KOBUKURO 20th ANNIVERSARY TOUR 2019 "ATB"

去年のツアーが「WELCOME TO THE STREET」 ふたりのストリートライブに招待してもらう感覚に陥った、ギター1本ふたりの声のツアー。


今年のツアーが「20th ANNIVERSARY TOUR」 …好き!みんなでお祝いしてね、と言われんばかりのツアータイトル。このツアータイトルが発表された時から、ATBはどんなツアーになるのだろう?とわくわくしていたのだけれど、いつもふたりはわたしたちの期待をぐーんと飛び越えてくれる。

備忘録です。各公演のことも書けたらいいなぁ、無理かな。笑

 

 

 

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00.OP
暗転したあとすぐにはじまるサンドアート。ストリートに立つふたりが描かれる。髪型や立ち姿、私たちがふたりから聞いてきたおはなしそのままの状景がサンドアートで表現されるのにびっくりした。「あ、そうや。最初はお互いがお互いの歌っているのをみにいってたんよな」「くろださんは髪の毛ライオンみたいやったもん」そこから、カセットテープの桜がでてきて…。これはもう文字で書くのは無理だわ。ぜひ会場で見てください。笑 とにかくふたりがストリートで出会い、桜ができ、という小渕さんと黒田さんが「コブクロ」になっていく軌跡をサンドアートで表現されていて。カセットテープが出てきたときにはカセットテープがデッキに入るときの音がするの、粋。サンドアートが素晴らしくて、見入ってしまった。あれは、全国民が見るべきよ。サンドアートのラストは桜の木。桜がひらひらと散っている様子になるの。儚くて綺麗。

 

そして、ふたりが登場。もちろんそこで歌われるのは。

01.桜
桜ですよね…そりゃあそうですよ。よく見ると、ステージにいるのは小渕さんと黒田さんだけ。ギター1本。OTOツアーのときにストリートライブに来ているような楽しい錯覚にわくわくしたように、彼らがコブクロになっていく物語を覗かせてもらっているようなそんな感覚だったなぁ。今まで何回も、何十回も聴いてきた"桜" でも、こんなにも「会うたびにいつも 会えない時の寂しさ 分け合う二人 太陽と月のようで」という歌詞を、ふたりに当てはめて聴いてしまったのははじめてだったかもしれない。太陽と月のようなふたりが、引力のように引き寄せられて一緒にステージに立っているという事実の尊さが眩しくて、1曲目からずっと20周年凄い…ってなった。

02.DOOR
しんだ   …もうこの3文字で終わらせたい。聴きなれないギターのイントロ。歌いだした黒田さんの「この海を渡ったら ずっとそばにいよう」 
まさかすぎません?アコギでDOORをやるなんてまさか思わなかったなぁ。めっっっちゃくちゃすてきで2曲目からばちこーーーーーんって強めに頭を殴られ、圧倒的な彼らの美しくて力強いハーモニーに立ち尽くすしかなかった。最後の「そばにいよう」がめちゃくちゃ優しくて、すっごくはにかみ笑顔で笑ってるの好き。あと小渕さんのギターがばちばちに尖っていて最高だし、テンポ感もゆっくりになったり、上り詰めていくような切迫感があったり…その緩急がすごかった。いつも、今日はどんなギターを弾くのかなって楽しみだったし、黒田さんはどんな歌い方をするのかなって楽しみだった。ふたりの声とギター一本で生み出される命たちの尊さたるや。やっぱり原点であり頂点だなあって思う。

そうそう、黒田さんが横浜の1日目で"こぶちさん、ギター最高です。今回のツアーの中で1番いいかも"って爆褒めしたときの小渕さんのうれしそうな顔と、"そういうのは楽屋でいっぱい言って"で殺されました。いいものをいいと直球で言ってくれる黒田さんの言葉がすきだし、黒田さんに褒められるのが1番嬉しい小渕さんもすきだし、なによりふたりの「お互いへの絶対的信頼」を要所要所で感じて、20年を噛みしめるのでした…。2曲目でこの文字数。

03.(日替わり)
で、ここが日替わりなんですよね。これはOTOツアーを経てふたりが得た「その日の空気で歌う曲を決める」たのしさとストリート感をみんなに楽しんでほしいっていう遊び心による、「プレゼント」なんだろうなぁと嬉しくなる。

個人的に、愛媛初日 は私の母が大好きな「夜空」だったのでイントロの時点で母がとっても喜んでいたのが嬉しかったなぁ。それぞれが曲にまつわるたいせつな思い出を本に栞を挟むようにそっと心の中にしまっていて。それをふわっと思い出させてくれるような感覚。それぞれが、それぞれに持つ思い出や思い入れをふたりがちゃんとわかってくれていて、知ってくれていて、受け止めてくれていて…抱きしめてくれているのが伝わってくるからたまらなくしあわせだなぁと思うね。
ここはインディーズの曲の中から、順番に歌われているみたい。私は、夜空 2人 遠回りが聴けました~ 遠回りの「好きだよ」で照れるのやめたい。ここは、別の記事書こう。(かけたら)

04.Bell
そしてここでラムジーさんが登場。Bellの軽やかなイントロがとっても好きなので嬉しかった~~~~~~!あのイントロのメロディラインってちょっとせつなくなっちゃうけど、ひさしぶりに聴けた~~~って嬉しくなった。ユニゾンのところも好きだし、ハモリのハーモニーも好き。Aメロの音域が私のいっっっちばん黒田さんの声のすきな音域だから、あのやさしさにいつも溶けてる。Bメロの小渕さんの声の瑞々しさも切なさを倍増させるよねぇ…。歌詞はちょっぴり甘酸っぱくて切ないんだけど、この軽やかなリズムとメロディがそれを柔らかくしてくれる感じで、ラムジーさんのパーカッションがたまらなく素敵なの!

05.太陽
ここで福ちゃんと、寛雄さんが登場。コブクロが歩いてきた道のりを物語のように見せてくれるような…って書いたけど、本当にその通りなんだなと思って。ふたりが、ギター1本で始まって、パーカッションを加えてライブをするようになって、ギターやベースも入るようになって…っていう「ふたりの音楽の歴史」を曲を演奏することによって表現するという演出があまりに粋で。こんなふうにコブクロは歌を歌ってきたのだなぁとしみじみ思った。太陽の時のオレンジ色のLEDライトが手拍子するたびに揺れてとっても綺麗。

「知らない名前の街に 行ってしまうんだね」のときに腕で目元拭うしぐさして「えーん><」みたいなジェスチャーしている小渕さんかわいいので保護。ツアーが始まった当初は黒田さんの歌詞が飛ぶこともしばしば…「トノサマバッタの話も~に変えてくれ!」っていう黒田さんが可愛かったなぁ。太陽の、あの可愛らしいほのぼのした感じがツアーの雰囲気にぴったりだった。サンドアートは、このあたりでもずっと動いてるよ。(ちゃんと見てる)(でも二人も見たいから目が足りない)(だからあんまり覚えてない、すんません)
天王寺MIOが現れたり、堺東商店街が現れたり…あぁ、知ってる。ここここ!ってなるふたりのランドマークが出てくるの。お客さんの数がちょっとずつ増えていて、あぁこれはふたりの物語なんだとやっぱりしみじみ思う。

06.YELL
ここでストリングスとカースケさんとよっしーさんが登場して、全員揃ったフルメンバーでのYELL。音数がどんどん増えていく心地よさと音が華やかになっていくほどにふたりの声が際立っていてバンドの皆さんの演奏ってすごいなぁ…と。

YELLの「現実と夢が今 遠くかけ離れていても そう無駄じゃない その姿を遠い場所で誰かが見てるのさ」 この歌詞にいつも励まされているなぁ。何回も何百回も聴いてきたけど、中学生の頃からずっと変わらない。わたしの心の軸になっている歌詞。聴けば聴くほど好きになるし、やっぱり背中を押してもらえるたいせつな言葉。この20周年のツアーで聴けること、本当に幸せに思う。


07.赤い糸
小渕さんが「今改めて歌詞を読みなおすと、今だったらこういう言い回しはしないなぁとかこういう言葉は使わないなぁと少し恥ずかしくなる部分もあるんですが」って言ったのが意外だった。でも、この曲がコブクロのラブソングの原点であり核となっているしまさか20年も歌いつづけているなんて思わなかったって言っていたのが印象的だったなぁ。

「愛されることを望むばかりで 信じることを忘れないで」この歌詞は、自分自身にいつも言い聞かせていきたいなぁとこのツアーで聴いて思った。相手のことを"信じる"っていうフレーズがすごく小渕さんだなぁと思う。まっすぐに強く想う感じ。ストリングスがとても素敵だったなぁと思ったのと、ふたりの声が成熟した大人の男性の声だからこそ、よりこの曲の最後の「愛する人と 信じる道をさぁゆっくりと歩こう」がじんわり染み込んでくるんだ、と思うとこうやってふたりの声とともに曲もどんどん変わっていくんだなぁと思った。というより、ふたりの声が曲たちに魔法をかけるような。

08.09(日替わり)
このあたりも日替わりガチャですよね。私は未来 Twilight 流星 ここにしか咲かない花 あの太陽がこの世界を照らし続けるように を聴いたかな。これについてはまた別記事で書こうと思うのだけれど、どの曲も聴けば聴くほどに好きになっていくなぁ…と。20周年のベストアルバムを出したからこそできるこの「受け手側が戸惑うほどの豪華なラインナップ」派手な演出があるわけではないのだけれど、ただふたりの音楽がそこにある、という事実がたまらなく嬉しくてずっとそれを噛みしめて聴いた。その日、その日のふたりの声の重なりがそれぞれに素晴らしくて、優劣をつけたいわけでもなくつけるわけでもないのだけれど、いろんな要素が合わさって「音楽」が成り立っているんだなとありありと証明されたというか…バンドとの息の合い方、ふたりの声の重なり、息遣い、声色…そういうものたちがギュっと凝縮されて、合わさって、重なってこちらに飛んでくるんだなぁと。凄かった、どの日も。全身全霊、すべてを注いで歌われていく歌たち。たいせつに抱きしめたいなぁって思った。

 


「みんな~~~楽しんでる?」「楽しんでますか~~~?」

その場を一瞬でパッと照らしてくれるあたたかい光みたいな小渕さんの声が大好きだなぁ~!いつも「楽しんでる?」「僕らはめちゃくちゃ楽しいよ!」って伝えてくださるの大好きだし、嬉しい。「ゆっくりみんなに聴いてもらったんだけど、コブクロのライブの中に他にも大切な要素があるでしょ~~~?みんなで盛り上がって楽しむのもコブクロのライブの大事な歴史のひとつです。」「ここでね、ちょっと盛り上がっていこうかなぁと思って!」

…!!!まさかの~!盛り上がりコーナーが…挟まれるとは!すごい、新鮮~と思いながら立ち上がるお客さん達。「日頃のストレスは持ってきたか~?」「腹立つやつはおったか~?」「ここで全部ぶっぱなつぞ~~~~~~!」そうそう、これこれ。ふたりがこうやって言ってくれるから日々の辛いことや悲しいこともぐっと堪えて、拳を握って唇噛みしめてきたことも意味があったって思えるよね。ふたりが「頑張ったね」ってたくさんのたねをいろんな角度から投げてくれるから頑張れるんだよなぁ、好きだな~。

10.宝島
「ちょっと懐かしい歌です~盛り上がっていくぞ~~~~」のあとのギターのイントロで絶叫。うれし~~~~~~~~~~~~~!小渕さんがエレキで弾いているフレーズ大好き!途中の公演からサビでワイパーするようになったんだけど、黒田さんが忘れていることが多くてお客さんがワイパーやって「あれ?ここやる?やらん?今日はやらん?」みたいになってるのよく見かけて微笑ましいなと思う。城ホールの時に、花道に黒田さんが来られた時、めちゃくちゃ張り切ってワイパーしてるお客さんを見て「あ、そやった」みたいな顔してしれっとやり始めた黒田さん可愛かった…。宝島の「今いる場所が地図の真ん中 見渡す景色のどこにだって歩き出せる」っていう歌詞がずっと好き。ライブで聴くの初めてじゃないかなぁ、嬉しかったなぁ。中学生の時の私、よかったね…!

11.轍
轍って問答無用でテンションが上がるんだけど、それと同時にぼろぼろ泣けてくるようなあたたかさがあって、轍を聴きに来ているのではないか…?と思うことがたまにあるよね。他の曲よりもちょっぴり荒削りなことばたちも、自分自身を励ましてくれるし、「そんな時は僕のところへおいで歌を歌ってあげよ」って歌ってくれるすきなひとたちがいる心強さってすごいな!?って轍を聴くたびに思う……。大丈夫、どんなときも歌ってるからかえっておいで。って歌ってくれるし、いってこいって背中を押してくれるし。前向きになれるなぁ。ふたりの音楽が私の実家だわ…ってなりながら泣いた。大好き、轍。黒田さんが「ここで唄を歌ってるだけ」のときステージを指差すの大好きだし、この曲の時、絶対に上の方を見てずっと手を振りながら「見えてるよー」ってやってるの好きだ。轍のC&Rのときに、小渕さんが「え?歌ってる?だめだめ、もっと歌って!」「きこえへんわ~このへん全然だめ~」みたいなジェスチャーをやりながら煽ってるんだけど、表情がコロコロ変わってかわいいの…!全身でおっきく×つくったり、このあたりってぐるりを指差して、メモとってるしぐさしたり。とにかく、表現が豊かでたまらない…。どこかの公演で黒田さんを巻き込んで、ふたりしてわちゃわちゃしてたのかわいかったなぁ。 オレンジのあったかいLEDの灯りとふたりの歌がぴったりで好き。あと、黒田さんのアレンジに対応するファンのみんなのC&R大好きです。

 

 12.tOKi meki

きた~~~~~~~~~~~♡ トキメキが始まる前にふたりのOK~の声が録音されていて、それが流れるのだけれどとても良いのです…(言葉で説明するの難しい)トキメキは、小渕さんがやってる振付け?ジェスチャー?が全部好きでそれこそトキメキです…。「ルートチェンジをしながら」のときにハンドルを切る仕草をしていたり「考えすぎていつも」でこめかみ指差してたり。「追い抜けるつもりかい」で指差したりするの…かっっっこいいからもっとやって!?!?オラつき小渕さん大好きです。2番の前のフェイクめっっっっっっっちゃくちゃいいよね、ふわって歌っているやわらかくて気の抜けた感じなのに、オシャレでそのふわっとした感じが色気爆発していてしんどい。あの色気を表現する語彙がない。とにかくフェイクが色気爆発。あと、これはずっと言ってるんだけど「真っ赤」のちっちゃいつをはっきり歌うのが好き。

アリーナ公演から大きな風船が出てくるんだけど、広島初日でその風船が頭に直撃してちょっとの間笑いが止まらなかったのもいい思い出です。風船が割れたら、中からちいさい風船が出てくるんだけど、すっごくかわいいんだよねぇ。カラフルな照明に、カラフルな風船がぴったり。大阪城ホールでは、その風船に気づいていないお客さんに「ほら、風船でてきたで」ってジェスチャーしたり、風船を自分も飛ばしたかったみたいで、何回も挑戦するも全く飛ばなくて、必死になりすぎて歌うの放棄してたり。(「歌ってる場合ちゃう!」って言いながら風船と格闘してた、小学生かな?)すっごくお客さんのこと見てる…って思ったし、お客さんが喜んでいる姿を見て、ニコニコしてるのすごく好きだなぁって思いながらその横顔をぽけーっと眺めるなどしていた。なんていうか、「よかったー、喜んでくれたー」みたいなスタンスでわたしたちのことをみてくれるでしょ、ふたりとも。そのときの目がほんっっっとに優しくてそれだけで死にそうになる、胸が苦しくて。きゅんって、こういうことだな…みたいな。

あと、よっしーさんの間奏のダンスめっちゃかわいい。OKっていう帽子かぶらされてるんだけど、めっちゃ似合ってるし、みんなに「よっしー」って呼ばれた後高速でATBって手でやったり手振ったりして、めちゃくちゃかわいい。マスコットキャラクター感たまらん。

で、この曲の途中でお着替えタイムがあって、ATBのTシャツに着替えて登場するんだけど、武道館ではここで小渕さんに近づいて「お待たせ♡」っていう事件が起こりました。おまたせ、とは。(こぶちさんはすかさず「きもちわるっっ」って突っ込んでたけど、おまたせっていうくろださんめっちゃかわいかった)

色は毎回違うみたい。最初の方の公演ではATBじゃなくてAKBって書いてあるTシャツを着てみたり、ビューティフルハーモニーって書いてあるガムテープ貼って出てきたり。「黒田さんによる、小渕さんを驚かせよう、笑わせようの大喜利のコーナー」みたいになっていて愛おしかったなぁ。お客さんがこぶちさんより先に絶対気づくんだけど、小渕さん全然気づかないし、「お前なんなん~~~~!?ずっとこれやろうって思ってたん?」って呆れた風に言うけど、めちゃくちゃうれしそうな顔してるの、ただの愛で20年間のふたりの信頼関係を感じさせられるなどするシーンだった。ビューティフルハーモニーって書いてあるガムテープを小渕さんに貼ってあげる黒田さん、めちゃくちゃニヤニヤしてたんだけど、問答無用で小渕さんに取られてて「あ~~、せっかく貼ったのに~」「だ~れがガムテープに書いてくんねん!」ってやりとりがただのお母さんと小学生の息子だった。

 

13.MoonLightParty!!

「みんな〜〜盛り上がってる〜〜?でもここでもう一段階!ギアを上げて盛り上がっていきたいんですが、いけますか?」の煽りから「みんなに言ってほしいのは、かんたん!HEY!これだけ!」このあたりからMLPくるぞ〜〜〜とみんなでワクワクし始めるのだけれどHEY!の練習めちゃくちゃするの。愛おしい。笑

「アリーナ!」「HEY!」「いやぁ、うん!そう!そういうかんじなんですけど…もっといけるでしょ?」みたいなときもあれば、「アリーナ!」「HEY!」「どーでしたか、黒田さん!」「いや、最高です!褒めてあげたい!」みたいなときもあり、テンション上がる。褒めてあげたいって言われたらもっと頑張る。

この辺りで小渕さんがお着替えに行くんだけどマイクはついたまま。「このマイクは生きてるから!このままHEY!の練習するよ!」って話しながらのお着替え。すごいな、小渕さん。

横浜では「こぶちゃんってよんで〜?みんなが呼んでくれたら出る!」「こぶちゃ〜ん!」(食い気味に)「はいは〜〜〜い!」みたいなやり取りもあって死ぬほど可愛かったです。はいは〜〜〜いって食い気味に出てくるの可愛い。幼稚園児かなと思った。広島でも幼稚園児案件あったよね、バタバタ走り回って。本当に、天真爛漫で太陽みたいに明るいところ好き。

で、はじまるMLP!何回聴いてもテンションぶちあがる!たのしい!HEY!っていうだけでご陽気な気持ちになる、彼らの唯一のパーティーソング。月夜の宴。

 

「A!」/A!\

「T!」/T!\

「B!」/B!\

っていうコールアンドレスポンスがあって、そのときにATBを自分の身体で表している小渕さんがシュールで、T!を何度も繰り返して、TT兄弟をやってくださる日もあってなんというか、「愛おしい」んですよね。その全てが。

C&Rは文字では伝わりにくいんだけど、小渕さんがお話するみたいに言葉を紡いでいく。

「今日の盛り上がりすごいね〜〜!」

/今日の盛り上がりすごいね〜!\

「アリーナの方がすごいね〜!」

/アリーナの方がすごいね〜\みたいな。

長めの言葉でC&Rするんだけど、すごく信頼されているなと思ってしまう。なんていうか、なんでも出来るでしょ?って言われているような。「20周年を記念して〜〜〜」「つけたタイトルはATB!」

…………もう、愛おしい。あんまりにも嬉しそうな表情で言ってくれるから私たちも嬉しくなるし、黒田さんも一緒になって煽ってるの。ああ、そうだ。わたしたちは20周年のお祝いの場所に招待してもらえているのかも。って改めて思う瞬間だった。たくさん、声を出して、おめでとう!ありがとう!って伝えたいなあと思った。

 

「2019年も〜〜〜みんなにとって、いい年になりますように!令和もいい時代になりますように!HEYを拝借〜〜〜〜〜〜〜」っていう煽りをすることにハマっている様子でめちゃくちゃHEYを拝借されるのがとてもシュール。

ツアー序盤の時には、黒田さんが「HEYを拝借とは…?」みたいな顔して、小渕さんの方を向いてびっくりした顔をするのが定例だったんだけれど、回を増すごとにHEYを拝借の気持ちに寄り添っていたところが好きだった。小渕さんの言葉選びってセンスあるよねぇ。HEYを拝借ってなかなか思いつかないし。

集合写真もこのタイミングで撮影。センターステージではHEY!に合わせて撮影するので、四方八方走り回る2人がとても好きだったなぁ!黒田さんの大型犬感。

 

14.神風

もう終わりかな…と思いきやまだあるの!?!?と熱気でほかほかの会場がびっくりするアッパーなセットリスト。盛り上がりコーナーの詰め合わせみたいなスペシャル感。

神風のイントロが始まる前に、福ちゃんと小渕さんのギターバトルのようなものがあるのだけれど、それがたまらなく格好いい!キュイーンってエレキギターをかき鳴らす小渕さんはいつだって、ギターヒーローに憧れる少年のような目をしていてめちゃくちゃすき。武道館の時に、ステージ上にあるLEDの色を示す大きな「ATB」ペンライト型のモニュメント?に足をかけて最後のフレーズを弾いていたのもクールでとても格好良かったな〜!くろださんと一緒に並んでアンプの上に乗っているときもあったような…?オラついてるふたりが愛おしくて好き。

 

そして歌終わり、マイクが拾うのは小渕さんの息を整えているゼエゼエしている音で自然とお客さんがざわざわするんだけどそれにぷんぷんしながら「疲れてなんかないし!ちょっと大げさにやっただけやし!」って言うのがめちゃくちゃ大好きです。余談ですが。このブログ余談ばっかり書いているからすでに9000字。

 

15.16.日替わり

こちらも日替わりでした。時の足音、風、蕾を聴けた。日替わりについては別のエントリをあげたいな〜…!

 

17.風をみつめて

過去のツアーでも「わたしはこの曲を聴きに来たんだな」と思う、個人的なテーマソングがある。ATBツアーでのそれは「風をみつめて」だったのかもしれないなあと思うくらいに、風をみつめてをうたっている時の空気感や、声色や、その時の情景がずっと忘れられない。ふたりのうたは「つよくてやさしい」とか「あたたかくてやさしい」っていう言葉がぴったりだといつも思うけれど 風をみつめてはただただとなりに寄り添ってくれるやさしさが溢れているなあと改めて感じて。「明日がいい日になりますように」とまっすぐに歌ってくれる声があんまりにもあたたかくて、ああ、いつだってふたりはこうやってわたしたちのしあわせを願ってくれているのだった…!と気付いてまた二人のことをすきになったのでした。ビジョンに映るシロツメクサや、空の色。ビルに映る雑踏の色や、画面いっぱいに広がる緑。そこに表れる文字たちはぜんぶやさしくて、ずっと字幕で歌詞が出ているわけではないのだけれど、ふたりが最も届くといいなって思ってくれているのかな?と思う言葉たちが風のようにふわりと画面に現れるのがとても好きだった。白い文字でふんわりと揺れるのが、風みたいで。ずっと隣に寄り添ってくれるのだなあと思ったなあ!

 

小渕さんが「ずっとみんなに届けたい、みんなに伝えたいと思っていた想いをこんなにもストレートに歌詞にしたのは初めてかもしれない」って話していらっしゃった。「いろんな言葉に変えてきたけれど、ずっと伝えたかったことは"みんなの明日がいい日になりますように"っていうことだったんだと思います。」

ここのパートのおはなしがいつも違っていて、どれも好きで。ああいつだってわたしたちのこころを見透かして、心に寄り添うことばを届けてくださるんだなあと思った。変わりゆく時代の中で変わらないもの、なんだなあ、なんて。

 

18.20180908

そしてここでまさかの宮崎アニバーサリーライブでの1曲目を!もうあの日限りだと思っていたからとっても嬉しかった。「このツアーで言いたかったこと、コブクロ20周年を迎えることが出来ました!!!!みんなに感謝の気持ちを伝えても伝えきれないけど…本当にありがとう!!!!!!」「みんなのおかげで20周年を迎えられました」

 

紛れもなく双方向の愛。あたたかくてやさしい愛が会場全体を包み込む。こちらこそだよ。どんな困難が訪れても、力強く足音を鳴らしながら歌い続けてくれてありがとう。それがなによりのプレゼントだよ、ほんともう………。

20周年をお祝いしに来てくれたみんなに歌いたくて、このツアーでも歌いたいなあと思ったって話してくださった。宮崎の青い青い空と、あのうだるような暑さと、ふたりの眩しい笑顔が脳裏にふっとよぎって、ああ 歌を聴くだけでそのときの記憶が蘇るんだ…!忘れたくないな!って思うし栞を挟んだページを開いたときのように、懐かしさで顔がニコニコになってしまうような思い出が沢山あることが嬉しかった。宮崎に来れなかった人もいることを知っていて、でもだからこそ、あの日限りじゃなくてお祝いしてくれるみんなに届けたい!って歌ってくれるところもふたりのすきなところで、また新しい景色の中でうたうふたりの姿が眩しかったな〜〜〜!

 

ビジョンには宮崎でのライブ映像に、小渕さんの手書きの歌詞が流れていて。最後の「ひとつになろう "宮崎"の空に包まれて」の宮崎の部分を各会場の地域名で歌ってくれた。愛媛、だとか、広島、だとか。ぐるりと会場のお客さん365度の笑顔がビジョンに映った瞬間一方通行じゃない紛れもない双方向の愛…(何回でも言う)これは両思い…って顔をぐしゃぐしゃにして泣いてしまった。好きだなあ、が溢れる。ありがとうとおめでとうが溢れるこのステージと会場がほんとうにひとつになったみたいで。うれしかったなあ。あと、歌詞がやっぱりすてきだ。(小渕さんがブログに載せてくださっているのでぜひ読んでね)

 

19.晴々

「はればれぇ!!!!!」小渕さんのこの「晴々」の言い方がとっても好きで、この曲振り込みのイントロなのでは?と錯覚してしまういつも。明るくてポップなメロディなのにいつも泣き笑いしてしまう。まるで「くしゃくしゃ笑顔がなぜか泣いているように見えてきて」って感じの。拳を突き上げて、まるで空を突き抜けていくような天井も突き破ってしまうような伸びやかな声は、去年ONE TIMES ONE を「高らかに歌います」と言っていたあの時の声のようで、ふたりの声が合わされば無敵だななんてそんなことを思ってしまった。あのハーモニーに適うものなんてなにひとつないよ。

みんなで歌う晴々、きらきら眩しい銀テープの煌めき。あの光景がとびきり美しくて、何回も頭の中で反芻してる。

歌い終わったあと、小渕さんが「その拳を忘れな〜〜い!」って節つけて言ってくれるのめちゃくちゃ好きだったなあ。嬉しかったからずっと拳を突き上げていた。

コブクロでした、どうもありがとう!」で退場。放心状態の我々、ストリートのテーマ、みんながコブクロのふたりを呼ぶ声。

そしてアンコール!まさかのスーツ!会場の大歓声にドヤ顔のふたり。

 

「大阪で生まれて20年!本当にありがとうございます!」「これからも頑張ります!よろしくお願いします!」 CMとおんなじやり取りがあって、拍手が鳴り止まない。

 

「20周年なんでね、ちょっとピシッとしてきましたよ」「このスーツはね黒田くんたってのご希望で…(黒田さん照れてる) 黒田くんの案です!」どうしても着たいって言ってたって言われて照れてるの可愛かったけど黒田さんはスタイルが良すぎて足が長すぎた。

小渕さんは前半ノーネクタイ、シャツの2つくらいボタン開け。黒田さんが「法事帰り」と揶揄していたのがなんとも言い当て妙で、初めて一緒に今回の公演に入った何も知らない妹も「こぶちさんネクタイしたらいいのにな〜呑み終わった後の親戚のおじさんみたい」と形容していて笑ってしまった。その公演の後、ループタイ?リボンタイ?をつけ始めていていとおしかった。どちらにせよスーツでのアンコールなんて新鮮。「シュッとしてきました〜」と笑うふたりの顔があまりにも晴れやかで素敵。

 

20.ココロの羽

「ずっとストリートの最後に歌っていたこの曲。とっても大切な曲だったのですが、デビューしてからはずいぶん長い間歌っていませんでした。心のどこかで、あの曲はインディーズの時の歌だし、なんてね…格好つけている時期があって。でも、活動休止したあとの復活ライブをした万博公園でのあのライブで久しぶりに歌いましたね。僕達の大切な時にいつだってそばにある、歌いたくなる、そんな大切な曲です。」

ココロの羽のビジョンに出る文字は小渕さんがデザインしたであろう羽のフォント、春の優しい風のようなあたたかさで包まれる会場。ふんわりした風が本当になびいているようで、ぼんやりと照らされるあたたかみのある照明が更にその空気を和らげるの。

「どんなに遠く離れても変わらないもの どうか君の中に それがいつの日にか ココロの羽に変わって 飛び交えるように」

この歌詞がじんわり心に染み渡った。いつだって彼らは私たちのことをどんな場所からでも応援してくれて幸せを願ってくれているんだなあ。みんなで歌ったコールアンドレスポンスもどんなに素敵だったか。あの瞬間を思い出すだけで心が震える。

 

21.ANSWER

そして、ビジョンにはサンドアート。「ANSWER」の文字が現れた瞬間の会場のどよめき、歓声、拍手。みんな納得のラスト曲。

 

ふたりが歌を歌い始めた頃、アスファルトがステージだった。雑踏の中、雨の日も風の日も、暑い日も寒い日も歌い続けて、歌い続けて。うまくいかなくても、苦しくても、それでも歌い続けて。ひとつずつ抱きしめてきた彼らの軌跡がぎゅっと凝縮されたこの歌はふたりの20年を証明するみたいな歌なんだなあと改めて思った。歌詞のひとつひとつを噛み締めるように歌う姿、アコースティックギターと黒田さんの声だけのシーン。まるで、ストリートのようだった。あの頃となんにも変わらないね。目を合わせて、ただ「あなたに」届け、と歌ってくれる姿が。

彼らはいつだって、「変化」を恐れない。変わりゆくこと、新しいことに挑戦することを決してやめないし、いつだって、その姿があんまりにも楽しそうだから素敵だなと思う。だけれど、その根底にあるのは「変わり続けるために 変わらずにいるよ」という気持ちなのだということが、このツアーから、楽曲から、彼らの歌からありありと伝わってきたから、彼らからのANSWERは何年経ってもこの言葉たちなのだなあと思った。やっぱり好きだ、この勲章のような歌が。

 

最後ふたりで声を合わせるためにアイコンタクトをしてから歌うシーンがあるのだけれど、京セラドームのファイナル公演で、おもむろに黒田さんがすたすたと小渕さんのところに歩いて近づいて1本マイクを差し出してふたりで歌った。ユニゾンでもハモリでもなく、黒田さんが1人で歌うパートなのに、ふたりで歌おうと言わんばかりにマイクを差し出して歌った瞬間、会場の空気が揺れた。

「いつの日も僕を突き動かすもの 足元を見れば ただひとつのANSWER」

ふたりがずっとずっとこのツアーを回りながらまた自問自答し続けていた答えは、やっぱり、20年経っても変わらないんだ。歌を歌おうとステージに立ち続けてくれてありがとう。歌を紡ぎ、言葉を紡ぎ、たくさんの愛をいつも届けてくれてありがとう。そう言いたいのは私たちの方なのに。ビジョンに映るサンドアートで描かれた彼らの足元に書かれた文字は5文字。「ありがとう」だった。"足元を見ればただひとつのANSWER"にかけて、なのだろう。もうひとつのANSWERがありがとうだなんて…。なんて粋なの…。

黒田さんの1本マイクにびっくりして思わず泣いてしまった小渕さんにもらい泣きしてしまった。ずっと忘れられないシーンだと思う。

 

晴々がエンドロールのように流れる中、バンドメンバーとふたりが「ありがとう!」「またライブに来てね!」とお客さんに挨拶をして回っていた。みんなが晴々を口ずさむ、まばゆい光の中でその声がどこからも聴こえてくるのがとても素敵で。この1年間で、晴々もどんどん育っていったのだなあと思った。

 

ATBツアー、大好きなツアーがまたひとつ増えました。そしてコブクロのおふたりのことが、もっと大好きになって、これからもきっとその気持ちは変わらないなあと改めて思いました。もうツアーが終わってから数ヶ月たってしまったけれど…どうしても書き起こさねば!と書きました。もう記憶が朧気なので、間違えているところがあるかもしれませんがそれはご愛嬌ということで…………(笑)おしまい。

気が向いたら、また各公演のことも書きます。(書くかな?)