「『sumika』~10th Anniversary THE MOVIE~」 

「『sumika』~10th Anniversary THE MOVIE~」 

映画館で観ることが出来てよかった。

 

ライブ会場で「ひさしぶり!」と再会を喜びあえるあの瞬間のように、遠い場所にいる友人も、まだ会ったことがない同志も、みんな、それぞれが全国各地の映画館で14:00になるのを心待ちにしているのを想像するだけで胸が高鳴ったから。

大切な友人たちとsumikaの映画が上映されるということに改めてわくわくしながら色んな話をして定刻を待った。
大きなスクリーンに映る映像や、スピーカーから流れてくる耳馴染みの良い、何万回も聴いた愛おしい声に想いを馳せられてよかったと心の底から思う。

 

タオルを両手に握りしめながら聞いた彼の声は、あったかい素敵な声だったし、キュッと目尻を下げて笑う顔を、相変わらずすきだなあと思った。いい意味でどこまでも変わらない空気感と温度感を纏う4人の姿をぎゅっと抱き締めながら、スクリーンを眺めて。
きっとこうやって変わらない想いを抱きながら、わたしはわたしの人生を歩んでいくのだと思った。それと同時にsumikaがわたしの人生を彩ってくれるのだとつよく確信した。

だってさ〜〜〜〜!!!もうさ〜〜!
こんなに嬉しいことってなかなかないよね。


「帰ってきたい」「帰りたい」場所があるということも、「会いに行きたい」ひとがいるということも。聴きたい声が、聴きたい歌が、音が、あるということがうれしい。
ほんわりと灯るオレンジ色の灯りを目指して正しくまっすぐ歩いていけば辿り着ける場所が、開けっ放しにしてある扉から顔を出せば「おかえり」「ただいま」と言い合える場所が、わたしにはあるんだなあ。

ひとつひとつのsumikaと一緒に共有してきた時間、ライブ、音楽、その他もろもろ。そういうのひっくるめたぜんぶのたいせつな「記憶」が寄り添ってくれる限り、きっと前をむいて歩んでいけるのだと思う。

 

「これからも想像し得ないようなポジティブもネガティブも沢山あるでしょう。だけど一緒にいたら大丈夫だと僕は信じています」「忙しくても握った手は離さないように、日々を共に生きていきましょう」

(片岡健太さんInstagram

嬉し涙を啜りながら、このnoteを書いていたら健太さんのインスタが更新されていて、読み進めていったら、これですよ。何度も何度も読み返した。美しくて、やさしくて、なにより力強い。もうこんなんプロポーズですやん……ほんとうに……ほんとうにさあ!一撃必殺。やられました。完敗です。もはや勝てたことなどないのですが。

こころのど真ん中に投げてくれるその真摯さや優しさに甘えてしまうばかりでくやしくなることもあるけれど、だからこそわたしは感情を陳腐でも、拙くても、言葉が圧倒的に足りなくても、必死に嘘偽りなくまっすぐ綴った言葉でだいすきを伝えたいと思うんだよなあ。ていねいに寄り添ってくれるその愛には、おんなじようにていねいに、だいじに、おもいきりわたしの想いを乗せたいと思うから。

sumikaに出会えてよかった!」

いつも出会ってくれてありがとうと言ってくださるたびに、それはこちらの台詞でもあるんだよと思う。sumikaに出会えてほんとうによかったよ、sumikaと出会えた人生はわたしの誇りだよ。これからの未来だって、おんなじようにね。


ハッピーエンドのその向こう側を一緒にみたい。
「喜びや悲しみや苦しみも全部持って 憧れも、羨みも隠さずに持っていって」と歌ってくれるあなたたちと一緒に。離せといわれても離せないよねえ、出会っちゃったからさあ。もう、こんなにだいすきになって、わたしの人生の一部になっちゃったからさあ。
大きすぎる愛に触れるたびに、その熱さに、ぬくもりにくらくらしてしまう。愛されすぎている気がしてしまう、でもうぬぼれなんかじゃないんだよなあ、不思議な話。両思いですね、ほんと困っちゃう。(黙らないよ)

 

すきだよ、だいすきだよ、ってそればっかりで嫌になっちゃうね。でも、何度だって伝えたい。たくさんたくさんありがとう。わたしはsumikaが、だいすきです!
映画を観終わってから、ずっとそれだけを考えています。どうやったらこの気持ちを返せるのかなあとか、ああ、いまやっぱり、どう考えても世界でいちばんしあわせだなあとか、そんなことばかりを。

 

エンドロールまで一瞬たりとも気を抜かずに観ることが目標だったのに、どうにも涙が止まらなくて画面を観られなかったところが多かったので映像化をこっそり……いや、熱烈に希望することにして。
以下、覚え書きのような、メモのような、叫びをぶら下げておきます。おぼろげな記憶の糸を手繰り寄せながら書いているのでまちがっているところがあるかもしれないし、セリフは全部ニュアンスです。



ネタバレもあるのでお気をつけくださいませ。

 

sのところを持ってしまった残念さが私らしい

sumikaって、誠実なひとたちのあつまりすぎない……??あと4人ともいい男だよなあ……sumikaっていいバンドだよなあ、としみじみ。なんかさあ、もうそれしか言えないターンがあって。というかそれしかなくて。2時間15分ずっと、いいなあ、そこがすきだなあ、すきだよなあ、すてきだなあ、はあ、すきだなあ、と思っていた。語彙力がないのがバレる。

 

・「10年という月日の流れの中にさまざまな苦難や困難に遭遇するたびに、もがき、ぶつかりながらも歩みをとめずにここまでたどり着いた」みたいなドラマティックともいえるsumikaの歴史という側面と、地続きにある「何気ない日常」というか、「ふだんのsumika」があらゆるシーンから滲むのが良かった。合間に合わさるライブ映像もね。全部ひっくるめて、sumikaの軌跡だもんね。オフショットやメイキング動画のようなものから零れる人柄とか、関係性とか、仲の良さや信頼関係の強さとかそういう諸々が見えるたびに、あたたかい雰囲気のチームだなあとまたsumikaチームのこと、4人のことをすきになった。

 

・「sumikaはそこにいる人じゃなくてそこに宿る意志」っていう言葉はじゅんちゃんの言葉だったんだなあとその文字をなぞっていた。

・それぞれが、自分のターニングポイントについてや、楽器との出会い、音楽との出会いについてを話すシーンがたっぷりあった。真面目に話すひと、茶目っ気たっぷりにエピソードを混じえるひと、それぞれの「らしさ」が存分に出ているのが良いなあと思って聞いていた。ラグビーに明け暮れていたともさん、かっこいい。
その過程の中で出会った「ひと」の視点で語られる、メンバーの話も、そのエピソードも、すごく素敵でね。やっぱり人生において「どんな人に出会うか/出会わないか」ってメインテーマなんだよなあと思うなどしたよ。

 

いしわたり淳治さんに教わった「1から10まで全部を書くのは作文、歌詞は1から10あるうちの4の部分を書いてその前後、過去や未来を想像できるようにする」「まだ言葉になっていない感情を言葉にするのが歌詞を書くということ」という旨の話は、なるほど、と思ったし、興味深かった。「言葉と心」の歌詞みたいだよね。芯の部分というか骨格の部分が変わらないから安心するし、いいなあと思う。変化するのが当然なのだけれど、変化するために変化しない部分があるという強さよ……。


健太さんの「言葉の力」について、語られていたと思うのだけれど、ほんとそうだよなあと頷きながら聞いていた。何度も救われてきたその言葉が取り繕われたものではなく、嘘偽りなくただわたしにだけ届けばいいと思って紡いでくれているのだということがありありと伝わってくるその言葉。真摯に、あきらめずに、腐らずに、向き合い続けてきた結果の集合体なんだなあと思った。

 

・スタジオライブ、とにかくめっっっっちゃくちゃ音が良い。とにかく音が良い。さすがスタジオ。健太さんの歌声もやわらかく、甘いかんじなのがとても素敵だったしね、あとあと各曲のアレンジも素敵なの……!夏に聴く「ソーダ」はやっぱり格別だなあ。スタジオライブについてはまた別記事が書きたいくらいですわ……!

 

・4人それぞれのルーツを深掘りしたり、それぞれの印象をメンバーそれぞれが言い合ったりするインタビュー映像が主だったのだけれど、前のバンドまで遡ってどんなふうにsumikaとして活動するようになったか、という話から10年を語っていた。各々のイメージを言い合っているのも、それぞれの視点から語られるその話しぶりというか声色?がとってもすてきですきだったな〜!

banbi時代の話や、じゅんちゃんとおがりんがどんなふうに加入したかという話は片岡さんの著書「凡者の合奏」でていねいに語られていたこともあって、sumika10年の歴史や軌跡を、本のページを捲るようにひとつひとつエピソードを交えて、4人が話すたびに頭に浮かぶ情景があったのがとてもよかった。
それと、健太さん視点で語られていたその場面を、ともさん、じゅんちゃん、おがりん視点で語られていたのもまた新鮮で。「えーーー、そんなエピソードが!」と思うところもたくさんあったよ!(わたしがぽんこつすぎて忘れていただけの可能性もある)

 

・おがりんをsumikaに誘うときに健太さんとおがりんがサシ飲みしたときのエピソード、めちゃくちゃかわいかったね……!おがりん視点で語られるお手紙のエピソード、めちゃくちゃかわいい。(当時のお手紙の写真まで!じゅんちゃんのお手紙、噂のプーさん🍯🧸)

お手紙はガムテープぐるぐる巻きの話もしてた!「だれにもみられたくなかったんでしょうね、健太さんはワンチャン見るかもしれないって思ったのか、ガムテープぐるぐる巻きで」

「中身を読んでみたら、語尾が全部"ござる"だったの。"sumikaを一緒にやりたいでござる"って」じゅんちゃんは恥ずかしがり屋なところがあるから、面と向かって真剣なトーンで言うのは恥ずかしかったのかもと話す時のおがりんの顔がとってもすきでした。

あと、ともさんの「大きなステージに立てたら、そのときは乾杯しよう」ってお手紙に書いていたというエピソードは既出ですか?初出し?(どっちにせよかっこよすぎて声が出そうでした、あぶない、映画館で叫ぶところだった。応援上映だったら、たぶん笛を吹くかカスタネットを叩いていたと思う。 )

ZEPPでライブができるようになった頃に荒井さんがだれもいないフロアに俺を呼び出して。なんだろって思ったら"おがりん、遅くなってごめん。一緒に乾杯しよう"ってポッケから缶ビールを出してくれたのは、さすがにグッときましたね……」

ぎゃーーーーーーーーかっこいい!!!

キャプテン!!!!!ともさん!!!!かっこよすぎない??約束を守る男、そして、タイミングといい、なにからなにまで粋だよ、かっこいい……ポッケからビールも、ライブ後のフロアで二人っきりで乾杯もドラマのワンシーンみたいで、こういうのを「エモい」というのでしょうか……?めっちゃ、すきだった、ここのふたりの関係性……

 

・おがりんの第一印象を話す時の健太さんとともさんのトーンも、ちょっと照れくさそうなおがりんもよかったなあ。「逸材」「エリート」って褒め称えられたあとの顔、いとおしすぎる。もう一回見たいので絶対に円盤化して欲しい。(ずっと言ってる)

 

・この辺りからずっと記憶が怪しい。全然時系列に並んでいないけれど、ともさんの周りはずっと賑やかで楽しくて笑顔が溢れているという旨のことをじゅんちゃんが言った時に涙がどばどばあふれだしてもうだめだった。(序盤も序盤ですよ…)じゅんちゃんの太陽のようなあの眩しい笑顔を浴びて、そのかわいさに倒れそうだった。じゅんちゃんとともさんの戯れ、ふたりでぎゃはぎゃは笑ってるのほんとにだいすき!かわいくて!

 

・「じゅんははじめてできたバンドの後輩。だから可愛がりたいって思うのかなあ」って話してる時にながれている動画、めっちゃかわいかった。目尻下がっちゃうなあ。

 

・要所要所出ててくる「明日晴れるさ」のエピソードを丸ごと全部抱きしめたい。機材車で順番にメンバーを送っていく時道順の関係で最後がおがりんになることが多くて、車内でじゅんちゃんとおがりんがいろんな話をしていたということ。そのときに、こんな曲があってとsumikaのメンバーに聞いてもらう前にデモテープを先に聞いてもらったこと。それから、これは健太さんのnikkiにも書かれていたエピソードではあったけれど、じゅんちゃんと健太さんが居酒屋に行って、おたがいにつくった曲をイヤホンで聞かせあったこと。その曲が「明日晴れるさ」と「まいった」だったこと。「最高……!」「いい曲……!」とべろべろに酔っ払ったふたりがいたということ。

なんというか、そういう曲にまつわるエピソードや背景がちらりと見えるたびにわたしの中の大切フォルダがまたひとつ増える気がしてたまらなくなる。曲には自分なりの、わたしだけの、特別な思い入れがたくさん含まれているけれど、それとはまた違った方面の思い入れがふえていく感じがして。たいせつが増えていくのはうれしい。忘れたくないことばっかりだね。忘れたくない。

 

・「べろべろに酔っ払ったふたり、どう考えても可愛いなあ〜」ってにこにこで聞いていたらじゅんちゃんがからっと笑いながら「ふたりでべろっべろに酔っ払って、それからちゅーしました!へへ、おじさんはねえ、酔っ払ったらちゅーしちゃうんですよ〜」って言うもんだから、思わず泣き笑いした。なんなんだよ〜〜〜そのかわいいエピソード〜〜〜〜!何回も読み返したい〜〜〜!
「ちゅーした!おじさん酔っ払ったらちゅーしちゃう」ってケラケラ笑いながら言えるじゅんちゃんって、ほんとうにチャーミングだなあってこちらは泣き笑いですよ……なんか、こういうエピソードがほかにも映画の中にちょこちょこあって、そのたびにほっこりしながらも涙が止まらなくて。あーーー、じゅんちゃーーーーん!!!!!すきだよーーーー!!!!

・書いていて「これ、書き終えるの無理じゃね?」と思っているのだけれど、なんとか記憶を掘り起こして書いています。捏造していたらごめんなさい。先に謝っておくスタイル。書きながら泣いちゃうから、要所要所でふざけていくスタイル。

 

・健太さんの声が出なくなったときのおはなし、何度聴いても胸が詰まる。好きなのに、できない。やりたいのに、できない苦しさってえもいえないと思うし、想像を絶することだからこそ。でもそこで、決まっているライブを3人でやると決めたsumikaの強さや覚悟も凄くて。相互の想いがギチギチに詰まっていてたまらなくなった。健太さんがいつ帰ってきても大丈夫なように、と住処を守る決意をした3人のLINEグループ「三人集まったら文殊の知恵」(LINEグループの名前…いとおしいよ…)の話も、ともさんが健太さんの実家に突撃した話も、めちゃくちゃすてきだったね。

健太さんの様子を見に、こっそり内緒で訪問したのに最終的にともさんと健太さんのお父さんがお酒を酌み交わしてべろべろになって帰るくだりがすきすぎて何回でも聞きたいエピソードだった……「何しに行ったんだろって感じだったんですけどねえ」かわいい。嬉しかっただろうなあ、健太さん。手巻き寿司の話も何度も聞きたいし、「帰ってきた時に音楽はもういいやって思うかもしれないけれど、それでもいいから片岡さんと一緒になんでもいいからまたやりたかった。農業とかねえ?ほら、なんでもあるじゃないですか」ってじゅんちゃんが話していたエピソードも真空パックしてぎゅっと抱きしめていたいくらい好き。

 

音楽とかバンドとかもうそういう垣根を越えてほんとうに「家族」なんだなあ。そういうの抜きにして一緒にいたい、なにかやりたい、と思える人間同士の繋がりって確固たるものだなあと思う。つよいなあ。そんな人に生きているうちに会えることだって、あたりまえじゃない、すごい確率なわけで。偶然じゃなくて必然で運命みたいな、その縁がさ〜〜〜!!?羨ましくなっちゃうな、素敵すぎて。

 

・「入ったばかりのメンバーがメインボーカルをやるっていう孤独」の話もおがりんが「メインボーカルではなくなるときの葛藤」を話していた話もグッときた。
「片岡さんが、最終日の公演10分前にメールをくれて。"俺も一緒にうたうね"って。それまではぜんぜんそんなのなかったのに、最終日に。いちばんここ(ステージ)に居たかっただろうに」とエピソードを話していらして、お互いがお互いのことを想うその気持ちの大きさや、包み方がやさしくてすてきだなあと思った。

いろんな出来事の積み重ねでいまがあるとはいえ、その積み重なった出来事ひとつひとつの重み……おがりんが「昔のライブ前はここにいる全員くらってやるとか、俺が一番歌が上手い、とか、そんな感じでめらめらしていた」という旨の話もされていたよね……!いろんなフェーズを経ていまのおがりんがいるんだなあ。

葛藤や苦しみや痛みもぜんぶぜんぶ飲み込んで乗り越えて、何度倒れても、めげずに立ち上がる人間の強さって凄い。あと、努力を重ねられるその姿や生真面目さ、尊敬しかない。かっこいいね。大きなステージが似合うと思うというその言葉を胸に走り続けてきたというおがりん、ほんとそう思う。似合うよ、とっても。

 

・もうそろそろ6000文字なんだけど、全然語り足りていないの大丈夫そう?とりあえず円盤になったら、同時鑑賞会をして、「ここ好きなの!」「わかる!」って語り合おうね、みんな。いまうろ覚えで書いているから、ちゃんとした言葉をそのまま写経したい気持ちが溢れている。

 

・何度も語られる記憶の話。わたしはそのたびに音楽の栞の話を思い出す。コロナ禍、あの「伝言歌」に何度救われたことか。ほんとうに、記憶がいつでもわたしのことをひょいっと掬いあげてくれるんだなあ。頼もしくて、その逞しさに触れるたび、背筋が伸びる。わたしももっとかっこよくなりたいと思う。好きがつのるねえ〜

 

・スタジオライブのセトリ、ほぼ思い出せないのだけれど(ぽんこつ)「明日晴れるさ」と「ここから見える景色」がうれしくってうれしくって、大泣き。大切にとびきり綺麗なリボンをかけたみたいな、やさしさに満ちているよね。歌詞ひとつひとつ、音ひとつひとつ、に寄り添いていねいに、演奏されるさまが、ほんとうにうつくしくて。その映像だけはやけに鮮明に思い出せる。わたしの中のハイライトだったんだろうなあ。


ここから〜はroof sessionとして活動していたときにも歌っていた曲で、今日はゲストメンバーに力を借りて。演奏しますと言ってらしたのもおんなじように記憶に残っている。しかしこのあたりからなんの記憶もないんだな。泣きすぎて。
雨天決行はずっとわたしの特別。あとさ〜〜、「天井が高いステージが似合う曲」って言われた「明日晴れるさ」をハマスタで歌うの、グッとくるよね……

 

・だめだ、いいたいことがありすぎる。また円盤化したら、話そうね!!!みんな!!!(何回言うねん)
名古屋の「伝言歌」もハマスタのスタオバも、何度観てもグッとくるね。だいすきな、だいすきなsumikaのライブだ。

 

映画を観ながら、色んな場面でこころが震えてこぼれる大粒の涙が頬を伝うたび、やっと泣けたなあと思った。

あの日からじゅんちゃんのことや、自分が思っていることを言葉にしようと、書いては消して書いては消している。どうしても、ぴったりくる言葉が見つからなくて、そのたびにもどかしくってたまらなくて、まるでじぶんが仄暗い海の底に落ちていく気分になっていた。


でもいまはたぶん、これからずっと、この先もそうなんだろうなあと開き直っている。
向き合い続けることはやめない。でもこの感情はわたしだけのものだから、わたしが大切にしてやらなければどうするんだ、と思っているし、このどうにもならない虚しさとか、とてつもないさみしさとか、あとは、ものすごくいとおしいと恋焦がれてしまうきもちとか、そういうあらゆるすべてをひっくるめて、引き連れて生きていくことにした。

それがわたしなりの「ハッピーエンドの迎え方」で、「前の向き方」なんだよ。わすれない、わすれてなんてやらない、わすれてやるもんか。だって、代わりなんていないんだもの、仕方ないでしょう?だいすきでごめんね、きっとこれからも。

 

sumikaと一緒に、どんな手を使ったとしてもハッピーエンドを迎えられるように、わたしはこれまでの記憶だってぜったいぜったいぜったい忘れないんだから。本に挟むように、ひとつひとつの「記憶」と「思い出」に挟んだ大きな栞をひとつ残らず、たいせつにするんだから。

 

たとえどんなことが起きようとも、わたしがsumikaとともに過ごしてきた7年間はしあわせで溢れていたよと胸を張って言える。なにより、「ありがとう、いつも言葉にしてくれて」と思う。そして当たり前かのように、「続ける」という選択をしてくれてありがとう。当たり前なわけないのに、からっと晴れた声で言ってくれてありがとう。「続けていくことがなによりの目標」だと、変わらず言い続けてくれてありがとう。

 

その言葉がわたしにとっての祈りであり希望であり灯りです。伝わってくる熱量も覚悟もぜんぶぜんぶいまだきしめています。

 

音楽は作って終わりではなくて、届けて、届けた先でそれぞれが受け取ってくれたことで広がりを生んでいくと。sumikaはもうじぶんたちだけのものだけではないと届けてくれた言葉を胸に、わたしは、これからもsumikaの音楽を真正面から全力で受け取っていきたいし、声や想いで返したいと思う。相思相愛の、あの空間で。

「ただいま」「おかえり」が響き合うあの場所で。

 

おめでとう!ありがとう!sumikaがだいすきです!何度言っても足りないから、何度だって言うよ、だいすきです!とびきりの愛を込めて。