Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 「Thanksgiving 25」@京セラドーム

Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 「Thanksgiving 25」@京セラドーム に行ってきました。ゆりちゃんとさくらちゃんが誘ってくれて3人で!ゆりちゃんチケット取ってくれてありがとう~~~~。会館ツアーは全滅しまくっていたので「未完」ぶりのミスチル。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとう~~~~。

ネタバレ回避を全力で勧めてくれた数人のお友達にも大感謝です。まっさらな状態で行ってよかった~~!この先にはセトリを含んだネタバレがあります。
参加される予定の方は、絶対に見てはいけません…まっさらな状態で行った方が100倍楽しい。でも超、最高だったから感想書かせて!

 

 

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始まる前に「何から始まるかな」談義をみんなで繰り返していたのだけれどさくらちゃんに「ふたりが好きな曲だよ」と言われ膨らむ妄想。

ゆりちゃんと「CENTER OF UNIVERSEで始まったらめっちゃ格好いいよなぁ」「あのアコギから始まるのエモすぎるな~~~~」「え、やばくない」「やばいな」って言い合っていたら
本当にCENTER OF UNIVERSEから始まったから死んだ。語彙力がないから死んだとしか言いようがないけれど死んだ。

蘇生に続く思春期に沢山救ってもらった曲10選にランクインするほど大好きな曲。最初はミディアムテンポで静かに始まっていくのに、1番終わりで加速していくあの展開がめちゃくちゃ格好良くて最初に聴いた時に「Mr.childrenって何者…」っておののいたのを思い出す。


OPの映像もとても美しかったなぁ。昔のアートワークや写真がちりばめられた映像から、ファンファーレのようにホーン隊の音が鳴り響く。
そこに加わっていくアコーディオンやヴァイオリンの音。ヒカリノアトリエが始まるときのあの空気感にとても似ていて心地よかった~。可愛らしくて愛おしくて物語の始まりのような、OPからのCENTER OF UNIVERSEです。…今思い出してもうわぁぁぁぁぁって感情がたかぶってしまう。

徐々に音数が増えていく様が、世界が開けていくようなそういう雰囲気を醸し出していて「全てはそう 僕の捉え方次第だ」っていう歌詞の後に歌詞通り「一気に加速していく」っていう演出が憎い…憎いよ!
自分の捉え方次第で世界は変わると気付いた瞬間、見えていた世界が色づいて加速していくあの感覚を音楽で表現するなんて本当に凄い。


「あぁ、世界は薔薇色。すべては捉え方次第だ。」あぁ、私このひとの捉え方好きだなぁって思った。あとね!!!!間奏のギターのリフめちゃんこ格好良いし、早口になるところ大好き…歌詞のこと言い出したらキリがないなぁ。

「僕こそが中心です」「あぁ 世界は素晴らしい」

決して、自分中心のお気楽な「僕こそが中心」ではなく「君の人生では君がいる場所が真ん中でしょう」と言ってくれている気がして大好き。
「僕こそが中心です」でキラッキラのスポットライトを浴びて花道の先のセンターステージで手をまっすぐに掲げる桜井さん神々しすぎてとりあえず崇めました…格好よすぎやしませんか。

 

「京セラドームこそが世界中のどこよりも幸せな場所で、こここそが中心だな」などと思っていたらキラーチューン大渋滞。

箒星 シーソーゲーム~勇敢な恋の歌~ youthful days

え、まだ序盤ですよね…?めっちゃゴリゴリにハッピーなキラーチューン固まっておりますが…!イントロが鳴るたびに湧く私たち。「え、大丈夫???もうライブ終わる????」攻めた曲たちに頭がボーっとしてくる。

……きっ、記憶をなくしている場合ではない!と慌てて頭をブンブン振ってとりあえずジャンプ!ミスチルの曲って、イントロ5秒で心を鷲掴みにされちゃうんだよなぁと改めて思った。
youthful daysで念願の乾杯ができたのが嬉しかったなぁ~!高校時代に友達とDVD見ながら画面に向かって乾杯していたあの頃の私、乾杯できましたよ!「かんぱぁ~い!!!!」ってめちゃくちゃうれしそうに手を掲げてくださる桜井さんと嬉しそうに乾杯するファンの皆さんのあの空気感めちゃくちゃ好き。そしてやっぱりミスチルのファンの皆さん可愛らしいよねぇ。みんな乾杯してたもん。笑

 

どの曲だっけ…歌いだしが桜井さんのアカペラっぽい始まり方で「え、まじで。やばくない。」って会場みんな思ったと思う。やばいです。(語彙力の欠如)序盤からぴょんぴょこ跳ねまくり走りまくりの桜井さん。しきりに「おおさかぁ~!!!」「後ろも~~~~!」って煽ってはりました。エネルギッシュ…。


「こんばんは~~~Mr.childrenです!」

何回聞いても、何回ライブに行っても「Mr.childrenって存在するんだ…会いに来ちゃってるんだ」と震える瞬間。

「大阪~~~元気~~~?暑くない~~??」

「暑い~~~!!!!!(正直すぎる関西人達」
「暑いよね…昨日のお客さん暑すぎて、元気なかったんだよ。だから今日は朝の5時から冷房を入れています!朝の5時から冷房入れてこの温度よ??すごいよねぇ。ひろいねぇ!」

お客さんの熱気で本当に暑くて、4曲で頭がボーっとするくらいだったのですが前日はもっと暑かったようでチームMr.childrenの皆様の配慮に感動。

「Thanksgiving 25というツアーを回るということでね、多分みんな相当期待してきてくれていると思うんです。
みんなは何を聴きたいかな?そして僕たちは何を歌いたいかな?って沢山悩んだんだけれどね…でもその期待をさらに上回るような、そんな曲たちを用意してきていますので!今日は長いよ~~~~!笑  

ここからとっても長いから、喉乾いたら水飲んで、水飲みすぎたらトイレ行って…って調整しながら楽しんでください。

次の曲は、絶対に歌いたかった曲です。欠かせない歌。みんなに歌いたかった曲です」

 

からのGIFTね~~~~~~待って~~~~泣いちゃう~~~~

未完のときに桜井さんが「みんなにプレゼントを選ぶみたいに曲を選んだ」って言っていたのを思い出してGIFTの歌いだしの「僕は探していた最高のGIFTを 君が喜んだ姿をイメージしながら」でブワァァって涙が…。ずるい…ずるすぎる…。喜んでいます、とても喜んでいます~~~(黙れ)

「僕の両手がそれを渡すとき ふと 謎が解けるといいな 受け取ってくれるかな」「君に似合う色を探して 優しい名前を付けたなら ほら一番綺麗な色 今君に贈るよ」

曲に込められた想いを想像するだけで嬉しくて頬は緩むし、音楽から伝わってくる「愛」がとてつもなく大きくて。語尾の優しさがそれをさらに助長していて なんて優しいんだろう、なんてあたたかいんだろう、と心がふわっとあたたまる。Mr.childrenから贈られる愛が溢れ出しちゃいそうで零れないように抱きしめたくなった。
この曲を一番に歌いたい、って思ってくださったことがめちゃくちゃうれしいよね。君がくれたGIFTって私たちはもらってばっかりなのに…。

「今君に贈るよ 気に入るかな?受け取ってよ」「君とだから探せたよ 僕の方こそありがとう」

ファンにとってこんなに素敵な言葉を選んで歌ってくださること以上に嬉しいことないよね~~~~~大好き~~~~~ありがとう~~~~~ってもうこの5曲でライブが終わってしまうのではないかと思わせるくらいの熱量。4人の気持ちがグっと伝わってくる。心が震える。

 

「次の曲も、みんなに向けて。」みたいな感じで始まった 君が好き え、私今日死ぬのかな?みんなに向けて、の曲が「君が好き」ってずるいな~~~~セトリの選び方が粋だよ~~~!(心の声ダダ漏れ

この曲に流れるふわっとした風が好きで、聴くたびにほんわかする。
この曲に出てくる描写に頷きながら共感している自分が登場して、歳を重ねたのだなぁと嬉しくなったり、Cメロの優しさにふわふわしたり。
不思議な色を持った曲だなぁと思った。「くたびれた自販機で二つ 缶コーヒーを買って」っていう歌詞がむちゃくちゃ好き。情景が浮かぶ、優しい君が好き。「月も濁る大阪の夜だ」って替え歌してくださったのうれしかった~!

 

「まだ序盤なんだけれど、僕たちはみんなの心にもっともっと入っていきたいから(近づいていきたいから?)センターステージでやらせてもらってもいいですか?」
「ちょっとバタバタするかもしれないけれど…ちょっと待っててね」

ちょっと待っててねの言い方優しい…何分でも待ちます…。

準備の間JENさんがマイクを持ってメンバーに駆け寄る。(これめっちゃかわいかった!)

「みなさんメンバーの声聞きたいでしょ~????」
田原さんとなかけーさんにマイクを向けるJENさん。向けられたふたりは困惑しつつも 「こんにちは~~」(か、かわいい!!!!!)
なかけー!とか呼んだことないのにめっちゃおっきい声で叫んでしまった…だってかわいかったんだもん…笑顔がチラっと見えるとやっぱり嬉しい。

JENさんのことをこしょばして「はい、ありがと。」みたいなことを言ってバトンタッチ。スキンシップ…かわいい。(語彙力の欠如)

ここでメンバー紹介があったのかな?ホールツアーを回っていたメンバーに「光のアトリエで虹の絵を描く」っていうバンド名をつけた。
Mr.children&○○ではない、この8人としての名前。「このメンバーで奏でるのが楽しかったんですよね。すごく好きでね。」っていう声が嬉々としていて良かった。
ヒカリノアトリエはその後にできたのだそう。完全に曲が先だと思っていた…。こうやってぽつりぽつりと語られる言葉から知ることも多いなぁ、と。

「喉が渇いた時のペットボトル。口さみしい時に口に入れるガムや飴のような。辛かったり苦しかったりしたときに聴くとちょっとだけ希望が持てるような、そんなポケットサイズの希望の歌を。」

ヒカリノアトリエ  アコーディオンのどこか懐かしい音色に心が躍る。口笛ちょうだい!って言われたけれど案の定吹けず吹いているふりで参加。壮大なわけではないからこそ心に寄り添ってくれるようなそういう優しさが染み渡ってきていいな、って。ミルクティーみたいだよね、ヒカリノアトリエって。8人がとっても楽しそうにいとおしそうに音楽を奏でる姿が印象的で素敵だなぁ~って思いました。

このあたりでスピッツのロビンソン(1サビ)の弾き語りがサプライズであったのかな?

「昨日スピッツ大阪城ホールミスチルの歌うたってくれたんだって。…だから…いや、歌うけど…歌うけどね。アンケートとか後で見たら
スピッツの曲が一番良かったって書く人がいるから嫌なんだよねぇ」と笑いながら歌ってくださいました。割れんばかりの拍手に照れ笑い。うろ覚えの歌詞もご愛嬌。

「…はいっ、もう忘れて!!!ここからはMr.childrenです!!!!!」

40代とは思えない可愛さ。どんな歌も桜井さんが歌えば、Mr.childrenになる。途中から「はいよー」って感じで入ってくる皆さんの適応能力も半端ない。プロってすごい。

「続いての曲は、僕らにとって4枚目のシングル。この曲も大切な曲です。」 との曲説が始まる。
初めてのドラマの主題歌に抜擢された、分岐点ともいえる曲だったとのこと。

「僕たちね、売れたかったんです。だから頼まれてもないのに勝手に"この曲はドラマ用"とかって作ってみたり、CMって15秒やそこらしか流れないから"15秒で心をグッとつかむようなキャッチーな曲"とかって作ってみたりしてね。なんで売れたかったかというと、ずっと音楽をやっていたかったからです。だから、嬉しかったなぁ」

桜井さんの言葉で私の知らなかった時代のMr.childrenが目の前にふっと現れて。「あのときはこんな風だったんだ」って、まるで居酒屋でお酒を酌み交わしながら思い出話をしているような、そんな雰囲気の中で一緒にその思い出を振り返られるのがとても嬉しかった。
今では知らない人はいないくらいのバンドになった彼らの、昔の少し微笑ましいエピソードにもほっこりしながら歩んできた日々を想像すると25年って凄いなと思うのでした。

CROSSROAD 

幼いながらに「おとなっぽい歌だなぁ」と思っていたのだけれど、今のミスチルが歌うCROSSROADの艶っぽさというか色っぽさがまた深みを増しているなぁと思いながら聴きました。イントロの心地よいメロディラインと、Aメロの裏で聴こえるギターのリフがちょっぴり切なくて好き。耳馴染みの良い軽やかな感じ。

innocent world Tomorrow never knows 

続いていく。…もう意味が分からない。このあたりで「え、もう終わる?」っていうフィナーレ感が凄すぎてついていけなくてひたすら圧倒されていたからあんまり覚えていません…不覚…イノセントワールドは桜井さんのい~つのひも~この~むねに~っていうゆっくりとした歌いだしから始まった気がする…このあたりで銀テープがパーンって飛んで「演出が、すごい。綺麗。」と語彙を失う。名曲が次々に飛び出してきて、嬉しかったなぁ。イノセントワールドのなんともいえない多幸感いいよねぇ~

「任せていい?」言い方~~~~!任せていい?ってなに~~~?任せられました~~~~~そして歌い終わった後「最高っ!」「すごいっ!」ってめっちゃくちゃほめてくださる…甘やかされている…とても甘やかされているけれど嬉しい…

 

「壮大な曲が続いてちょっとおなかいっぱいでしょう?」「このあたりでお口直しに。」

車の中でかくれてキスをしよう  …お口直しが贅沢!!!

思わず太字にするくらいびっくりした…。アコギで演ってたかな?え、お口直しって!そんな!って思いながら聴きました。なんて贅沢なんだ…

描かれている情景がなんて美しいんだろうってうっとりした。好きなだけじゃどうにもならないそういうもどかしさも無常の愛も感じるそんな曲で、月明かりで照らされたプールや街灯で少しだけ明るくなったあの景色が目に浮かんできて凄いなぁって思った。
言葉の一つひとつから感情が見えて読み取り方や切り取り方ではまた違った捉え方ができるのが凄いなぁ、ってじんわり染み込んでくる。

月灯りが似合う大人っぽい歌だなぁと思いながら呼吸を整えてじっくり聴き入りました。シンプルな照明が綺麗だったなぁ。

そして映像。コミカルな映像が流れ(口では説明しづらいのだけれどゆずっこのふたりが"ゆずみたいやな!"と口をそろえていた。シュールな通販番組みたいな。)思春期、恋、のフレーズが流れる映像の後にJENさんが通販番組で出てきたカツラをかぶって登場。似合う…!

そして「きゅんきゅんしてるか~~!?」の煽りからのJENさんボーカルの思春期の夏~君との恋が今も牧場に~

すっごくすっごくピースフルな雰囲気の中めちゃくちゃ盛り上がった。楽しい。煽りが楽しい。「歌えるもんなら歌ってみやがれ~」って言ってた。もう1回ちゃんと聴きたい。

そしてそのまま 抱きしめたい  流れがシュール。でも不思議とすっとその世界に入り込んで行った。抱きしめたいでスタンドマイク持って引き寄せるあの仕草が好き。名曲しかないなぁ~(しみじみ)

そしてAny 最近ずっと聴いていたので嬉しかった~♡Anyでぴょんぴょこ飛び跳ねてサビで軽やかになって華やかになる音に酔いしれ、ブラス隊の音が贅沢~~って楽しんでいたら桜井さんのアコギが鳴って。名もなき詩を…。え~~~~そんな始まり方ある~~~~?「この名もなき詩を~」って歌って一拍おいて鳴り響く拍手と共にイントロの音が入ってくるのめっちゃよかった。この曲もワンフレーズ歌った気がするなぁ~。お客さんの一体感が凄い!名もなき詩のギターソロのリフめっちゃ好き。田原さんニコニコだった。

高校生の時にミスチルのことを大好きな友達と「愛はきっと奪うでも与えるでもなくてただそこにあるものってすごいよね。」っていう話をしたことを思い出した。「愛」っていう大きなくくりだけれど、ただそこにあるものっていう表現によってそこらじゅうに愛おしいものってたくさんあるのかもしれない、って思った。足元をごらんよ~からが好き。転調も!

 

「旅のことを歌っています」という曲ふりから始まった1999年、夏、沖縄

シンプルな音の構成と桜井さんの声。歌詞ひとつひとつを噛みしめながら聴く。"そして世界一のお酒を見つけました それは必死で働いた後のお酒です"でグっとくるようになったのは大人になった証拠かも。間奏の部分で桜井さんの心情を吐露するような語りかけてくれるようなそんな声が聴こえる。

「7月6日大阪。今日は来てくれてどうもありがとう。25周年、気付いたら25年経っていました。デビューした時はこんな日が来るなんて思っていませんでした。」

「1999年、ノストラダムスの大予言で世界は滅亡すると言われていました。その時の僕は都合の良いように捉えていて好きなことだけやって音楽を作ってそれで世界が終わったらラッキーだな、なんて思っていました。でも2001年になっても、2002年になっても世界は滅亡しなかった。デビュー10周年のインタビューでどうですか?と聞かれても、そのときは若くてまだ素直じゃなかったから。どうせ今聞いている人たちもいつかは離れて行ってしまうんだろう、なんて思っていてただ1日1日を必死に生きているだけです。レコード会社が盛り上げているだけだなんて答えていました。」

「そこからあっという間に月日が流れて25周年。あの時すぐに離れて行ってしまうと思っていた僕らの音楽を聴いてくれる人、こうしてライブに足を運んでくれる人がこんなにもたくさんいるということを本当に幸せに思います。」

「それと同時にいつまで楽しく歌えるかなという気持ちになることもあります。同年代の友人が亡くなっていくこともある。だからこそ、今こうやって音楽を奏でられる時間が何より愛おしくて大切だと感じます。」

「10周年のあのころとはまた違った意味で、1日1日を。1つのフレーズを大切に大切に歌っていきたい。過ごしていきたいです。今日はどうもありがとう。」

と話してくださった後の「愛する人たちと 愛してくれた人たちと 世界一の酒を飲み交わしたのです」という歌詞が胸にずしんと沈み込んでくる。あぁ、ここまで歌詞のひとつひとつから愛が伝わってきて今までの気持ちが伝わってきて、幸せな気持ちになることがあるのだと。

Mr.childrenの音楽の旅にこうやって一緒に参加できていることをうれしく思い今までの日々に想いを馳せる。この街で歌いたい、おかえりと会いにこれるしあわせ。「そしてこの歌を君に聴かせたい」その一説がこのライブのすべてを象徴しているような気がしてなんてすさまじい曲なんだろうと心が揺さぶられた。「最後の曲が終わり 音が鳴り止んだ時 あぁ僕はそこで何を思ったのだろう」でスポットライトだけが当たるあの演出もめちゃくちゃ素敵だった…。「今だからこそ歌いたい」が詰まったセットリストなんだな、と唸った。やっぱりすごいな、すさまじいな。

 

すごい、良い終わり方だなぁ…なんてふと思っていたら

「まだ終わりませんよ~~~~~」まだあるの?!?!

 

「まだ歌っていい~~~?」「いいよ~!(軽い返事をする関西人)」
「あっ、ありがとう♡」ありがとうっ、ってこちらこそなんですが…!いちいち返しが可愛いよ~~~わ~ん!

「僕らはまだまだいろんな引き出し持っていますからねぇ!
次の曲は、ちょっといやらしい、卑猥なね…ことを歌っている曲で。なんでこんな歌詞を書いたのかこんな曲を書いたのか
全く分からないのだけれど。きっと…こんな風にね、…こんな風に暑い日に歌うために書いたのではないかと。」

みたいなことを桜井さんがおっしゃっていたのだけれど私は嬉しすぎて殆どそのMCを聴かずに「えーーーーーー歌うのーーーー嬉しいーーーーー」と叫ぶ。

隣で二人は「桜井さんが卑猥なってあそこまで言ってるのにヤッターって騒いでるからゆこちゃんめっちゃ変態の人みたいになってるからやめて」と思っていたらしい…ごめん。笑   

卑猥な、っていうワードだけで「この曲やん!!!!!」ってひとりでわたわたするくらいに好きな曲。いや、別に変態なわけではなく。
この曲のエビバディックラップユアーハンズっ♪が好きなのです。(必死か)


こんな風にひどく蒸し暑い日  画面の映像も極彩色で彩られてパリピ感満載。レーザーみたいな光もぐるぐる舞ってドームが光の海に。
サビ前の上がっていくメロディラインが好き。あとベース格好良すぎて「なかけーさん!!!!!」って叫ぶ。(迷惑なやつに変身)
楽しかったなぁ…。こんな風に~が楽しすぎて、このあたりの記憶がないけれどこのあとランニングハイ歌ってた。

そのあとは。誰かが憑依したかのようにさっきまでのニコニコした雰囲気は一変してダークな感じになる。あのガラっと変わるのもたまらないよね。最後のやりとりはライブバージョン。「それぞれが~♪」ってsunnyさんが歌って桜井さんとの掛け合いがあるバージョンでそれがもんのすごくかっこよかった…。
暗いドームを光が彩ってめちゃくちゃ綺麗だったのと、ダークサイドのMr,children格好いいな、おい、っていう記憶。

そしたらニシエヒガシエ。ええええええニシエヒガシエまで歌っちゃうの~~~~~~!!!!!!!イントロでテンションがMAXまでぶちあがる曲第一位!
イントロの歪んだ田原さんのギターのリフ格好よすぎて悶えたうえに「田原様…」ってうずくまる。田原様とか呼んだことないけど格好良すぎて田原様…って拝んだ。レーザーが世界一似合う曲なのでは…。がんがんロックンロールをぶちかましてくれるミスチル、格好いい。サビ前のキメも格好いい。田原さんのギターのリフが全部格好いいな、っていう記憶が強い。

 

そして新曲。himawari。相反する歌だ、って言ってはったきがする。激しいけれど穏やか。みたいな。反対側にあるようなそういう感情を歌っているような
そんな歌だって言っていたような…。大好きな「少年」みたいな雰囲気の歌でした。歌詞はあんまり覚えていないけれど、バラードっていうよりは
Aメロの部分で葛藤しているような…そういうメロディー。CDで聴くの楽しみだなぁ。


足音~Be Strong~

ライブで映える曲だな、と思った。力強くて前向き。でも「後ろを向くな」と言われている気はしないから頼もしくて心強い。
わたしは舗装された道から一度外れたからこそ、だからこそ歌詞に力強さを感じるとともにこれでよかったんだと自分を肯定できた。
何度支えてもらったかなぁ。何度大丈夫って言ってもらったかなぁ。新しい靴を履いた時の世界が開けていくようなあの景色も、うまくいかないと不安になったときのあの景色も、この曲にはあって。さまざまなシーンで寄り添ってくれる。失敗「なんか」したっていい。って言ってくれる。
失敗「なんか」と言ってもらえる共感ほど、ほっとするものはなくてまだまだやれるんじゃないかと思わせてくれる。

「疲れて歩けないんなら立ち止まってしがみついていれば地球は回っていってきっといい方向へ僕らを運んでくれる」
「どんな人だって心折れそうな日はある もうだめだって思えてきても大丈夫 もっと強くなっていける」

靴ひもを結びなおして、またここから進んでいく。遠回りしたって、ちゃんと前を見据えて進んでいきたいってそう思わせてくれる。
彼らの音楽に私はいつだって救われる、いつだっていってこいって背中を押してもらう。これからもずっとついていきたいなぁって思った。

いい終わり方だなぁ、と少しさみしくなりながらも拍手をしていたらくるくると光りだす赤色の照明。まだ歌ってくれるの…?

 Dance Dance Dance まさかのーーーーー!!!田原様~曲!(笑)もう田原さんしか見ていなかった…めちゃくちゃクールに熱いギターを弾いてはるのどちゃくそかっこいいから…。なかけーさんのベースもゴリッゴリで渋い…。展開が全く読めなくて面白いし心踊りまくりです。まさにDance Dance Dance…この曲めっちゃ格好いいなぁ。相変わらず…。「…まだいける~?もっとちょうだい!」死ぬ。しあわせすぎて死ぬやつ。レーザーでギラッギラの中で「さぁ踊ろう 世界が終わるまで」あ~~~~~かっこいい!!!!!!!!!

everybody goes ~秩序のない現代にドロップキック~ 

だんだん不安になってくる。4人とも倒れないかな、と心配になるくらいてんこもり。でもそんな心配失礼なくらいどんどん熱量は増していく。てんこ盛りのセットリストに踊り狂う。
後ろの男の人たちテンションあがりすぎて「フッフー♪」パート熱唱してたのめっちゃかわいかった笑
イントロだけでぶちあがるし、途中のワイパーめっちゃ楽しい。最高。がんがん挙がる拳にテンションが上がる。照明が綺麗だったなぁ。
このあたりでJENさん、なかけーさん、田原さんが3人で目合わせて楽器鳴らしてたのめっちゃよかったなぁ。


ホーン隊の素敵な音色。「くーやーんだーってー」って聴こえて震える。
fanfare…まだうたってくれるの!???しかも大曲…。しょっぱなのギターのリフと絡んでいく楽器隊のリズムにぶちあがったあとの
桜井さんののびやかな歌声に拳が知らぬ間にあがる…。格好いいの塊…。途中桜井さんが歌詞とんだか、声がとんだか、でフワっていうかニヤッてしたのチャーミングだった。
ホーン隊とキーボードのやりとりがめちゃくちゃ美しくて、この曲を彩る要素全部が素敵だ~~~って泣きそうになった。

そして、「まだいける~?おいで~」ってエソラ この多幸感いっぱいのイントロ。2秒で泣いちゃう。しあわせすぎて泣いちゃうよ~。
みんなを包み込んでみんなをしあわせにしちゃう曲。すごい、エソラってすごい。カラフルな紙ふぶきの中歌う桜井さん。その姿が目に焼き付いて離れない。
なんて幸せな光景なの…。幸せってこういうことをいうんだ…って思うくらいみんなのはじける笑顔が素敵でこの曲の持つパワーを感じた。

「やがて音楽は鳴りやむと分かっていてそれでも僕らは今日を踊り続けてる」しあわせな時間はいつか終わってしまうのはみんなわかっていて。それでもその場でみんなで笑顔で踊り続ける。ひとつの歌を囲んで、それぞれに思いを馳せて。そういう色とりどりのしあわせが溢れていてまさに「魔法のフレーズ」なんだよね。
今夜のこの時間がどれほど素敵で、今後忘れがたい宝物になるんだろう…アー忘れたくないなぁ。ってそんなことをこの曲を聴くほどに思う。
雨さえも輝かせちゃうんだもん。最高か~!

「心さえ乾いていなければ どんな景色も宝石に変わる」
紙ふぶきといろとりどりの照明が本当に宝石みたいだったんだ~綺麗だったなぁ~。何回も、「もっといけるでしょ?」「もっともっとー!」「おいでー!」
って言ってくれたの~嬉しかった。おいでって言い方優しい…

なんかの曲で「任せたっ!」って任せられたのも嬉しかったな。任せてください~ってなった。笑

「ありがとうございました!Mr.childrenでしたー!」でいったん暗転。全員抜け殻になって頭を項垂れて「夢だったのか…」と思うくらいのボリューム感。


一度じゃ咀嚼できない多幸感。パフォーマンスひとつひとつの濃度が濃すぎてキャパシティオーバー。
こんなにしあわせなことあるのか…と思っていたら、すぐに overtureが。

そして大好きな蘇生!2ツアー続けて聴けるなんて嬉しすぎる。ぴょんぴょん飛び跳ねて、大好きなフレーズをしっかりと抱きしめる。


「昔の曲を中心にいろんな曲をやらせてもらいましたが、最後には昔でも未来でもない、ずっとずっと変わらないこの曲を歌います」

終わりなき旅
まだまだMr.childrenとの音楽の旅は続いていくのだ、と予感させてくれるような締め方。周りの方がエモくなって大声で歌うもんだから正直全くここのことを覚えていなくて笑 ちょっぴり惜しいけれど、みんないろんな思いをもってライブに参加しているだろうからそれは仕方ない…。
内心「桜井さんの声がききたい~~~」と思ってしまった…。色とりどりの照明も、映像もない。ただ、4人とバンドメンバーが音を鳴らすメインステージを地灯りのような白熱灯だけが照らす。その格好良さたるや…。

 

ライブハウスみたいだった。ドームなのに、その距離を感じさせない熱量。

艶やかで艶やかで美しくて色っぽくて。壊れそうに優しくて切なくて。絞り出すみたいに、声が枯れてきえてしまうくらいに、情熱的に、全身絵を使って奮い立たせるみたいに、力強くもあって優しくて。あぁ、どれだけ引き出しがあるんだろう。開けても開けても、まだまだ引き出しが見つかるような、そんな感覚でした。いろいろな側面が見えるたびにまた好きになる。あぁ、こんな歌声もこんな音色もあるんだって倒れそうになる。
このひとたちはどこまでいってしまうんだろう。どこまで格好よくなっていくんだろう。目が離せなくて、一瞬たりとも取りこぼしたくなかった。最後の最後が「終わりなき旅」ってかっこよすぎでしょう…まだまだ終わらない音楽の旅。つぎはどこにつれていってくれるんだろう?


「今日はどうもありがとう!!!!最高の夜になりました。明日からも頑張ってね」「それと…最後にこれだけ言わせて!みんな…最高!!!」

こちらこそありがとうございますだよ~~~っと泣きながら手を振り終演。最後の最後までものすごいエモーショナルでものすごい熱量のステージを見せつけられて身動き取れなかった…。見たことある、って思わせないあの新しさ。Mr,childrenはいつだって新しい。最新が一番格好いいってやっぱりすごい。

 

ベストならではのそうそうたるセットリストにおののきながらも、この名曲たちを色あせずにどんどん格好良くアレンジしていったり
進化していったりする姿がすさまじくて、この人たちはまだまだ後輩たちに自分たちの場所を譲る気はないな、と思ったりしました。それでいてほしい。ずっとそういうMr,childrenを見ていたい。

 

25周年おめでとうございます。そして、そのお祝いの場所に一緒にいられたこと一緒に振り返ることができたこと、未来を一緒に見据えて幸せな時間をすごせたこと、ほんとうに夢のような時間で…しあわせしかありませんでした。
言葉にすることができなくて不甲斐なくて、感じたことをちゃんと書き残しておきたいのに、私の中で咀嚼できていない部分もあってただただ圧倒されていた3時間半でした。

やっぱりまだまだ格好いい姿を見せてくれるんだな、って白旗。完全降伏です。まだまだ追いかけさせてください。そしていつまでたってもMr.childrenは私の青春でわたしのロックスターで、最高に格好いい人生の先輩です。

 


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あまりにもライブが楽しかったから思いのたけを綴ったら10000字超えてしまって、こんなにブログを書いたことがないから驚いています。笑
レポでもなんでもないただの日記みたいになってしまったけれどこれも思い出。
読んでくださった方がいらっしゃいましたら、ありがとう。笑
これからも、素敵な音楽の旅を共に。