリーナの座席を回るのがほんっっっとに、溜息が出るほど綺麗で、涙が止まらなくて。

1ヶ月空いたこともあって、自分の中でまた感じ方が変わっていたことに驚いて「あー、これがこぶちくんが言っていたあなたの場所から見える景色が違うってやつか」って実感したんです。見え方が違う、っていうのは景色のこともそうだけれど、そうか、歌の「見え方」(感じ方)もそのときどきによって違うことをちゃーんとわかってくれているんだなぁって嬉しくなったり、「どの場所からも楽しめるライブ」を届けようとしてくれていることを実感して、本当にこの人たちは頼もしいな、と。

DVDにはなるけれど、その日の自分が居た場所からの景色はもう一生おんなじふうには見えないわけでしょう?
DVDになれば、いろんな場面が切り抜かれて、勿論ふたりの後ろ姿なんてほとんど映らない。
あーーーーそうか、今日だけなんだ。この定点カメラのように同じ場所から二人の姿を見られるのは、って思うと今までもっとなんでちゃんと見てこなかったの!!!こら!!!なんでちゃんと書き留めてこなかったの!!!こら!!!って(笑)
だから、昨日はいつも以上に画質をあげるつもりで心と目の録画ボタンを赤色に点滅させてきました。

コブクロ」が生まれ育った場所
いろんなところに、ふたりの歌が根付いてる。
お客さんの「やっぱりコブクロは最高やな、待ってたで」と言わんばかりの手拍子、拍手、聞くところは聞くけれど盛り上がるところは盛り上がる。あー、これがホームか。と(笑)
愛すべき、大阪って何回も言っていた・・・。

最近「アウェイでのふたりが見たい」とかなんとか言っていた私ですが、やーーーっぱりホームで歌うふたりはキラキラしていて嬉しそうで、そうやここで歌いたかったんやと言わんばかりの目の輝き、パワー、歌声でした・・・。あぁ、本当にすごかったなぁ。熱量がすごかった。
ふたりの熱量とお客さんの熱量が、ふっと混ざり逢う瞬間があって、なんだか空の下二人の声を聞いていたときの気持ちを思い出しました。

 

あとね、遠くで・・・も星が綺麗な夜でしたも歌い出しはくろださんでしょ。そこをね、んもー、ほんっっっっっっとに優しい顔で歌うの。ほんっっっっっとに大事そうに歌うの。
あぁ、私この人のこういうところが好きなんだなぁって思いました。(今更)

書きたいこと山ほどあるんだけれど、あとはふたりの声の重なりが凄かった!下ハモがよく聴こえてくるマイクバランスだったこともあって、いつも以上にハーモニーが美しくて、震えた。「んわぁぁぁぁぁぁ」みたいな。体中の血液が逆流してきそうな勢い(危ない)hanaは本当に今まで聞いた中で一番好きなhanaだったなぁ~。歌い出しのくろださんの優しい顔。もう~~~~泣くわ。あのフレーズそんな優しい顔で歌われたら泣くわ。Bメロの下ハモもよーーーく聴こえたし、あと何の歌やったかな。黒田さんがこぶちさんの1オクターブ上でユニゾン?かなんか歌ってるの。初めてちゃんと聴こえた。(笑)あれ、好きやなー。

サマレも、ひっっっっさしぶりにいつものメロディーで歌ってくれたし、いつも以上に声甘いし倒れるよね。轍の最後のストロークのカッティングもリズムが違ってたりめちゃくちゃ勢いあったし、要所要所でこぶちくんがギターでお客さんを煽るのがバンドマンみたいでほんっっとに痺れた。格好よすぎるよ~~~~。


桜の最後ギターの音なしで終わった時、一拍おいて鳴り止まない拍手が波のように後ろから起こって会場中に響いたとき月並みなことしか言えないけれど感動したの。みんな「めっちゃよかったいまの!!!!!」って伝えようとしている拍手で、誰も辞めなかったしやめたくなかった。ちゃんと届いたよ、って伝えたくてずっと拍手をしていたの、DOORの後もおんなじ。心に響く、とかそういうレベルじゃなくて全身でふたりの歌を受け止めたときその熱量のすごさで(DOORは1秒たりとも目を離せなかったし、わたしは身動きすら取れなくて口をぽかんと開けたまま放心状態だった。それくらい凄かった)後ろに吹き飛ばされそうになったから割れんばかりの拍手が起こったのだなぁと思うと、もう本当にたまらなくて。これがライブの醍醐味だな、って思ったしわたしがライブに行く意味はここにあるな、って思った!

そのあとこぶちさんが「届きましたか?」って周りを見渡して嬉しそうに言うの。くろださんも、鳴り止まない拍手にうんうん、って頷くの。これがコブクロだーって!
歌うことを一度はやめようとしていたけれど、またステージに立つ決意を固めてくれたことが本当に嬉しかったんだけれど、歌い終わったあとあの鳴り止まない拍手とくろださんの頷きとこぶちさんの笑顔で、もう大丈夫だって勝手に確信しました。

「桜という歌ができた。この曲はまだ名もない花のことを歌っている。何年か経つと少しずつコブクロのことを知ってくれている人たちが増えてきて、その木がどんどん大きくなってくる。でも、枝の先はいつだって細くて、その枝の先にある未来はいつも細いからその道を信じて進んでいいのかわからなくなる。でも、根っこの部分にはいつもみんながいてくれるから、その枝の先にある奇跡を信じてまた歩き出すことができます。」

根っこの部分にいてくれるのはみんなです この言葉がどれほど嬉しかったか。
いちばんにできた曲を聴いて欲しいのはみんなです この言葉がどれほど嬉しかったか。

わたしはこぶちくんの言葉が好きだし、こぶちくんのかく歌が好き。こぶちくんの優しさが好きだし、目が好き。だからこのMCはほんっっっっとに忘れられない特別なMCになったよ~~~~みーんなの方見てニコニコで言ってくれるんだもん。うれしかったなぁ。


「1ヶ月空くと、何のツアーやってたかわからんくなるね。」と笑いながら話していたこぶちくんだったけれど、もう、そりゃぁ昨日の熱量はすごくて。(いつもすごいけど!)
ふたりがこの1ヶ月「ライブしたいなぁ」って思っていてくれたことがひしひしと伝わってくる場面が何回もあって、だから二人が好きなんだなぁって思いました。「この3時間は、ぼくたちもみんなも思いっきり楽しんで 楽しい時間を共有してる」って言ってくれた。毎回言ってくれるけど、城ホールで聞くこの言葉はやっぱりわたしにとっては特別。


わたしのはじめては城ホールだったから、やっぱり思い入れも深くてあの当時とほとんど変わらない席で見たからいろんなことを思い出した。
あぁ、あの日も桜のアカペラで息をするのも忘れるくらい引き込まれたなぁ、とか水面の蝶で動けなくなるほど衝撃を受けたなぁ、とか、あの時も後ろまでとどけとどけって歌ってくれたなぁとか、そんなことを思い出しながら1曲1曲聴いていました。

ふたりが近くに来てくれるから、二人の姿を追うことに必死になっていた自分がどこかにいたから、ちゃんと歌を聴けていなかったんじゃないかなって反省していたのだけれど昨日のライブは今までの旅の中でいちばんからだじゅうのアンテナを張り巡らせて歌を聴くことができました。

ありがとう、素敵な歌を歌ってくれて。在り来りな言葉しか出てこないけれど、でもこれが全て。
さぁ、今日はわたしのツアーファイナル。悔いを残さないように、全力で楽しんできます。